【久しぶりのライブ開催に感極まり・涙】浅田あつこライブレポート

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演歌歌手・浅田あつこが6月7日、阿部野ROCK TOWN(大阪市)にて「LIVEやDAY 歌うDAY まってるDAY」を開催、オリジナル曲、カバー曲を含む全18曲を披露した。
コロナ禍、数多くのイベントやライブが中止となり、今回久々のライブ開催。浅田は「みんな待ってたよー。阿部野ROCK DOWNでライブができて本当に幸せ!」と喜びの声を上げる
 この日を待ちわびた100名以上のファンの中には、神奈川県から駆けつけた人も。浅田の透き通る美声はもちろんのこと、MCも軽快で実に楽しい。大阪羽曳野市出身だけあって、リズミカルなボケとツッコミで観客を魅了する。終始アットホームな空気で、笑いに溢れた時間となった。
今年50才を迎えた浅田は、新たなことにもチャレンジ。今月から始めた自身のYouTube『浅田あつこ公式チャンネル』について、「YouTube登録者数が12月末までに1000人に満たなければ打ち切りになる」と嘆き、観客にもチャンネル登録を呼びかけた。

ライブ前半は浅田ソロのステージ、渾身の歌声を披露。「たそがれの御堂筋」、20周年記念曲「河内女のバラッド」「大阪おばけ」など大阪を舞台にしたオリジナル曲を多数歌い上げたほか、10周年記念曲の「紅い川」、円広志が作曲した「蒼い海峡」や、2020年4月に発売された新曲「米原の雪」を熱唱。「米原の雪」は最初の緊急事態宣言が発出されたなかでの発売、予定されていたイベントが軒並みキャンセルとなったエピソードなども語られた。
ステージの途中では、ライブに遊びに来ていた歌手のおおい大輔が急遽舞台に登場するという嬉しいサプライズも(この日、おおいは歌っていない)。
ライブ後半にはギター(きっしゃん)が加わり、松山千春の「恋」を、前奏と間奏部分をピアニカで浅田が演奏、ギターの音色とピアニカの美しいハーモニーが響き渡った。さらにその後にはカホーン(ひろしさん)が合流し、3人のセッションによってカバー曲が奏でられた。アンコール曲ではデビュー曲の「想い花」 を熱唱。久しぶりのライブ開催、さまざまな思いと高揚感もあってか、浅田の目には涙が。ファンにとっても浅田にとっても充実した至福のひと時となった。
取材・文/ごとうまき