来週、4月15日(月)にスタートするカンテレ・フジテレビ系・新月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』の制作発表が行われ、杉咲花、若葉竜也、岡山天音、生田絵梨花、千葉雄大、吉瀬美智子、井浦新が登場。ドラマの特徴や見どころ、撮影現場の裏話など、さまざまな作品の魅力が明らかになった会見の模様をお届けする。
このドラマでフジ系連続ドラマ初主演にして自身初の医師役に挑戦する杉咲。“記憶障害の脳外科医”川内ミヤビ(かわうち・みやび)という難しい役どころを演じるにあたり、現在の心境を聞かれると、「今まで『アンメット』と関わる人たちと何百時間言葉を交わしてきただろうと思うと、胸の奥がジーンとする」と感慨深い様子。「とんでもなく素敵なシーンが収められているように感じていて、もうすぐそれが放送されると思うと、息が速くなるような気持ちですね」と語った。
変わり者の脳外科医・三瓶友治(さんぺい・ともはる)を演じる若葉は、この作品が地上波民放連ドラに本格参戦となった理由について、杉咲から電話をもらったことを明かし、「『やるよね』ってプレッシャーをかけられたので、じゃあやるかと」と説明。杉咲は若葉独特の口調に苦笑しつつ、「三瓶先生の役がぴったりで、若葉さんしかいないと思って。気付いたら電話しちゃってました」と補足していた。
ミヤビの恩人でもある脳外科教授・大迫紘一(おおさこ・こういち)役を演じる井浦は、最年長ながら千葉(雄大)以外はほぼ初共演ということで、「ワンシーンワンシーンが刺激的。いい緊張感が現場に漂って、僕自身もいい緊張をしながらやらせてもらっています」とコメント。
看護師長・津幡玲子(つばた・れいこ)を演じる吉瀬は、普段ショートヘアの印象が強いが、今回は髪を結び「(髪の長さが)ギリギリなんですが、がんばって見た目を役に寄せてます」と原作に、より近い姿に。また、井浦と同じく緊張しているということで「周りに緊張を連鎖させちゃってるんじゃないか」と心配する様子を見せていた。
救急部長・星前宏太(ほしまえ・こうた)を演じる千葉は、現場の雰囲気について、「花ちゃんの屈託のない笑顔。よくしゃべる若葉君。2人の掛け合いが現場を温めてくれています」と告白。すると若葉は杉咲について「めちゃくちゃ信頼してます、座長としても、役者としても、人間としても」とキッパリ。
脳外科医・綾野楓(あやの・かえで)を演じる岡山も、生田と2人だけのシーンの際、「スタジオの隅っこに杉咲花さんっぽい人がいて」と、杉咲がそっと見に来ていたというエピソードを披露。「座長パンチをくらった(笑)。魅力的で、出会ったことのない方ですね」と驚いた様子で語ると、杉咲は「そっと見てそっと帰ろうとしたら、バレちゃってました」と照れ笑い。
そして、生田が演じるのは、脳外科秘書を務める西島麻衣(にしじま・まい)。綾野と愛のない政略結婚を推し進めているという役どころに、「唯一医療従事者ではないんですが、人間関係の面で、視聴者の皆さんを惑わす存在というか、推察しながら楽しく見守っていただけたら」と、役の魅力を語った。
ドラマのタイトル『アンメット』に“満たされない”という意味があるということで、登壇者に「逆に“満たされている” ことは?」という質問が飛ぶと、吉瀬が「若葉君の髪型が愛犬に似ていて、勝手に癒されてるです」と告白。すると、その後のトークで、「吉瀬さんの話を聞いて、うちの子も似てるかもって」(千葉)、「うちのワンちゃんも目が若葉さんと似てる」(生田)と、若葉に注目が集まる場面も。
また、千葉が杉咲に紹介してもらったおいしい塩に満たされていると明かすと、岡山も杉咲に塩を勧めてもらったことを明かし、「おいしすぎて何もかけずに舐めてます」と塩トークで盛り上がっていた。
最後は杉咲が改めてドラマについて「私は昨今を生きていて、不安なことだらけだなって思うんですが、そばにいる人が自分のことを理解しようとしてくれたりすることで、明日のことを考えてみようと感じるような、光に包みこまれるドラマになったらいいなと」とコメント。「指折りの傑作を作りたい、なんて、恥じらいもなく言ってみたい気持ちです」とこのドラマへの自信をうかがわせた。
『アンメット ある脳外科医の日記』は4月15日(月)よる10時スタート。「記憶障害の脳外科医」という主人公が目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマをお見逃しなく!
【タイトル】 『アンメット ある脳外科医の日記』
【放送枠】2024年4月15日スタート 初回15分拡大 毎週月曜よる10時(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)
【出演】杉咲花 若葉竜也 岡山天音 生田絵梨花 山谷花純 尾崎匠海(INI) 中村里帆 ・ 安井順平 野呂佳代
千葉雄大 ・ 小市慢太郎 酒向芳 吉瀬美智子 井浦新
(1話ゲスト)風間俊介 中村映里子
【主題歌】あいみょん「会いに行くのに」
【オープニング曲】上野大樹「縫い目」
【原作】子鹿ゆずる(原作)・大槻閑人(漫画)
「アンメット-ある脳外科医の日記-」 (講談社「モーニング」連載)
【脚本】篠﨑絵里子
【演出】Yuki Saito 本橋圭太
【プロデューサー】 米田孝 本郷達也
【制作協力】MMJ
【制作著作】カンテレ
【公式サイト】 https://www.ktv.jp/unmet/