加藤登紀子のほろ酔いコンサートが今年も開催!11月20日(水
── 今回の見どころは?

今年のほろ酔いコンサートは、来年迎える歌手生活60周年に向けたキックオフ。中森明菜さんや和田アキ子さん、石原裕次郎さん、高倉健さん、森繁久彌さんなど……。私の60年を支えてくださった方との出会いをテーマに懐かしい歌をたっぷりとお届けできたらと思います。大阪では47回目。一番ほろ酔いコンサートとしての伝統を残しているのが大阪だと感じていて、今年も盛り上がるだろうと期待しています。

思えば自分が歌手を60年やっているのが不思議なくらい。『ひとり寝の子守唄』『知床旅情』など、どの歌もずっと歌い続けていますが、やっぱりその時だけで終わりたくない。一緒に生きてきてくれた歌だから……。曲は、寝る前にベッドの中で思いつく事が多いんです。曲が仕上がるまで目を開けずに何度も確認して、そーっと目を開けてピアノのある部屋に行って録音する。例えば和田アキ子さんに作った『今あなたにうたいたい』は、アッコさんが夢の中に出てきて歌い出したんですよ。不思議でしょ。

そして、今年は新刊『「さ・か・さ」の学校』を発売しました。砂時計を逆さにするのを忘れると止まってしまうけど、逆さにすると喜び勇んで走り出す。あの感じをイメージして本にしました。今年のほろ酔いコンサートも、これまでの私自身の玉手箱をひっくり返して、楽しみたいと思っています。
── 昨年のほろ酔いコンサートは大阪・新歌舞伎座がスタートでしたね

新歌舞伎座でのほろ酔いコンサートは2回目になります。私はこの場所が大好きなんです。大阪では、これまで一つずつ探しながら会場を移してきました。初めて出演させていただいた時に、ここでほろ酔いコンサートをしたい!と思い、お願いしました。あと10年ぐらい新歌舞伎座のステージに立ち続けるのが私の夢です。
── 加藤さんの美容・健康法を教えてください!

50歳くらいからずっとサウナや水シャワーをしています。サウナは夫が好きで晩年手に入れた家庭用のサウナを使っています。夫が若くして癌になったこともあり、身体に良いことをたくさん調べました。私の流儀は、自分でいいと思うものは自分で見つける!そして、人に押し付けて言いふらす事で、自分も続けないといけないというプレッシャーをかけています(笑)。
──“困った時はまず笑ってしまおう”と、『「さ・か・さ」の学校』

“笑ってしまう”のは破裂音。自分の頭の中でギアチェンジができるんです。こける時は全員でこけちゃうという真面目さが、いまの日本の社会の中にある。皆同じ態度をとっていないといけないというのが気になりますよね。
── 大阪でのほろ酔いコンサートは47回目とのことですが、これだけ

いつからか、ほろ酔いコンサートは年末だけしかしないと決めたんです。となると、盆や正月と一緒なので、毎年やらないわけにはいきません。振り返れば、ほろ酔いコンサートをやってきたから、私は歌手活動をたゆまず続けてこられたのだと思います。毎年一年前に会場を押さえるなどしてスケジュールが決まるから、年末のほろ酔いコンサートに向けてサイクルが動き出します。まるで砂時計のように……。
── 最後にコンサートを楽しみにしてくださっている皆さまにメッセー

意気込みがありすぎて、自分でブレーキをかけているくらいですよ(笑)。いろんな意味で胸が一杯になるし、泣かないように歌うのが大変です。ほろ酔いコンサートでありったけの気持ちを出せるのは私にとって大きな喜びですから。今年は千穐楽が大阪というのもいいですよね。それに私は27日で18歳(“さかさ”にして)になるので楽しみです。最後までやり遂げて、29日の大阪で全部出し切りますよ。皆さんと一緒に砂時計を盛大にひっくり返し、勢いよく新たな時間、新年を迎えられるようなコンサートにしたいです。

公演概要・チケット
加藤登紀子 ほろ酔いコンサート2024 Vol.47 | |
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公演期間 | 2024年12月29日(日) 15:30開演 |
料金 | (税込) 全席指定 7,500円 |
チケット:加藤登紀子 ほろ酔いコンサート2024 Vol.47 ○一般発売 | 新歌舞伎座ネットチケット[音楽 J-POP・ROCKのチケット購入・予約]
新歌舞伎座テレホン予約センター:06-7730-2222(午前10時~午後4時)
取材・文・撮影:ごとうまき