【岡本幸太インタビュー】デビュー２年目、今作では"遊び人"を意識！？

広島出身の歌手・岡本幸太がデビュー2年目の2ndシングル「君に愛がとまらない」を2024年3月13日に発売した。艶っぽいパワフルな歌謡ポップスに乗せて、新たな岡本幸太の魅力が炸裂！関西プレスに二度目の登場となる岡本さんにお話を伺いました。

今作は“くるくるダンス”

──「君に愛がとまらない」も前作に続いての歌謡ポップスですが、今作はどのような曲ですか？

セクシーな男性目線の曲です。向井浩二先生からはこの作品を通じて、新しい岡本幸太を引き出したいと言ってくださり“音楽を通して遊び人になれ”とアドバイスをいただきました。確かに「赤いルージュがいいね」という言葉は普段言うことがないので（笑）。ドラマや映画を観て、キャラクターの仕草や雰囲気を真似てみたり、成り切って歌ったりしています。

歌って皆さんと一緒にステージを作ることで完成すると思っています。今作も歌い込んでいくことでレコーディング時とは違う歌い方にもなるので、どのように完成していくのか楽しみです。

── 今作の振りもとてもキャッチーで魅力的ですね。

菊地ヒロユキ先生に“くるくるダンス”の振り付けをしていただきました。いろんな所で歌っていますが、一度説明すると皆さん一回でできる簡単なダンス。それでいて一体感が生まれるのでとても楽しいんです。

── 歌うときに意識している部分は？

ハイカロリーな曲でパワーがいるので、マンパワーで歌わないように、抜け感を大切にしています。例えば最初の部分は会話するような感じで、無邪気に子どものように遊んで歌うことを意識しています。

── 今回のジャケットやMVからも“色気”が溢れていますね。

はい、意識しています（笑）。もともと沢田研二さんが好きで憧れているので。今作もセクシーな世界観が表現されているので、やりやすかったです。MVの撮影では、生まれて初めてものすごい風を受けて撮影をしました。風の音でオケが聞こえないこともあって大変でしたが、良い経験ができました。

── カップリングの「あの日の夢を忘れない」も哀愁漂う曲です。

歌詞を読んで、僕が広島から上京した時、そして上京してから現在までのことを描いてくださっているような気がして……。カップリングも林久実先生に作詞していただきました。林先生とは付き合いが長く僕のことをよく見てくださっているんです。上京後は挫折もありました。そんな中、手を差し伸べてくれた人がいて、人は1人では生きていけないんだと痛感しています。またこの歌は、ファンの皆さんにも置き換えられると思っているので、皆さんに向けても大切に歌っていきたいです。

── 向井先生からはどんなアドバイスをいただきましたか？

僕はバラードをよく歌ってきたので、ついつい悲しい方向に歌ってしまう癖があって……。なるべくそうならないように意識して歌っています。サビの部分は僕の得意なファルセットで歌っているので、沢山聴いてもらえると嬉しいです。

今では父が誰よりも応援してくれている！

── これまで挫折もあったとのことですが、上京後、広島に戻りたいと思ったことはありましたか？

ないですね。辛いことがあっても、歌を辞める気にはならなかった。親には30歳までに芽が出なかったらやめるように言われていましたが、結局30歳になる手前にアニソンなどを歌うようになって、あれだけ反対していた親も味方になってくれたんです。父親はこれまで気にもしていなかったのに、“岡本幸太”と検索してくれたり、応援してくれている。誰よりも味方でいてくれています。

── デビューから一年が経ちましたが、この一年を振り返っていかがですか？

あっという間でした。僕はほとんどの予定の日時が頭の中に入っているくらい記憶力が良い方だったのですが、いまはスケジュール管理のアプリがないと自分の予定を把握できないようになりました。それくらいこの一年は充実していましたし、人生で一番多くのステージに立たせてもらっています。

── 岡本さんと言えば猫好きで、4匹の保護猫を飼っているとのことですが……。

4匹いるうちの1匹が闘病していたのですが、3月に亡くなりました。新曲発売に向けたイベントが一区切りするまでのタイミングだったので、それまで頑張って生きてくれてたと思うと胸が苦しいです。もっと出来ることがあったのに……と後悔もありますが、天国から僕のことを見てて欲しいなって思います。

──最後にファンの皆さんへメッセージをお願いいたします。

皆さんの応援のおかげで2作目を出すことができました。自分の持ち歌が2曲だったものが4曲になり、これからももっと頑張って増やしていきたいです。そしていつかは自分の歌だけでコンサートができたら……。「君に愛がとまらない」は“くるくるダンス”という振りがあるので、ライブやコンサートでも皆さんと一緒に楽しめたらと思っています。この曲は幅広い年齢層の方に響く曲だと思っています。多くの方に聴いてもらえるように沢山届けていきますので、これからも応援よろしくお願いします！