過去にも映画化され1946年に出版された名作小説「ナイトメア・アリー 悪夢小路」を原作として、今作もノワールたっぷりにショービジネスの闇と人間の本質を描く。野心にあふれ、ショービジネス界で成功した男が、数多くの誘惑にひっかかり思いがけぬトラブルによって転落するストーリー。「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー賞の作品賞ほか4部門を受賞したギレルモ・デル・トロ監督がメガフォンをとり、「アリー スター誕生」「アメリカン・スナイパー」などで4度のアカデミー賞ノミネートを勝ち取ったブラッドリー・クーパーが主人公スタンを、2度のアカデミー賞受賞歴のケイト・ブランシェットやトニ・コレット、ウィレム・デフォー、ルーニー・マーラらが顔を揃える。
あらすじ
野心高い青年スタンはある怪しげなカーニバルの出し物の一つ、ギーク(獣)に興味惹かれてカーニバルの一座へ仲間入り、そこで読心術の技を身に着ける。天性の才能とカリスマ性を武器にしたスタンは恋人のモリ―とともにトップの興行師へとのし上がっていく。上流階級に取り入って更なる上を目指すスタン。しかし、彼の並々ならぬ野心が仇となり失墜していく。
![](https://kansaipress.com/wp-content/uploads/2022/03/640-48.jpg)
(C)2021 20th Century Studios. All rights reserved.
レビュー
1940年代のアメリカを舞台に、金と酒で身を滅ぼした一人の男
![](https://kansaipress.com/wp-content/uploads/2022/03/640-53.jpg)
(C)2021 20th Century Studios. All rights reserved.
本作のジャンルはサスペンススリラーとなっているが、スリラーというほど
さらに多くの人が途中からラストの展開が大体読めてしまう。「やっ
![](https://kansaipress.com/wp-content/uploads/2022/03/640-49.jpg)
(C)2021 20th Century Studios. All rights reserved.
人間の業がフルに詰まったどろどろダークな物語である一方、ショ
ナイトメア・アリ―は3月25日から全国劇場で公開
![](https://kansaipress.com/wp-content/uploads/2022/03/640-52.jpg)
(C)2021 20th Century Studios. All rights reserved.
![](https://kansaipress.com/wp-content/uploads/2022/03/640-50.jpg)
(C)2021 20th Century Studios. All rights reserved.
ナイトメア・アリー
文/ごとうまき