【ライブレポート】大阪流行歌ライブに北沢麻衣、瀬口侑希、チョン・テフ、みちごえゆう、和泉静令の個性豊かな5人が集結!

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3月15日(水)大阪心斎橋BIG CATにて大阪流行歌ライブが開催され、北沢麻衣、瀬口侑希、チョン・テフ、みちごえゆう、和泉静令(よしのり)がステージを彩った。
トップバッターを飾ったのは和泉静令、大阪和泉市出身の和泉は「笑顔」、デビュー35周年記念曲「潮騒のメロディー」などを披露。スパンコールのスーツに身を包み、彼の優しい歌声が会場に響き渡った。

続いて登場したのは、大阪門真市出身の みちごえゆう。2022年に「花は、花」でメジャーデビューを果たした。インディーズで活動していた頃の曲「小さな力」や「花は、花」のカップリング曲「ただいま大阪」を透明感ある声で歌い上げた。この日着ていたドレスは、「花は、花」のジャケット衣裳でもあり、彼女の所属するテイチクレコードからプレゼントされたもので、なんと菅原都々子が着ていた衣裳とのこと。「ドレスは直していませんが、私の身長が低いので、厚底を履いています。」と、笑いをとる場面も。菅原都々子の「月がとっても青いから」、天童よしみの「あんたの花道」の名曲を披露し、会場は大いに盛り上がりを見せた。

真っ赤なスーツで登場したのは韓国出身のチョン・テフ。「冷たい雨」、カバーアルバムから「酒場にて」、テフの意欲作ともなった「銀のロザリオ」、新曲「止まない雨」を披露。「銀のロザリオ」では、テフが観客に手拍子を呼びかけ会場が一体となる。今年でデビュー10周年を迎えるテフは、『これからも日本の名曲を歌っていきたいです。』と意気込んだ。

次に登場したのはデビュー23年目となる瀬口侑希。コロナ禍で大変だった中でも果敢にCDを出し続けてきた。大阪流行歌ライブ300回記念に出演して以来となる瀬口は、今回は美しい着物姿を披露した。「誘惑のスキャンダル」「運命の悪戯」などのリズム演歌を着物姿で踊る場面は新鮮。作曲に筑紫竜平こと大川栄策氏を迎えた「片恋しぐれ」や、発売されたばかりの新曲「冬航路」などを披露。伸びやかで艶やかな声が会場を包み込んだ。

そしてラストを飾ったのはデビュー38年目を迎えた北沢麻衣。レギュラー番組の関係で、現在は関西と関東を行ったり来たり。「名古屋を境に、標準語と関西弁を使い分けている」と話し会場を沸かす。コロナ禍に発売し、思うようにキャンペーンが出来なかったという「あの人の好きなうた」、「道頓堀リバーサイドブルース」「真っ赤なワイン」、そして現在YouTube再生回数21万回を誇る最新曲「くちべにグラス」など、全て杉本眞人氏プロデュースの楽曲が繰り広げられた。

3月の流行歌ライブも会場は満席。個性豊かな歌手たちがそれぞれの美声を響かせ、会場を盛り立てた。次回の大阪流行歌ライブは4月19日(水)に開催。山崎ていじ、葵かを里、寺本圭佑、工藤あやの、山下ユキらが出演する予定だ。

取材・文・撮影/ごとうまき