【マシュー・モリソンを迎えての来日公演】ブロードウェイミュージカル『シカゴ』にアンバサダー就任のLiLiCo「いつかシカゴに出て、ヴェルマ役をやりたい!」

舞台

 2024年4月18日[木]〜4月21日[日]大阪・オリックス劇場でブロードウェイミュージカル『シカゴ』来日公演2024が上演される(全6回公演)。
NY・ブロードウェイのリバイバル版初演から27年を迎え、世界38か国・500都市以上・13言語で上演されているメガヒット・ミュージカル『シカゴ』。
これまでブロードウェイで歴代1位のロングランを記録していた『オペラ座の怪人』を抜き、史上1位の座に輝いた大ヒット作だ。
実話に基づいた二人の悪女によるスキャンダラスなシンデレラ・ストーリーは、奇しくも人々の共感を生み、「オール・ザット・ジャズ」など、名曲揃いのミュージカル・ナンバーと、鬼才ボブ・フォッシーの振付を体現するセクシーな衣装に身を包んだ超一流のダンサーたちは、世界中の観客を魅了している。
大阪公演公式アンバサダーに就任した映画コメンテーターでタレントのLiLiCoが取材会に出席。ミュージカル『シカゴ』の魅力をたっぷりと語っていただきました。

公式アンバサダーに就任したことに対し「私自身が“ビックリリコ”です!」と驚きを表現するLiLiCo。映画はもちろん、ミュージカル『シカゴ』の日本版もブロードウェイ版も毎回観てきたという。「ブロードウェイから来日するのがここ数年間できませんでした。生演奏で繰り広げられる名曲とブロードウェイ仕込みのダンス、そして息づかい、情熱が凄い!私のお気に入りは1人の人がいろんな役を演じる裁判のシーン。やはりエンターテインメントは生が一番です!」と、興奮気味に語る。

今回はブロードウェイトップスターのマシュー・モリソンが敏腕弁護士ビリー・フリン役を演じる。マシュー・モリソンについては「ヒュー・ジャックマンみたいにテレビから映画、舞台とオールマイティに対応できるのがマシュー・モリソンの魅力。ルックスも良いし、歌唱力は言うことなし!安定感あるパフォーマンスに期待してください」と目を輝かせた。


さらに50歳の時にミュージカルデビューしたLiLiCoは、昔からシカゴに出たかったという思いも明かした。「いつかヴェルマをやりたくて。マシュー・モリソンと共演できたら……。大阪公演のアンバサダーの次は出演!ちなみに日本語もスウェーデン語も話せますよ!」と、野望を語った。

本作は二人の女性と一人の男性の名声を賭けた争いが展開される。LiLiCo自身が蹴落としてまで手に入れたいものはあるか?との質問には「主人(小田井涼平)の愛が欲しい!最近ハグが浅いんですよ」と嘆く場面も。どうやら蹴落とす相手は小田井が可愛がっている魚だという。「出目金に愛情を注ぐのは良いのですが、ずっと魚のことをやっているので、結構ジェラシーを感じています」と笑いを誘った。
LiLiCoは「出演者たちの熱量と1920年代のシカゴを舞台に描かれるストーリー、演出に観る人がやる気と勇気をもらえると思います。今の世の中に必要なメッセージを投げかけてくれるような素敵な作品です。私も主人と一緒に観られたらいいな」と語った。

本作のわかりやすいストーリーも魅力の一つで、どこかで聴いたことのある楽曲が沢山散りばめられている。また、今回は全て英語で上演されるため、劇場の左右に大きな字幕スクリーンが設置される
1920年代を表現した衣裳や美術、華麗な演出と「オール・ザット・ジャズ」をはじめとする数々の名曲に盛大なラスト……本格的なエンターテインメントに酔いしれて欲しい。

取材・文・撮影:ごとうまき