ムード歌謡グループ純烈が、4月24日(日)箕面温泉スパーガーデンにて、2020年2月22日以来、約2年2ヶ月ぶりのライブを開催。関西でのスーパー銭湯ライブはコロナパンデミック後初となり、この日を待ちわびた210名以上のファンで会場は(しっかり距離を保った配席で)埋め尽くされた。本ライブのチケットは、発売から1分持たずに完売となる超人気ぶり。夫と娘のスマホ3台を駆使して運良くチケットを取ることができたという親子と、その友人の3人組のファンは、『寿命縮まる思いで毎回チケットを取っているけれど、純烈に会うと寿命が延びる。チケット取れた時は天にも昇るような気持ちで、ほんまに嬉しかった』と嬉々として語ってくれた。また別のファンは『今日のライブを心待ちにしていた。言葉にならないほど幸せ』と歓喜の声を。
開幕するやいなや、会場は色とりどりのペンライトを両手に持ったファンの熱気で包まれ、それぞれが純烈ワールドに酔いしれる。2月9日に発売された新曲「君を奪い去りたい」から始まり、紅白初出場曲の「プロポーズ」昨年の日本作詩大賞受賞曲「君がそばにいるから」「しのび哀」などの10曲を披露した。
左から小田井涼平、白川裕二郎、後上翔太、酒井一圭
MCではメンバーが開口一番に「ファンのみんなに会いたかった!」と喜びの声を。歌やメンバー達のこと、はたまたプライベートの話などが小気味良い語り口で繰り広げられ、観客のマスクの内側は満面の笑みで溢れかえった。
また、小田井涼平が年内でグループ脱退するにあたり、リーダー・酒井一圭は『小田井さんを紅白で送り出したい』と、今年のNHK紅白歌合戦への出場を切望。さらに小田井卒業後はグループに新たなメンバーを追加すると表明。
『新メンバーに人気が集中しても3人が嫉妬するよね。あと、あまり人数を入れ過ぎても僕たちの取り分が少なくなる』と、ユーモア溢れるトークで会場を沸かせた。終演後の囲み取材では、メンバー募集について言及。『ファンの方たちの声も参考にすると、年齢は30代〜50代、身長は高い方がいい。175センチから2メートルくらいかな。来年の新曲との兼ね合いもあるので、今年の夏までには結論を出したい。いかに出会えるか、だと考えています』酒井フィルターを通してプロデュースすることが大前提のため、オーディションなどは行わないとのこと。
囲み取材では、メンバー4人に、終演後の心境や、箕面温泉スパーガーデンに対する思いなどを語ってもらった。
ーー終演後の心境について
東京理科大出身で数字に強い後上さんはMCでも、取材でも“数字”を入れてのトークが印象的。
『子どもの頃に親と一緒にお風呂に入りに来ていた場所』と話す小田井さんも、箕面温泉スパーガーデンは思い出の残る特別な場所であり、自分が卒業した後もいつまでも残り続けてほしいと語る。
秒殺で完売した本ライブのチケット、『どうしても純烈に会いたくって』と、今回残念ながらチケットが購入出来なかったファンも、ライブ終了後の特典会に参加するため、朝早くから同所に駆けつけたという。
ーー小田井さん卒業発表後のステージの心境、お客さまの反応は?
ーー小田井さん卒業後の活動について
一味同心し、前進する姿に4人の強い絆を再確認。少しずつ戻りつつある日常、もちろんまだまだ予断を許さないが、こうして少しずつライブなどが再開されることに希望が感じられる。
取材・文/ごとうまき