大阪心斎橋・BIG CATで毎月開催の大阪発流行歌ライブ(第313回) が2023年11月15日に開催された。 11月の出演者は野中さおり、大石まどか、出光仁美、 推薦曲コーナーでは沖縄を拠点として活動する石川真也と、4人が個性豊 かな歌声が披露された。
最初に登場したのは石川真也。オールディーズを得意とし、 普段は沖縄のライブハウスを中心に活動。デビュー曲「星の夜」 とカップリング曲「約束の町」を披露し、 地元のカルチャースクールでは講師もするほどの美声を響かせた。
続いて登場したのはデビュー14年目の出光仁美。「 東京ブギウギ」「お祭りマンボ」などのカバーを届け、 さらに阪神タイガース日本一のお祝いも兼ねて「 六甲のおんなスペシャルバージョン」を披露。 会場は大いに盛り上がった。 彼女のパワフルで伸びやかな歌声が存分に生かされた新曲「 大川くだり」、カップリング曲「おいらの船は300とん」では、 釣り好きな出光の釣りにまつわるエピソードも語られた。
デビュー32年、 大阪流行歌ライブには14年ぶりの出演となる大石まどか。「 春待ち花」では、まどかコールが沸き起こる。 30周年記念シングルとして発売した「茜の炎」や新曲「 ナミダワスレ」を披露した。
ラストを飾ったのは1年ぶりに大阪流行歌ライブに登場する野中さおり。「 こんなにも続くなんて夢にも思っていなかった。」と、 野中は平成元年にデビューしてからの34年を振り返る。 現在は女うたを歌うことが多い野中だが、 デビュー後5年間は男うたを歌っていた。当時のヒット曲「 火振り酒」、デビュー5周年記念曲「雪国恋人形」を披露した。 デビュー35周年記念曲「花絆」 はこれまでの楽曲とは違ったアップテンポな曲。「 私の歌で誰もが笑顔になってくれたなら。」 と花のような明るい笑顔で語った。
次回の大阪流行歌ライブは2023年12月13日(水)、 立樹みか、多岐川舞子、男石宣隆、二見颯一、 三代純歌が出演する。
取材・文・撮影:ごとうまき