2024年4月18日(木)大阪・オリックス劇場でブロードウェイミュージカル『CHICAGO』来日公演2024が幕を開けた。
今回は、ブロードウェイトップスターのマシュー・モリソンが敏腕弁護士ビリー・フリン役を演じ、「オール・ザット・ジャズ」をはじめとする名曲とともに、圧巻の歌声と華麗なダンスで会場を魅了する。1920年代のジャズ全盛時代のイリノイ州シカゴを舞台に、2人の女と、1人の男の名声を賭けた争いが繰り広げられる。
ゲネプロ終了後、マシュー・モリソンの囲み取材が行われた。日本が大好きだというマシュー。大阪公演開幕を前に「日本にはコンサートで度々訪れていますが、このようにショーの中で役を演じるのは日本では初めて。とても特別な体験をしていますし、そんな作品に出られることに喜びを感じています。」と、ニッコリ。
CHICAGOは“レガシーだ”というマシュー。「この作品に出るということは、伝説の一部になれるということ。錚々たるメンバーが出演している特別な作品で、とてもアメイジングな体験をしています。カンパニーの皆さんはCHICAGOに何度も出演していて、両手を広げて僕を迎えてくれました。カンパニーの一員としていられることを誇りに思っています。」と、喜びの声をあげた。
大阪公演期間中にやりたいことについて聞かれると、「大阪の美味しいものを食べ尽くしたい!日本が大好きなので、大阪だけでなくいろんな場所を歩いてみたい!ですが、作品第一なので、あまりブラブラはできませんね(笑)。」とストイックな姿勢をみせる。
「日本で公演するというご縁を大切にしたかったので、今回お話をいただいたときは飛びつく思いで受けました。日本は僕にとっても特別な場所で近い存在。ここでこの役を演じられるのはとても幸せです!」とファンへの想いも語った。
NY・ブロードウェイのリバイバル版初演から27年を迎え、世界38か国・500都市以上・13言語で上演されているメガヒット・ミュージカル『シカゴ』。実話に基づいた二人の悪女によるスキャンダラスなシンデレラ・ストーリーは、奇しくも人々の共感を生み、「オール・ザット・ジャズ」など、名曲揃いのミュージカル・ナンバーと、鬼才ボブ・フォッシーの振付を体現するセクシーな衣装に身を包んだ超一流のダンサーたちの圧巻のダンスに、ジャジーで痺れる生伴奏に酔いしれてほしい。
ブロードウェイミュージカル『CHICAGO』は4月21日(日)まで上演中。
取材・文・撮影:ごとうまき