【小関舞×森戸知沙希、再タッグで輝く魅力と進化】「カントリー・ガールズから大人の女性へ」

J-pop

カントリー・ガールズとして活動を共にした森戸知沙希さんと小関舞さん、ファンから「おぜちぃ」の愛称で親しまれる二人が卒業を経て再びタッグを組んだ。M-line clubに所属し、2025年12月17日(水)に両A面シングル「立ち向かえ Go Way/Super Happy Lucky Special Day」をリリースします。2人でのコラボレーションに込めた想いや、大人へと進化した二人の魅力についてたっぷりとお話を伺いました。

コラボ企画誕生とタッグのきっかけ

──カントリー・ガールズからの再タッグですね。

小関
ありがとうございます!

森戸
今回のシングルは「小関舞×森戸知沙希」名義ですが、せっかく二人で出すならユニット名が欲しいと会社に提案したところ、全て却下されてしまいまして……(笑)。

小関
なので、もう自分たちで勝手に決めちゃって、ライブで「こういうユニット名になりました!」って言っちゃえって(笑)。

森戸
それで流れ星のイメージで「2wink☆彡」に決まりました。自称ユニットです!

── 今回のお二人の活動は、どういったきっかけで始まったんでしょうか?

森戸
 スタッフさんから「二人でシングルを出すことになったらどう?」というお話がありました。OGで二人での活動は新しい試みだったので、ぜひやってみたいと。私自身、一人でのシングルはイメージができていなかったので、二人でならやってみたいとお話を受けました。心強かったです。

小関
12歳と14歳で出会い、OGになった今もプライベートで仲の良いちぃと一緒にCDを出すことになって、すごく嬉しかったです。制作も全部リラックスして楽しんでできました。

大人な「おぜちぃ」の進化

──両A面シングルは、全くカラーの違う楽曲ですね。「立ち向かえ Go Way」は、カントリー・ガールズ時代のキュートさとは一転、大人っぽい姿が見られます。この楽曲について、どう感じていますか?

森戸
「立ち向かえ Go Way」は、かっこいい、ロック調の疾走感のある楽曲です。私自身、かっこいい曲調の方が好きなので、歌うのがすごく楽しみでした。

小関
 恋愛系の歌詞ではなく、自分自身と向き合い、真っすぐに強く生きようという、かっこいい女性を描いています。その通り強く、真っすぐに歌うことを意識しました。二人ならではの掛け合いの部分もかっこよく歌うように意識しています。

森戸
本当に強い芯のある歌詞になっているので、大人になった今だからこそ、この歌詞をちゃんと読み込んで歌えたらいいなと思っています。ミュージックビデオは、学校の廃墟のようなイメージで、プールで踊るというなかなかできない経験で面白かったです。

故郷への温かい想い

── 一方、「Super Happy Lucky Special Day」は、ポップでキュートなメロディーが特徴的ですね。

小関
 タイトルは長いですが、フレーズが曲中にたくさん出てくるので、一度聴いたら口ずさめると思います。メロディーもキャッチーで、故郷がテーマの曲なのもいいですね。

森戸
私は栃木出身で留学経験もあるので、「栃木県ってめちゃくちゃ近くて遠い、遠くて近い」という歌詞が本当にぴったりだなって思いました。留学中は日本や家が恋しかったので、共感する部分が多かったです。

小関
私は東京出身ですが、祖父母が栃木や北海道に住んでいて、第二の故郷のような場所があります。歌詞におじいちゃんとおばあちゃんというフレーズが出てくるので、会える時にたくさん会いに行こうという気持ちになりますね。

──ミュージックビデオは、カラフルでポップな雰囲気でした。

小関
このMVを撮った後に、「立ち向かえ Go Way」の撮影でしたが、その間に二人とも髪をイメチェンしました。「立ち向かえ Go Way」の撮影前日に、ちぃはハイトーンに、私はエクステをつけてロングにしました。映像から見ても全く違う見た目になっていると思います。

森戸
急なイメチェンでしたが、今回二人でシングルを出すにあたって、今までできなかったことをしたい、あとは、一目で見分けがつくように正反対のイメージにしたいと話していたので。舞ちゃんに背中を押されてハイトーンにチャレンジできて良かったです。

変わらない二人の関係性

──改めて、お互いの第一印象と今の印象を教えていただけますか?

森戸
 舞ちゃんは12歳で、天真爛漫、自由奔放という言葉がぴったりで、すごく明るかった。誰とでも喋れる性格で「すごいな、肝が座ってるな」と。それは昔から変わらないですね。

小関
森戸知沙希ちゃんは、自分からはなかなか話してくれない子でしたが、初めて会った時に「めっちゃ可愛い子いるじゃん!」って。この子絶対センターなんだけど、と思ったのが第一印象です。

── モーニング娘。時代の森戸さんを、小関さんはどのように見ていましたか?

小関
 一緒に活動している森戸知沙希ではなく、モーニング娘。としての森戸知沙希に見えていました。画面の向こう側の人というイメージ。カントリー・ガールズでは見れないダンスや歌の姿がすごくかっこよくて、ファンと同じ気持ちになっていました(笑)。

── ももちさん(嗣永桃子さん)から受けた影響で、今の自分に残っているものは何がありますか?

森戸
 最初の教育係がももち先輩だったので、基本的なことは全てまだ残っているかなって思います。

小関
  当たり前にやってることが「意外に変わってるね」みたいに言われて、そこで初めてももち先輩の影響だと気づくことがありますね。

お菓子禁止令解禁後

──かつてお菓子禁止令があったとのことですが、今、大好きな「お菓子」を教えてください。

小関
お菓子からは外れますが、タピオカが大好きです。禁止令が解けてから好きになったのでまだ良かったかもしれません。ほぼ毎日、年間220杯飲んでます。体はミルクティーでできてます(笑)。

森戸
 私はチョコミント味がすごく好きです。アイスだったらずっと食べていられる自信があります。日本だと期間限定が多いですが、私は一年中あるべきだと思っているので、もっとチョコミント好きの人口が増えたらいいなと密かに思っています。

負けたくないものとターニングポイント

──お互いに「ここは負けたくない」という部分はありますか?

森戸
あえて言うなら行動力です。海外留学も経験したので、行動力だけは自信があります。これだけは今後も負けずに、引っ張っていけたらなと思います。

小関
 私はスタイルですね。単純に身長が高いというのがあるんですけど、「立ち向かえ Go Way」の衣装も、あえて身長を揃えるためにちぃには高いヒールを履いてもらっています。カントリー・ガールズで一番身長が高かった私でも158cmしかないんですけど、それでも一応まだ「身長は勝っている」と言っておきます(笑)。

──お二人にとって、ハロプロ時代のターニングポイントはどこでしたか?

森戸
 モーニング娘。と兼任した時です。カントリー・ガールズに加入した時に全く想像してなかったことだったので、そこがターニングポイントだったと思います。

小関
 私もそうですが、ももち先輩が卒業された時、あとは梁川 奈々美ちゃんが卒業した時も大きかったです。メンバーみんなで卒業やOGになった後のことを考える機会になったので、そこも大きかったかなと思います。

──カントリー・ガールズの楽曲で、それぞれ一番好きな曲を教えてください。

森戸
 今の時期で言ったら、「気ままな片思い」が好きかもです。イントロからすごく冬を感じる楽曲なので、季節的にも好きな曲です。

小関
ダンスもスタイルも好きなんですけど、「傘をさす先輩」という曲があって。カントリー・ガールズとしては珍しくしっとり系な曲が初めて歌えたので、嬉しくて好きですね。

今後の活動と2026年の目標

──今後のお二人それぞれの目標を教えてください。

森戸
ユニット名も自分たちでつけちゃうぐらい、今は自由にやらせてもらっていますが、せっかくシングルを出したので、二人でのお仕事もいっぱいできたらいいな。

小関
ライブとかで、グッズやメンバーカラーのライブ衣装を作ってみたいです。コンサートをやるとなると、どんどんいろいろ出来る幅が広がると思うのでやっていきたいです。ちぃがアパレルブランドをプロデュースしているので、グッズ、服とかキャラクターとか作っていけたら、もっと広い所に浸透するんじゃないかなって思うので、やってみたいですね。

──最後に、今年を振り返って、お互いそれぞれ、来年の目標をお願いします。

森戸
2025年は初挑戦できたことが多かった年でした、、アパレルプロデュース、舞ちゃんとコラボシングルを出せたのが大きいです。いろんな機会をもらった一年だったので、2026年はそれを継続できるように頑張りたい。あとはお仕事で海外に行蹴たらいいなと思っています。

小関
私も振り返ってみると、とにかくすごい歌って踊ってた一年でした。個人的にずっと目標だった、ベルーナドームで始球式もさせていただいたので、すごく嬉しかったです。来年は一軍で始球式したい、ベルーナドームで歌も歌えたら素晴らしいと思うので、それも目標にしていきたいです。

インタビュー・文・撮影:ごとうまき