【大阪福島】絶品麻婆豆腐の人気の秘密に迫る!『中国菜oil』

中国菜OIL オーナーシェフの森本好広さん
Gourmet

大阪福島に毎日行列ができるお店があります。その名も『中国菜OIL』

せっかちで並ぶのが嫌いな関西人は『並んでまで食べたくないわ~』と通常は言うのですが、夏は炎天下の下、冬は寒空の下『ここの料理は何が何でも食べたい!』と平気で一時間も二時間も待つんです。お目当ては一番の人気メニューの四川麻婆豆腐。ここの麻婆豆腐を食べるためにわざわざ東北から来られるお客様もいらっしゃるほどなんです。どれだけ美味しいの!?ってことで、今回なんと取材と撮影をさせていただけることに。超人気店で断られる覚悟でお願いしましたが、声かけてみるもんですね~。

 

暇だった期間は最初の3か月間だけだった

今回お話を伺ったのはオーナーシェフの森本好広さん。

森本さん
うちは市販のものは一切使わないから、それがまぁまぁ美味しいて言ってもらえる秘訣かな~。ほら、他の店だとどうしても経費や人件費の問題で市販のモノを使わざるおえないから。うちみたいな小さい店やからできるんやろうね。

30年以上中華一本でやってこられた森本さん、2010年に福島にオープンした中国菜OIL、忙しいのが嫌でのんびりビールでも飲みながらやりたいと大阪福島のわりと辺鄙な場所(失礼)をあえて選ばれたんだとか。

森本さん
オープンしてから3か月は暇でしたよ。オープン当初グルメブロガーさんがよく来てくださってて、その方が載せてくださった事がきっかけでテレビの撮影なども来たりして広まった。オープン当初は二年くらいあかんと思ってたんですけどね。

以前は大きなお店で料理長などもされていた森本さんですが、冷凍品を使ったり市販のものを使うことに疑問を抱いていた。

森本さん
出来合いのものを使うのが嫌で、きちんと作りたいという想いがあった。もう半分ぐらい人生生きたし好きなことやろうと思って独立しました。まぁ100歳ぐらいまで生きるつもりですけど(笑)

超人気店には、人気店になるだけの理由がある。

話をしていくうちに見えてきた森本さんの仕事の流儀、哲学があった。

料理に対して誠実であること

森本さん
売り上げももちろん欲しいですけど、 料理人は料理に嘘ついたら絶対にお客さんが来なくなると思うんです。もちろん売り上げは必要。仕入れができないし、生活ができなくなってしまうので。 面白いもので、効率考えると軒並みお客さんは来なくなります。 僕は朝は店に8時に入って、この店出るのが夜中の1時前。それぐらいやって、やっとこんなにもお客さんに来ていただいています。

マキ
森本さんは死ぬほど本気で料理に向き合っておられるんですね。

森本さん
向き合ってるというか、僕はこれしか出来ない人間なんですよ。料理ができていなかったら僕は世間で生きていけない。人間何もしない、何も無かったら生かしてはもらえないようになってると思っていて。 僕には料理しかないと思ってそればかりしてきました。

マキ
食べることやお料理はお好きですか?

森本さん
実は食べることにもそんなに興味がないけれど 、たまたま料理作るのが好きでずっと続けていたらこうなっていた。

森本さんは調味料の魔術師

森本さん
ライターさんやものを書く人達は言葉の魔術師やと思ってる。言葉が世の中には出尽くしてて、同じようなことを書いてる人いたりして言葉を生み出すことって難しいですよね。その言葉の組み替えや言い換えは無限大で、音楽だってそう。コード進行だって出尽くしています。だから難しい。 だけど ベートーヴェンと僕が弾く音階は一緒でも、ベートーヴェンは組み替えが凄い。 僕は音の組み換えはできません。 でも僕はどうやら調味料の組み替えは得意みたいです(笑)それで美味しい言うて貰えます。

マキ
関西一(いや、日本一)美味しい麻婆豆腐といえばここ、中国菜OILという声を聞きますが

森本さん
やるんだったら1番目指したいですよね。 今はどこも飲食店は大変ですよ。 時代が時代だから、ただ美味しいものを出すのは難しい。

『”美味しいもん作ってる店”は流行らん 。”気が狂うほど美味しいもん” 作らな流行らん。』

森本さんは言う。美味しいものはコンビニでも食べられると。 気が狂うほど、理性を失うほど美味しいものを作るからこそ、人はお金を出して、行列にも並んでくれるんだと。 長年本気で料理と向き合い、自己研鑽してきた森本さんだからこそ、発する言葉には重みがあり説得力がある。 ここまで気が狂うほど美味しいものを作るために日々研究し、全集中し最高の料理を生み出している森本さんの料理、まだ食べたことのない人は是非食べに足を運んでほしい。

その他 メニューなど

お休みの日は釣りに行く事が多いと森本さん。魚のメニューは森本さんご自身で釣った魚をメニューとして出されている。

上段には景徳鎮の器が

自家製ラー油、美味しさの秘密の一つ。

ちなみに、自家製ラー油は一本700円で販売しています。

森本さんはこのラー油を使えば9割は「中国菜OIL」の味になるとおっしゃってますが、私もこのラー油2本目を購入して、時々我が家でも作りますが、9割は無いです(笑)でも、このラー油を掛けるだけで随分とお店の味に近い麻婆豆腐に仕上がります。ラー油が決め手! そして、ポイントとしてラー油は調理の最後にたっぷり掛けること。作り方も動画にのっているので良かったら参考にしてください。

ランチの定食(1,000円)
小鉢もスープも、そして提供してくださるジャスミン茶も美味しい~。

ランチメニュー

各ランチ1000円(税込)
(小皿・スープ付)
・四川麻婆豆腐
・天津飯
・五目チャーハン
※ご飯おかわり自由です

店舗情報

住所:大阪府 大阪市福島区 福島 6-19-12 ヴィラセゾン102
アクセス:JR福島駅から徒歩8分、JR大阪駅ホームから徒歩20分福島駅から523m
電話番号:06-6442-1115
営業時間:[月~土]昼 11:30~14:30、夜 18:00~22:00(L.O.20:30)
定休日:日曜日
席:17席(カウンター7席、テーブル(6人掛け)×1、テーブル(4人掛け)×1
その他: 全席禁煙

 

KANSAIPRESS編集部から

四川麻婆豆腐が好きな私、東京から大阪に引っ越してきた際に、美味しい麻婆豆腐のお店がないかと調べたり食べ歩いてみた結果、1番美味しいお店が中国菜oilだった。行列に並ぶのを少しでも避けるために平日の14時半とか、雨の日を狙って、ハズして行ってみたりしたけれど、私と同じような思考の人達もいるので結局あまり変わらずで。。。

普段は厨房でひたすら黙々と料理を作っている森本さんをカウンター越しに見ていました。どちらかというとちょっと強面で話しかけにくい感じの方でしたが、お話するとこんなに気さくでノリのいいザ・関西人だったとは!(笑)

今回取材と撮影にご協力頂きありがとうございました。今後も変わらず通いますので、よろしゅうお願いします。

取材・文/ごとうまき

動画:撮影・ディレクション/阿久津健一