【ライブレポート】OverTone  BIGCATライブ、結成8年目のパフォーマンスで魅せた成長 

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全24曲で織りなす感動のステージ  大阪発4人組ボーカルグループ・OverToneが2025年8月31日(日)、大阪・心斎橋BIGCATにて「OverTone BEST Live 2025 BIGCAT」を開催した。同グループが2025年に掲げた目標である”BIGCAT公演のSOLD OUT”を達成すべく挑んだ記念すべき公演となった。

会場は開演前から多くのファンで溢れ、先行物販には長蛇の列が形成。本編前に行われたSPライブでは約20分間のプレミアムパフォーマンスで観客のボルテージを一気に押し上げた。

17:00からスタートしたライブ、オープニングSEに合わせてスモークが焚かれる中、八上和希、GUCCHI、NOWAR The 匠、アマノの4人が登場。 1曲目「バックナンバー」は印象的なアカペラスタートで幕を開け、OverTone特有の美しいハーモニーが会場を包み込んだ。

前半は「One less」「青のSUN」「モンスター」といったアップテンポナンバーで会場を沸騰させ、「Have a nice day!!!」「幸福度指数」では明るくハッピーな楽曲でオーディエンスとの一体感を演出した

多彩な楽曲で魅せたメドレーブロック 中盤では「ウェディングソング」「最初で最後の」「Re:start」「笑うピエロ」など、アルバムのリード曲メドレーを披露。 各楽曲でメンバーそれぞれの個性が光るソロパートも織り交ぜながら、その多彩な魅力を存分に発揮した。

特に注目すべきはファーストシングルの「Wave」。お客さんのクラップに合わせた完全アカペラでの1コーラス歌唱は圧巻で、4人の歌声だけで会場全体を魅了。 そしてメジャーデビュー曲「ゼロ」も披露し、 OverToneの真骨頂とも言える瞬間だった。

観客参加型の「Journey」ではメンバーによる振り付けレクチャーも実施。「Guilty」「マジョリティズム」では妖艶な雰囲気で大人の魅力を演出し、「めくるめく」ではフロア中でタオルが振り回され、壮大なスケール感を表現した。

本編ラストは温かい雰囲気の「じゃあね」で締めくくられ、観客の熱いアンコールコールに応えて再登場。アンコールでは「君はイタい」「ハイウェイミュージック」「僕らの街」を披露し、ファンとの距離を縮めた。

ステージから客席に向かっての集合写真撮影も行われ、この特別な瞬間をファンと共有。最後は代表曲「M7」で観客と共に合唱し大団円を迎えた。

約2時間にわたる全24曲の熱唱で、OverToneは確実にBIGCATという大きなステージを自分たちのものにした。2017年の結成から8年、地元大阪で積み重ねてきた経験と成長の軌跡が結実した記念すべき一夜となった。

4人それぞれが持ち寄った歌詞とメロディで作り上げる独特の楽曲制作スタイルから生まれる圧倒的な歌唱力と、観客の心に響くリリックとメロディ。OverToneの魅力が余すことなく発揮された今公演は、彼らの更なる飛躍への足がかりとなったに違いない。

OverTone BEST Live 2025 BIGCAT セットリスト 2025年8月31日(日) @大阪・心斎橋BIGCAT

SEオープニングSE M1:バックナンバー

M2: One less

M3: 青のSUN

M4: モンスター

M5: Have a nice day!!!

M6: 幸福度指数

M7: サンデーナイト

M8: ウェディングソング

M9: 最初で最後の

M10: Re:start

M11:笑うピエロ

M12: Wave

M13:赤い線

M14: ゼロ

M15:Journey

M16:Guilty

M17:マジョリティズム

M18: めくるめく

M19: 倍恩

M20:じゃあね

※アンコール En1:君はイタい

En2:ハイウェイミュージック

En3:僕らの街

En4:M7