「あなたの心の隙間に、スッと入り込む音楽を」快進撃を続ける4ピースの新星が鳴らす、嘘のない歌。

J-pop

東京発、4ピースガールズロックバンド「らそんぶる」。結成からわずか2年足らずでSNS総フォロワー数は8万人を超え、ライブは軒並みSOLD OUT。瞬く間に令和の音楽シーンの寵児となった彼女たちが、2026年1月28日、2nd mini Album『心の隙間を埋めるのは』をリリースした。

どこか懐かしく、けれど鮮烈で新しい。そんな唯一無二のメロディを紡ぐ そら(Vocal & Guitar)と、バンドの屋台骨を支え、事務的なリーダー役もこなす なんちー(Bass)に、結成から現在、そして待望の東名阪ツアーへの想いを聞きました。

「最初は仲良くなれないと思ってた」――正反対の二人が出会うまで

――まずは、お二人の出会いから伺います。大学の軽音学部で出会い、2024年1月結成とのことですが、第一印象はいかがでしたか?

そら
なんちーは、最初は「一番真面目そうだな」って思っていたんですよ。でも、付き合っていくうちに「あ、ちょっと変だな」って(笑)。

なんちー
変かなあ?(笑)

そら
視点が独特なんですよね。みんなと違う意見を、全然別の角度から送ってきたりする。今もその印象は変わらないです。

なんちー
 私は正直、最初は「絶対に仲良くならないタイプだ」と思っていました(笑)。そらちゃんは元気いっぱいのグループの中にいて、私とは性格が合わないだろうなって。でも話してみたら、全然そんなことなくて。すごく「おもろい」子だったんです。そこから一気に仲良くなりましたね。

――結成から2年。凄まじいスピードでシーンを駆け上がってきましたが、振り返ってみていかがですか?

なんちー
早過ぎました。自分たちで「ああしたい、こうしたい」と考える前に、現実が先に進んでいっちゃう感覚で。

そら
 私は、こんなに早く状況が変わるとは思っていなかったけど、なんとなく漠然とした自信だけはあったんです。

――そらさんはご家族も音楽をされていたそうで。その影響も大きいのでしょうか。

そら
 そうですね。物心ついた時から親世代の音楽をたくさん聴かされて育ちました。幼稚園生なのに、カラオケで渋い曲を歌うような子供で(笑)。小沢健二さんやaikoさんが大好きで、そのあたりのルーツは私の音楽の根底にあると思います。

―― なんちーさんも、幼少期から音楽の道へ?

なんちー
私は母の影響でピアノを習い始めて、中学でベースを持つようになりました。でも実は、プレイヤーになるつもりは全然なくて。「音楽業界の裏側で働きたい」と思って大学に入ったんです。

そら
だから今、なんちーはバンドの中で事務的なリーダーもやってくれているんですよ。メールを返したり、お金の管理をしたり。

なんちー
 そういう仕事、やってみたかったことなので全然苦じゃないんです。誰かがやらないといけないなら「はい、リーダーやります!」って感じで(笑)。

そら

 画面越しの「数字」が、ライブハウスで「実体」に変わった瞬間

――昨年のツアーは各地ソールドアウト。ステージから見た景色で、特に印象に残っていることはありますか?

なんちー
初めての全国ツアーで、北海道や九州に行った時ですね。「こんなに遠い場所でも、私たちの音楽を待ってくれている人がいるんだ」って、驚きと感動がありました。SNSのフォロワー数という「数字」でしか見えていなかったものが、笑顔や涙という「実体」として目の前に現れた。あの光景は一生忘れられないし、大きな自信になりました。

そら
 私は、環境も年齢も性別もバラバラな人たちが、一つの会場で「音楽」だけで繋がっている瞬間が、不思議で、なんて素晴らしいんだろうってずっと感じていました。

なんちー

 最新作『心の隙間を埋めるのは』に込めた、切実な願い

――そしてついに、2nd mini Album『心の隙間を埋めるのは』がリリースされました。このタイトルにはどんな想いが込められているのでしょうか。

そら
 心の隙間を埋めるものって、人によって様々だと思うんです。それが私たちの音楽であってもいいし、ライブハウスという場所であってもいい。誰かの満たされない気持ちの中に、私たちの言葉がスッと入り込んでいけたらいいな、という願いを込めて付けました。

――収録曲の「昼間の三日月」は、特に日常の情景が浮かぶ素敵な一曲です。

そら
ありがとうございます。これは大学の実習中に、もう嫌だ!って思いながら歩いていた帰り道、まだ明るい空に三日月が出ているのを見て書きました。感情が「沸騰」した瞬間に書くことが多いですね。

――1周年を機に書かれたという「START DASH★」も、背中を押される力強い楽曲ですね。

そら
 昔はステージの上にいる人は「別世界のヒーロー」だと思っていたんです。でも、活動を続けていく中で、そのぼやけていたヒーローが自分の目標になり、覚悟に変わっていった。その1年間の凝縮した想いを詰め込みました。

――制作面で苦労した曲はありますか?

なんちー
 「ロングヘアー」は、歌入れの当日まで、そらちゃんがメロディーを迷っていて。レコーディングのその瞬間に最新版が出来上がるような、鮮度の高い曲になりました。私はベースで、歌の裏ですごく動くフレーズを入れたりして、メロディックな歌に仕上げることを意識しました。

そら
 あと今回は、「コンティニューして!」「カラフル」「夢を見よう!」の3曲で、スタッフさんも含めた大人数でガヤ(コーラス)を入れているんです。ライブハウスみたいな熱量を感じてもらえると思います。

 メンバーの「B面」――素顔のらそんぶる

――収録曲「私のB面」にちなんで、お互いにしか見せない「B面(裏の顔)」を教えてください。

そら
 私は表ではポジティブに見せたいと思っているんですけど、根は結構ネガティブ。そこがB面かな。なんちーは……裏表ないよね?

なんちー
 ないですね(笑)。私はいつもヘラヘラしているのが担当というか役割なので。

――今回いらっしゃらない、ゆーさん(Guitar)とみやびさん(Drums)の印象についても教えてください。

なんちー
 ゆーちゃんは「赤い猫」みたいな子。ポジティブでぶっ飛んでいるように見えて、実はすごく常識人。芸術肌で、らそんぶるのジャケ写やグッズのデザインも手がけています。

そら
ネットがめちゃくちゃ得意で、ファンのみんなを飽きさせないようにSNSでうまくコミュニケーションをとってくれていますね。

なんちー
みやびちゃんは、一番まともそうに見えて、実は一番……(笑)。でも料理上手でお菓子を作ってきてくれたりします。

ゆー

みやび

居酒屋と「タコタコキング」と、理想の休日

――4月からは東名阪ツアーが始まります。大阪公演もありますが、大阪に来た時の楽しみはありますか?

なんちー
  正直、いつも居酒屋で完結しちゃうんです(笑)。この前は二人でアメ村の「タコタコキング」に行って、たこ焼きを食べました。

そら
あと、アメ村の古着屋さんでリメイクの服を買ったり。観光らしい観光はあまりしないけど、大阪の街の雰囲気は大好きです。

――ちなみに、そらさんはお酒がお好きだとか。最近ハマっているおつまみは?

そら
 漬物とアヒージョ! あとは海ぶどうと梅水晶があれば最高です。バンドメンバーみんなお酒が強いので、打ち上げはいつも賑やかですね。

――そんなお二人の、理想の休日の過ごし方は?

なんちー
私は一日をフルに使いたいタイプ。朝起きてフレンチトーストを焼いて、太陽の下をお散歩して、編み物をして、お風呂に1時間浸かって寝る。これが理想!

そら
私は真逆です(笑)。昼過ぎまでたっぷり寝て、夕方からふらっと飲みに出かけて、酔っ払って帰る。これが一番のリフレッシュですね。

ライブハウスという「非日常」への入り口になりたい

――最後に、令和世代を代表するバンドとして、これからファンと一緒にどんな物語を作っていきたいですか?

そら
 やっぱり、お茶の間に届くような、どの世代にも愛されるバンドになりたい。紅白歌合戦のような大きな舞台にも立ちたいです。私たちの音楽が、みんなの日常に当たり前にあるものになりたい。

なんちー
今の10代の子たちにとって、ライブハウスって少し怖い場所かもしれないけれど、私たちがその「初めて」のきっかけになりたいんです。ライブの楽しさを伝えて、いつの間にかみんなのお茶の間に入り込んでいる……そんな存在を目指して、このツアーを全力で駆け抜けたいと思います!

【リリース情報】

2nd mini Album 『心の隙間を埋めるのは』

2026年1月28日(水)Release

【CD+T-shirts】 〈タワーレコード限定/初回生産限定盤〉 ¥6,300(tax in)

【CDのみ】 〈タワーレコード限定/通常盤〉 ¥2,800(tax in) ※特典demo CD付き

【ツアー情報】

らそんぶる 東名阪ワンマンライブツアー

名古屋: 4月29日(水・祝) CLUB UPSET

大阪: 5月23日(土) 梅田シャングリラ

東京: 5月31日(日) 恵比寿 LIQUID ROOM

インタビュー・文:ごとうまき