お笑い芸人でありながら絵本作家でもあり、国内最大のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所を運営するスケールのでっかい男 西野亮廣さん。
先週、西野氏がホリエモンこと堀江貴文氏の設立した宇宙ベンチャー企業「インターステラテクノロジズ」に1,000万円を支援したといったニュースがいくつか目に留まった。すでにご存知の方もいるかもしれませんが、まだご存じない方に、”暗いニュース”ばかりではなく”少しでも明るいニュース”をシェアするつもりで今回この話題について、まとめてみました。
西野氏のオンラインサロンと堀江氏のロケット事業について
西野氏の運営するオンラインサロンとは
西野氏が運営するオンラインサロン、ニシノアキヒロエンタメ研究所は月額1,000円で「西野亮廣の頭の中を共有」できたり、西野氏が手掛けるプロジェクトの作戦会議に参加したり、プロジェクトのミーティングや勉強会などといった様々なイベントに参加できるのが魅力だ。オンラインサロンからは西野さんの手掛けるプロジェクト絵本、映画、イベント、個展、スナック、しるし書店、おとぎ出版、レターポットなど、全てオンラインサロンから始まっている。会員数は2020年4月の時点でなんと4万人!国内最大のオンラインサロンなんです。このオンラインサロンはもちろん秘密のグループで内部の情報を漏らすことは禁止されています。ですが定期的に西野氏の公式ブログでオンラインサロンでの投稿記事も公開されているようで、今回はその記事を参考に書いています。
ホリエモンロケット打ち上げが中止に
ホリエモンこと、堀江貴文氏の経営する「インターステラテクノロジー」のMOMO5号機(ホリエモンロケット)が5/2~5/6の間に打ち上げられる予定だったのだが、もともと住民や見学に来る人達から蔓延させることへの懸念から無観客で行う予定をし、許可もとっていた。しかし4月28日、行政からの打ち上げ延期要請が入り延期せざるを得ない状況になったとのことで、もちろんその額を行政は負担はしてくれない。ロケットの打ち上げには沢山の人の支援により成り立っており、また莫大な費用がかかる。軽く1億はとんでいくらしい。堀江氏一人で支援できる額も限られており、様々な企業にあたまを下げ資金調達をおこなっているとのこと。
あれだけメンタル強そうな堀江さんが今にも泣きだしそうな顔をしていますね。確かに、なんだかとっても疲れ切った顔。
次の打ち上げのため、クラウドファンディングを
そこで インターステラテクノロジズは宇宙開発をあきらめないクラウドファンディングが立ち上げられた。5月10日の時点で約3,719万円、目標金額900万円を大きく超えた額が集まっている。それだけ日本、世界中の人がMOMO5号機の打ち上げを注目し楽しみにしていたのだろう。そして現時点で2089人もの人が支援している。そのうちの1,000万円は西野氏が支援したものである。
前を見て歩こう
1000万円を支援した理由とは
ホリエモンと西野さんは数年来の付き合いで、西野さんが見るのは笑っているか、ブチ切れているかの堀江さん。あんな凹んだ姿のホリエモンを見たのは始めてだと。
また、「今回の新型コロナで僕たちは経済も精神もめちゃめちゃにやられている中、このまま希望のないまま雨上がりをただ待つだけなのか?」
こういった想いから堀江氏の動画を見ていたところ、番組の最後にクラウドファンディングの支援を募集してたのを見て、1000万円のリターンをすぐに押したそう。
「ホリエモンロケット(MOMO5号機)のネーミングライツ権」です。
おそらく、『えんとつ町のプペル MOMO5号機』になるか、『西野亮廣エンタメ研究所 MOMO5号機』になると思います。 西野さんオフィシャルブログから
オンラインサロンの売り上げは面白いことにバンバン使っていく
今回の1000万円はオンラインサロンの売上金から出された。西野さんチームも美術館を作ったり、海外でもプロジェクト仕掛けていくためそれなりにキャッシュが必要。サロンメンバーさんのことだけを考えたら、西野さんの作品だけに集中して投下するほうが良いのかもしれないが、今回の新型コロナウィルスに関しては危機的状況であり、全国民が苦しんで下を向いている。そんな中に、「ロケットが飛ばせる」といった明るいニュースが入れば「みんなの希望」そして「みんなに上を向いてもらえるんではないか」と。西野さんのチームの目的は「みんなに上を向いてもらう」こと。その役割をするのは西野さんの作品だけではないということから、今回の決断に至ったそうだ。
ちなみにオンラインサロンのメンバーの数多くもクラウドファンディングに支援されているとのこと。面白い未来を迎えに行くために、西野氏は日々面白いことを仕掛けている。
堀江氏も西野氏もお金に余裕はない
Voicyで西野氏はこう述べている。「僕も堀江さんも色んな活動をし、お金が必要になってくる。なので余裕はない。ただ、ロケットを飛ばしたいか、飛ばしたくないか?飛ばしたほうがおもしろいじゃん。ロケットを飛ばせば物理的にみんな上を向くんだもん。最近みんな上向いてないから、上を向いてほしい。メディアやネットなど何を言われようが僕たちは面白い未来を作るために行動する。そしてみんなで面白いことを作りたい」と。
参考資料
KANSAIPRESS編集部から
Youtube動画での絵本の読み聞かせ、あれは著作権侵害にあたるのですが、西野さんが手掛けた絵本は自由に読み聞かせしYoutubeにあげてもらっても良いとおしゃってましたね。今回さらに、なかなか出来ないことをサラッとでっかく行動する西野さん、中身もめちゃくちゃ男前。そりゃ誰だってこんな人に付いていきたい!って思うはず。オンラインサロンや、クラウドファンディングなどが当たり前になる数年前から西野さんはされていて、先見の目がある方だなと西野さんをみています。また堀江さんの宇宙事業、いくつになっても夢を持ち続けられる人って素敵。暗い話題や悲しいニュースが多いいまだからからこそ、ポジティブに、みんなでおもしろい未来を迎えにいきましょう。
文/後藤麻希
アイキャッチ画像の出典=西野亮廣さんのInstagram