来週、7月8日(月)にスタートするカンテレ・フジテレビ系・新月10ドラマ『マウンテンドクター』の制作発表が行われ、杉野遥亮、岡崎紗絵、宮澤エマ、向井康⼆、近藤公園、トラウデン直美、檀れい、⼤森南朋が登壇。ドラマの特徴や見どころ、撮影現場の裏話など、さまざまな作品の魅力が明らかになった会見の模様をお届けする。
本作は、山での病気やケガに対応する山岳医療の現場に放り込まれた青年医師が、さまざまな思いを抱えた患者や医療従事者たちと触れ合い成長していく姿を、壮大なスケールで描く、新たな“山岳医療ドラマ”。主演の杉野遥亮は信濃総合病院に赴任し、山岳医療チーム“MMT(マウンテン・メディカル・チーム)”に加わることになる青年医師・宮本歩(みやもと・あゆむ)を演じる。
最初のあいさつでは、杉野が「医者としても人としても成長していく役として、皆さんの心に届く作品をお届けできたらいいなと思っています」と意気込み。山岳医療への向き合い方で歩と対立する江森岳人(えもり・がくと)役の大森南朋は自身の役柄について「厳しい人で強い面も持っている。自分の正義に正直なので歩との対立構造がこれからどうなっていくのか」と期待を寄せる。信濃総合病院の麻酔科医兼MMTメンバーで、歩と真吾の幼なじみでもある村松典子(むらまつ・のりこ)役・岡崎紗絵は、自身の役を「明るくて快活で、すごく自分の信念に真っすぐな女性」と説明。宮澤エマが演じる鮎川玲(あゆかわ・れい)は、山岳看護師の認定を持ち、祖父が山小屋を経験している役どころということで「山にはとても縁が深いけれど、複雑な感情も抱いている」と役柄の心理について触れる。歩の幼なじみで、焼き鳥屋「しんちゃん」を営む小松真吾(こまつ・しんご)役・向井康二は「僕だから言える言葉があると思うので、そういうところも注目してほしい」という言葉に続けて、「焼き鳥の焼き加減も注目してほしい」と会場を笑わせる。そして、仕事の都合で等身大パネルでの参加となった信濃総合病院の救命救急医でMMTのリーダー・小宮山太(こみやま・ふとし)を演じる八嶋智人(やしま・のりと)からはVTRメッセージが到着。「みんなで芝居のことを話し合いながら山のように、マウンテンのように高めつつ。恐らくスベってるんでしょうが」と八嶋節。さらに、信濃総合病院の院長・松澤周子(まつざわ・しゅうこ)を演じる檀れいについて、「けたたましく笑う瞬間がある。羽が生えたみたい」とオーバーにモノマネ。これに檀から「八嶋さんが本番直前までしゃべっていて、ずっと笑うのを我慢していたら、本番のときに大きく笑ってしまって」と弁解が入ると、ほかの出演者たちも「八嶋さんのせいですね」とフォローしていた。
ドラマは険しい北アルプスが連なる長野県が舞台ということで、杉野は長野での登山も経験。「ぜひ放送を楽しみにしてほしいです。くもりだったんですが10分くらいだけ晴れたときにはみんな『うわー!』って撮影しました。(下山したら)休日なのにスタッフさんたちが帰りを待っていてくださったり。すごくいいチームだなと思いました。早く長野に帰りたい」と感動しきり。そんな杉野に対して、大森は「集中力の高め方が全然違う、勉強になります」と感心していた。初の父親役となる向井は「お父さんと電話をする機会が増えましたね」と告白。「父親と話していると自然と(父親役が)身に付くかなと。背中で語る父親になれたら」と自分なりの役作りについて語った。登山や山小屋診療所の勤務に否定的な循環器内科医でMMTメンバーの掛川康二(かけがわ・こうじ)役の近藤公園は、神経質な自身の役どころに「僕もそういうところはある」と言うと、ほかの出演者たちがビックリ。女性陣が「いつも八嶋さんのおしゃべりに付き合ってる」と近藤の気遣いに触れると、「小劇団出身の近い後輩なので」と恐縮していた。また、信濃総合病院のオペ看護師でMMTメンバーの平早紀(たいら・さき)役を演じるトラウデン直美は、今回が連ドラ初レギュラー出演ということで「皆さんが芝居に向きあってお話されている姿をよく見る」と明かし、「初の連ドラとしてこの上ない現場だなと皆さんに感謝しています」と語った。
「譲れないものやこだわりは?」という質問では、岡崎が「白米は白米」「焼肉のワンバンライスはダメ」と断言。すると向井が「焼肉は塩派」、杉野が「焼肉はタレでごはんにつける」と明かし、“幼なじみ3人組”が気が合わないことが発覚してしまう。続く、「これがあればがんばれるというものは?」という質問では、杉野が、Official髭男dismが歌う主題歌「Sharon」について「長野に1週間行くときに連続再生して、やる気を奮い立たせてくれました。作品と主題歌が合っているので、作品と向き合うのに助かっているというか、必需品のように聞いています」と絶賛。宮澤は「お酒ですね」と、「撮影後に長野駅にあるお店で一杯やるのが楽しみでがんばってます」と告白。犬や猫の保護活動をしている檀は「猫ちゃんたちが『ニャー』と元気でお出迎えしてくれるのが、明日もがんばろうっていうエネルギーです」と語った。
最後に杉野が「自分の意見が言いやすかったり、受け止めてくれたり、そんな仲間たちと撮影しながら、日を追うごとに密度が濃くなって、風通しのいい現場になっています」と感謝。「いろんな撮影をしていて、山の撮影やヘリコプターの撮影などもお届けできるエンタメになっています」と山が舞台ならではの見どころに触れつつ、「人の心にストレートに届くものになっていますので、ぜひよろしくお願いします」と締めくくった。
<1話ストーリー>
北アルプスの麓にある長野県松本市で生まれ育った宮本歩(杉野遥亮)は、ある大切な約束を胸に医師になった整形外科医。11年ぶりに地元に戻り、松澤周子(檀れい)が院長を務め、同級生で麻酔科医の村松典子(岡崎紗絵)がいる信濃総合病院に勤務することになるが、着任早々、整形外科と山岳診療科を兼務するよう命じられる。山岳看護師の鮎川玲(宮澤エマ)によると、山岳診療科は、山で起きた病気やケガの対応と、週1回の山岳外来での診察、さらに、土日には山小屋で泊まり込みの勤務も行うという。事前に何も聞かされていなかった歩は突然の話に戸惑うが、周子には何やら狙いがある様子。
しばらくして、外来で診察中の歩の元に、近くの山で遭難事故が発生したとの知らせが入る。周子の指示で、歩は早速、救助用のヘリに乗って現場へ。しかし、眼下に北アルプスの山々が見えてくると、ある記憶がフラッシュバックし、徐々に呼吸が荒くなっていく――。
現場では、登山用の装備とは思えない軽装の若者6人組が倒れていた。そのうち、ケガを負った2人の応急処置を終えた歩は、彼らから病院へ搬送するよう救急隊に指示。ところが次の瞬間、転んで胸を打ったという別の1人が、胸が痛いと苦しみ出す。患者の意識レベルが低下していくなか、原因がわからず歩の焦りがピークに達し…。
病院に戻った歩は院長室を訪ね、なぜ自分が山岳診療科に配属されたのか周子を問いただす。するとそこへ、周子から呼ばれた白衣姿の男が入ってくる。男の名は江森岳人(大森南朋)。同じ病院の循環器内科医で、歩と同じく山岳診療科兼務。そのうえ、国際基準の検定に合格した医師だけがなれる国際山岳医だった――。
<作品概要>
【タイトル】『マウンテンドクター』
【放送枠】2024 年7月8日(月)スタート(初回15分拡大)毎週月曜よる10時(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)
【出演】杉野遥亮 岡崎紗絵 宮澤エマ 向井康⼆ 近藤公園 トラウデン直美 ⼯藤美桜 吉⽥健悟
・ ⼋嶋智⼈ 遠⼭俊也 平⼭祐介 ・ ⽯野真⼦ ⽯丸謙⼆郎 檀れい ⼤森南朋
【脚本】高橋悠也
【演出】国本雅広、高橋貴司、保坂昭一
【音楽】林ゆうき
【主題歌】Official髭男dism 「Sharon」 (IRORI Records/PONY CANYON INC.)
【プロデューサー】近藤匡(カンテレ)、大城哲也(ジニアス)
【制作協力】ジニアス
【制作著作】カンテレ
■公式サイト : https://www.ktv.jp/mountaindoctor/
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