【KOBE流行歌ライブVol.215レポート】れいか、Kenjiro、朝花美穂が華やかにステージ彩る

ライブ
 10月19日(木)に新開地アートひろば2階ホールにてKOBE流行歌ライブVol.215が開催された。今月出演したのは れいか、Kenjiro、朝花美穂の3名。
 最初にステージに登場したのは、演歌と大衆演劇が大好きな鳥取県米子市出身の朝花美穂。昨年リリースした大ヒット曲『しゃくなげ峠』、その姉妹作として今年9月6日にリリースされた『兄さ恋唄』やカップリング曲『花火草子』を披露。抜群の歌唱力と伸びやかな歌声に客席から多くの拍手が飛び交う。『瞼の母』では、美しい振袖姿で主人公・忠太郎を力強く演じた。大衆演劇を愛する朝花ならではのステージに、客席は熱気に包まれる。歌唱中とは違ったMCで見せる彼女のおっとりとした話ぶりも見どころの一つだ。
 次に登場したのは日本クラウン所属のれいか。KOBE流行歌ライブには10年ぶりの出演となる。杉本眞人氏が手がけた『大阪レイニーブルース』、カップリング曲『東京ボレロ』や『女のサンバ』を力強く艶っぽく歌い上げた。昭和メドレーと題して、『どうにもとまらない』などの昭和のヒットソングも披露。また、ステージの途中では素早く衣裳を着替えて客席を沸かす。『ダンシングヒーロー』ではダンスを踊りながら華やかなステージを届けた。
 KOBE流行歌ライブ恒例の昭和歌謡カバーを歌うコーナーでは、朝花が『みだれ髪』を、れいかは『お久しぶりね』、Kenjiroは『母ちゃん』を熱唱し、ノスタルジックなムードに会場は包まれた。
 ラストを飾ったのは今年でデビュー14年目のKenjiro。デビュー曲『冬恋かなし』や最新曲の『海鳥の宿』、そのカップリング曲でKenjiroが作詞した『ほおずき』を披露。MCでのトークにも定評のあるKenjiro、「お喋りな僕が歌います」と、『口下手』を歌い客席を沸かせた。
取材・文・撮影:ごとうまき