新型コロナウィルスにより接客業を伴う飲食店は4月から約2か月間の休業、大阪北新地、その影響は予想以上に大きくどこの飲食店も大打撃を受けている。そして6月1日からそれぞれの店が各自感染対策をしながら徐々に再開しだした。関プレちゃんねるの「News」のコーナーで、現在の北新地のリアルを知るため”クラブのママ”を取材し公開中、併せてこちらの記事にも書いています。今回取材に伺ったのは北新地で50年以上の歴史を持つクラブ「music in club 洋」 藤崎洋子ママに密着、お話を伺いました。
ホステスさん達がパフォーマー
クラブ洋は一般的なママがいて売り上げのお姉さんがいてヘルプの女の子がいるクラブとは少し違っている。クラブ洋はママ、売り上げのホステスさんも在籍しているが、8割のホステスさんが音大・芸大卒、音楽家やダンサー、歌手などといった何かしらパフォーマンスができるホステスさんなんです。とはいえ接客もきちんとしている。ショータイムを楽しみにいらっしゃるお客さんも多く、お客さんがピアノなどの生伴奏で歌も歌えるのも魅力の一つ。また女性のお客様も多く来られるとのこと。
うちは完全に音楽主体で、ホステスさんはみんなお嬢様ばっかり。当時はマッチもつけられないくらいの子たちでした。
50年以上続けられているのは、長く来てくださっているお客様たちのお陰です。
休業期間中、ママどんな気持ちで過ごされていましたか?
お店のスタッフ、女の子は家族みたいなものです。私は子どももいないから、お店の子たちが子どもみたいなもの。だから今回の休業中もほんとに心配やった。どうにかしてお店の子たちを食べさせていかないとね。50年以上店やってきて紆余曲折あったけど、今回のコロナショックが一番ヒドイ。ほんまに堪えました。だけど、下向いててもしょうがない。笑って前向かないとね。だけど、自粛期間中は普段できない家のコトを色々できたしそれはそれで良かったよ(笑)
感染症対策としては、とにかくこまめに消毒して常にドアも開けて換気しています。お客様、従業員の各自マドラーを用意、幸いうちは路面店で、店内も広く、席も横並びに座っても広く取れる。
クラブ洋
収録が終わったあと、「ビールとめはりのコロッケとから揚げ一緒に食べましょ」とママにごちそうしていただきました。ありがとうございました。北新地で有名な”めはり屋”のコロッケはコチラ
KANSAIPRESS編集部から
洋子ママはとにかく人としての魅力に溢れている。ママそのものがカリスマ。だからこそ50年以上も北新地でお店を続けられていて昔からのお客様も今も通い続けスタッフも女の子も長くいる。「この人に付いていきたい」と思わせる何かがある。そんなママからは人としての姿勢、生き方など学ぶことが沢山あります。女の子も募集しているとのこと、接客のみのホステスさんも必要なので、楽器やダンスが出来なくても全く問題はありませんとのことです。気になる方はお電話してみてくださいね♪
取材・文/ごとうまき