2026年2月8日(日)、大阪・フェスティバルホールにて「名曲コンサートin大阪 ~時を超えたポップスの名曲を~」が開催された。今回で4回目を数える本公演は、オーケストラの壮大な演奏とともに、昭和から平成を彩った名曲たちが新たな息吹を吹き込まれる特別な一夜となった。
圧巻の23名編成が奏でる「刑事ドラマ」の鼓動
幕開けを飾ったのは、今年結成30周年という節目を迎える「A Hundred Birds Orchestra」総勢23名という豪華な編成で、「古畑任三郎」「名探偵コナン」「相棒」といった人気ドラマ・アニメのテーマ曲メドレーを披露した。緻密かつダイナミックなアンサンブルが、会場を一気に物語の世界へと引き込んでいく。

デビュー15周年を迎えるMs.OOJAは、今春リリース予定の演歌カバーアルバムから、美空ひばりの「愛燦燦」などを歌唱。オーケストラによる流麗なアレンジに乗せ、「日本には素晴らしい名曲がまだまだある。もっと歌っていきたい」と目を輝かせる姿が印象的だった。
会場を揺らした情熱のパフォーマンス
江口洋介が登場すると、客席からはドラマの役名にちなんだ「あんちゃーん!」という熱い声援が飛ぶ。オーケストラを背に「恋人も濡れる街角」を披露した際には、舞台上を縦横無尽に駆け巡り、サービス精神旺盛なステージングで観客を魅了した。さらにギターを手に自身のヒット曲「恋をした夜は」を奏で、会場のボルテージを最高潮まで引き上げた。

また、ナビゲーターも務める高岡早紀は、薬師丸ひろ子の「メイン・テーマ」や高田みづえの「私はピアノ」を披露。舞台稽古中という多忙な中、3月に控える森ノ宮ピロティホールでのミュージカル出演も告知しつつ、艶っぽい歌声を響かせた。

シックな衣装に身を包んだ渡瀬マキ(LINDBERG)は、「今すぐKiss Me」でのコールアンドレスポンスで会場を一つにした。さらに、甲子園球場でお馴染みの名曲「Every Little Thing every precious thing」を披露。ドラマティックなオーケストラアレンジに乗せて、「今年は日本一やな」と阪神タイガースへのエールを送り、大阪を大いに沸かせた。ナビゲーターの浅越ゴエが「初めて買ったCDがLINDBERGだった。30年経って会えて嬉しい」と個人的な感動を伝える一幕もあり、会場は温かな拍手に包まれた。
魂の咆哮、そして大団円へ
大トリを飾ったのは大友康平(HOUND DOG)。「ff (フォルティシモ)」を含む全4曲を魂の叫びとともに熱唱し、圧倒的な存在感を見せつけた。
最後はオールキャストが揃い、「上を向いて歩こう」を大合唱。名曲たちが持つ普遍的な力を再確認させる、多幸感に満たされたフィナーレとなった。
取材・文:ごとうまき