「千の風になって」で知られる国民的テノール歌手・秋川雅史さんが8月13日(土)大阪にやってくる!会場は住友生命いずみホール、題して「秋川雅史コンサート〜日本の未来を担う若手声楽家との共演〜」が開催される。未来の音楽界を担う精鋭たちとの一期一会の共演、魅惑の歌声が届けられる。
コンサートに先駆け、秋川雅史さんをインタビュー。秋川さんのコンサートにかける情熱、ストイックに自己研鑽し続ける自身の音楽との向き合い方、昨年「二科展」にて見事入選を果たした木彫刻のこと、はたまた人生観にいたるまで、沢山語ってもらいました。
Contents
コンサートについて
本公演は“コロナ禍で歌う場所を失った若手音楽家を応援したい”がテーマ。若手声楽家たちと共演し、人々に希望を与えられたら…との思いから開催が決まった。秋川さん自身もコロナ禍でコンサートが軒並み延期・中止になったのは言うまでもないが、若手声楽家たちはさらなる打撃を受け苦境に立たされている。
コンサートは常にナマモノ。練習では見えなかったものが本番では明るみに。そこでの臨機応変な対応力が舞台人の腕の見せ所だと秋川さんは話す。
本公演は、クラシックからポピュラーまで数々の名曲が歌われる。秋川雅史のソロから始まり、オペラのワンシーンをそれぞれの歌い手とデュエット、さらに四重唱と、最後はお馴染みの曲「千の風になって」をみんなで歌う充実した内容となっている。
中規模ホールの中では日本一の良さを誇るいずみホールには秋川さんも太鼓判を押すほど。最高のホールで奏でられる至宝の歌声に酔いしれたい。
17年の時を経て、「千の風になって」の奥深さを表現できるようになった
ーー「千の風になって」に対する捉え方は変化しましたか?
歌手と彫刻家の二刀流、彫刻への思い
秋川さんは彫刻家としての顔も持つ。11年前、自己流で木彫刻を見様見真似で始め、後に関侊雲に師事。コロナ禍前に制作を始めていた楠木正成像をステイホーム期間中に仕上げた。昨年知人に勧められ出展した第105 回『二科展』彫刻部では「木彫楠公像(楠木正成像)」が入選。また、秋川さんの仏像が3つの寺に奉納され、今年9月17日〜19日に靖山画廊 SEIZAN GALLERLY(銀座)にて初の個展も開催するなど、彫刻の腕前も発揮している。
ーー歌と彫刻、共通することは?
夢は“究極の歌声”を出すこと
自分の夢は「究極の歌声を出すこと」と話す秋川さん。私たちからすれば、すでにその域に達しているように感じるが、本人はまだまだだと話す。
秋川雅史の人生観
14歳で歌手になることを決めてから、勇往邁進し、行き当たりばったりの人生を歩んでこなかったという。“自分の人生は常に自分で決定したい!”、“人生は美術の作品のようだ”と話す。
コロナ禍で問われた音楽の必要性
2年前“音楽は不要不急”と言われた。果たして本当にそうなのか?秋川さんも苦悶し続け、ある答えに辿り着いた。
コンサートとは自分の限界への挑戦と社会貢献
コンサートでは常に体力、精神力ともに限界に挑戦していると話す秋川さんはコンサートに対する情熱も並大抵ではないようだ。
インタビューからも伝わる、歌やコンサートに対する情熱。その思いが”熱い風になって”、人々の心に潤いをもたらしてくれるのだろう。自分への限界に挑戦し続け、全力投球でコンサートに挑む秋川さんの歌が聴く人の心に響かないわけがない!
秋川雅史コンサート~未来の日本を担う若手声楽家との共演~
日時:8月13日 (土)
場所:住友生命いずみホール(大阪)
チケット:クラシック音楽専用ホール:住友生命いずみホール:チケット予約・購入 (izumihall.jp)
・オフィシャルサイト:https://www.masafumiakikawa.com/
・テイチクエンタテインメント:https://www.teichiku.co.jp/artist/akikawa/
インタビュー・文/ごとうまき