1992年にケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストン主演で世界中を熱狂の渦に巻き込んだ映画『ボディガード』を舞台化したミュージカル『ボディガード』大阪公演が、2024年3月30日(土)に開幕した。4月7日(日)まで梅田芸術劇場メインホールにて上演される。
開幕初日にレイチェル・マロン役（ダブルキャスト）の新妻聖子、May J. 、フランク・ファーマー役の大谷亮平、ビル・デヴァニー役の内場勝則が開演直前の取材会に出席した。
「まるでブロードウェイかと思うくらいに東京公演も山形公演も盛り上がりました！」と、三度目のレイチェルを演じる新妻聖子。2024年の『ボディガード』はキャストの年齢も若く粒揃いでダンスも凄い！と魅力を語る。
二度目の出演となるMay J. は昨年末に第一子を出産。「レイチェルも母親でありアーティストなので、母になったことで彼女の苦悩や気持ちに寄り添えるようになった。」と役への向き合い方を語る。
大谷亮平は「今回はキャストもお客さんも一体となって楽しんで欲しい。」と、再再演が叶った喜びを噛み締めた。
本作は、サスペンスも孕みながら“キュン”とするラブストーリーも魅力の一つ。ラブストーリーにちなんで“キュン”とした出来事について訊かれた内場は「最近は“キュン”じゃなくて、“ゾッと”することのほうが多い（笑）。いや怒られる……誰にやねん（笑）。」と、ノリツッコミで場を沸かせた。さらに「初めてキュンとした相手は幼稚園の先生。その先生の名前が吉本先生で、僕は“吉本”と縁があります。」と思い出を語った。
さらに作品とタイアップし、特殊詐欺防止などを訴えている大阪府の公式マスコットキャラクターで府の広報担当副知事「もずやん」がボディガードならぬ“ボディバード”として駆けつけた。主題歌「I Will Always Love You」の音楽に乗せて登場したもずやんに新妻は「朝から2件目のイベントなのにノリノリじゃないですか」とニッコリ。
本作は、大型ジュークボックスミュージカルとして、世界各国で上演され、日本では2019年9月に本場英国キャストによる初上演が実現。2020年春に新演出にて東京・大阪での公演を予定していたものの、コロナ禍の影響によってほとんどの公演が中止となり、2022年の大阪・東京公演にて念願の再演。そして2024年、東京公演と山形公演を経て、遂に大阪公演が開幕した。4月7日まで梅田芸術劇場メインホールにて上演中！
取材・文・撮影：ごとうまき
