2020年からスタートしたスヌーピーのオーケストラコンサート 【billboard classics×SNOOPY 『Magical Christmas Night 2024』】が12月8日(日)、兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホールにて上演される。
昨年から城田優が演出とメインパフォーマーを務め、今年も兵庫、 北海道、東京で開催! 兵庫公演にはゲストボーカルに森崎ウィンを迎え、 スヌーピーにまつわるジャズの名曲群やクリスマスソング、 ヒットチューンをフルオーケストラとジャズピアノトリオで届ける 。
上演に先立ち、 城田さんに公演への思いや意気込みを語っていただきました!
コンセプトはSNOOPYたちがいる森で開かれた音楽会
── 1回目〜3回目まではゲストボーカルとして出演され、 昨年の4回目からは演出とメインパフォーマーの二役を務めておら れています。昨年の公演を振り返っての感想を教えてください。
とても楽しかったです。 誰もが知るSNOOPYとPEANUTSの世界観× オーケストラで奏でる上質な音楽×クリスマス という魅力的なコンテンツの中で、 3回ゲストボーカルとして出演させていただきました。 昨年から演出をさせていただきましたが、 せっかくSNOOPYやクリスマスと掛けるのであれば、 没入感あるショーにしたいなと思いました。
── 演出する上でこだわったポイントは?
一番はPEANUTSの世界観を大切に、 そして子どもから大人まで楽しめるよう、 作り込んだものにしたいと試行錯誤しました。 フルオーケストラとなると、 自由に動ける場所が制限されています。限られた場所を使って、 どのように魅せるか……と、考えましたね。
今回はオートラの皆さまにもご協力いただき、 衣装もフォーマル過ぎず、色味などにもこだわりました。 まるで森の妖精たちが演奏しているかのように……。 手拍子してもらったり、声を出してもらってもOK! 演者とお客さまとの一体感を感じてもらえるような、 距離感の近いコンサートとなっています。コンセプトは「 SNOOPYたちがいる森で開かれた、 音楽会に招待されたお客さま達」なので、 二つの意味でのお客さまになってもらえると嬉しいです!
── ゲストボーカルの森崎ウィンさんとの印象的なエピソードがあれば 教えてください。
出会いは2021年、 米倉涼子さんと共同プロデュースさせていただいた『SHOW TIME』で、共演者として、 演出する立場として彼の人となりに触れました。また、 ミュージカル『ピピン』では、 僕が森崎くんの前にピピン役をさせていただいたので、『ピピン』 という作品についても沢山語りました。 プライベートでも飲みに行ったり食事に行ったりと、 交流があります。森崎くんは「クリスマス」 という温かい雰囲気が似合う人。 確かな情熱と才能をこのコンサートでも発揮してもらいたく、 今回オファーをしました。男性ゲストは今回初、 レアな組み合わせです!
『夢の種〜I’ll be by your side』は今年の公演でも披露
── 昨年オーケストラとともに初披露された『夢の種〜I’ll be by your side』を、今年の公演でも披露されるとのこと。 2024年10月30日には配信リリースもされますね。
本公演の音楽監修とピアニストを務められる宮本貴奈さんと共同制 作しました。昨年演出させていただいた際に、 宮本さんとこのコンサートにちなんだ曲を作ろう、 そして誰かの夢を応援するような歌を作ろうと、 昨年2人でセッションして制作。 曲のコンセプトや僕たちの思いがはっきりしていたので、 パズルがスッと、はまった感じで、すぐに出来上がりました。 この曲で皆さんの夢への後押しが出来れば嬉しいです。
── 城田さんの中で印象深いクリスマスの思い出は?
僕は12月26日が誕生日なのですが、 小学5年くらいまで12月25日が誕生日だと勝手に思っていまし た。 クリスマスケーキと誕生日ケーキが一緒になっていたんですよね。 きょうだいも多かったので、2日連続ケーキって大変ですし、 今なら親の気持ちが理解できます(笑)。
── 今年やり残したことがあるとすれば?
「かっこいい男になること」です。そのかっこいいは「 有言実行ができる男」「意志の強い男」という意味。 最近は食事制限をしたり、朝早く起きて走ったり、 ジムに行ったりと頑張っています。
── 『Magical Christmas Night 2024』の魅力、 公演を楽しみにしてくださっている皆さまにメッセージをお願いし ます。
今年のクワイアは「FYURA」 という10代中心で構成されたグループが参加してくれるので、 僕自身も楽しみにしています。そして舞台美術も素晴らしいので、 そこも注目してもらえたら……! オーケストラコンサートとなると敷居が高いイメージがあるかもし れませんが、そこにSNOOPY、 PEANUTSという世界観が加わることで、 足を運んでもらいやすくなっています。 とてもボリューミーな内容なので是非お越しください!
取材・文・撮影:ごとうまき