【世界中が待ってたよ!】マーベル映画のあの興奮を再び!『ブラック・ウィドウ』

エンタメ

今作も超、超、期待して観てほしい。スリル満点トリッキーなスパイアクションに、家族愛と姉妹愛も交えて描いているからちょっぴり感動しちゃったりで、あれよあれよとラストを迎える。興奮しっぱなしの130分だ。

世界最大のフランチャイズ マーベル・シネマティック・ユニバース(以下、MCU)の新作映画が2年ぶりに劇場公開された。映画ファン、いや、世界中の人々が新作を待ち焦がれていた。映画「ブラック・ウィドウ」は、「アベンジャーズ」シリーズにおける“最後のエピソード”と位置づけられる超大作で、7月8日に劇場公開、7月9日からDisney+でも配信(追加料金が必要なプレミアアクセスで公開)される。

孤高なブラックウィドウの物語

ブラック・ウィドウ【ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)】はアベンジャーズの中心人物の1人であり、「アベンジャーズ エンドゲーム」(EG)での決断が世界中の観客に衝撃を与えたことで記憶に新しい。本作は「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」と「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」の間。つまりキャプテン・アメリカとアイアンマンの争いの後に失踪し、時を経てキャップ&ファルコンとともに窮地に陥ったワンダとヴィジョンを助けるまでのブラック・ウィドウの生き様が描かれている。これまででブラック・ウィドウの過去は断片的に描かれておりすべての過去を具体的には知ることができなかった。ファンが想像したであろう過去、その全貌が本作で明らかになる!

(C)Marvel Studios 2021

あらすじ

アベンジャーズを離れたナターシャの前に、突然妹のエレーナ(フローレンス・ピュー)が現れる。姉妹は幼いころからスパイ組織“レッドルーム”に身を寄せ、疑似家族とともに生活しながら、殺し屋として育てられた。何者かに攻撃され戦うことを余儀なくされた姉妹、彼女たちに立ちはだかる敵は“タスクマスター”、見覚えのある盾やガジェットを振りかざしアベンジャーズのメンバーによく似た能力を発揮する。なぜ彼女たちの命を狙われるのか、その理由は“過去”にあるという。唯一の味方はかつて幼い頃に過ごした“擬似ファミリー”、両親に無事に再会できるのか、またブラック・ウィドウは、過去と家族と未来、すべてに決着をつけられるのだろうか。

(C)Marvel Studios 2021

エンドロール後に大切なシーンが・・

FXを駆使して、あらゆる角度から躍動するヒロインの姿を捉えるアクションシーン、スタイリッシュかつトリッキーな仕掛けにMCUらしいヒーロー・アクションが融合している。シリーズ他作品と比較しても見劣ることはない。“演技派アクション女優”スカーレット・ヨハンソンにアッパレ!眩しいくらいに輝いており、これまでにアクション女優として本気で戦ってきた彼女の結晶が本作に現れている。また妹役で「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」でアカデミー助演女優賞にノミネートされたフローレンス・ピューもスカーレットに負けず劣らずの存在感が際立ち、いい味を出していた(声がいい)。

(C)Marvel Studios 2021

本作は、「アベンジャーズ」シリーズにおける“最後のエピソード”である。声を大にして言おう!ファンは絶対に観るべきだ!もちろんこれまでに見たことない人も予備知識なしで楽しめる作品になっている。エキサイティングで蠱惑的でトリッキー。最高の体験ができること間違いなし!エンドロール後にはとっても大事なシーンがあるので、エンドロールも立たぬように!!

ブラック・ウィドウ

監督:ケイト・ショートランド
キャスト:スカーレット・ヨハンソン、フローレンス・ピュー、デビッド・ハーバー
製作:ケビン・ファイギ
原題:Black Widow
製作:2021年製作/134分/G/アメリカ
配給:ディズニー

文/ごとうまき