大阪国際文化芸術プロジェクト「OSAKA COMEDY FESTIVAL 2026」が10月10日、なんば広場で開幕しました。漫才や落語が根付く”笑いの街”大阪から、身体表現など言葉に頼らないコメディを国内外へ発信するフェスティバルです。12日までの3日間、なんば広場と心斎橋PARCO SPACE14で開催される。初日のオープニングセレモニーには多くの観客が詰めかけ、華やかな幕開けとなった。
“銅像”がまさかの動き出し
セレモニーの冒頭、MCは「吉本が大金を払って建てた」という銅像を紹介。ところが、その像に触れた途端に動き出し、会場は騒然となる。正体はスタチューパフォーマーのロビットさん。出番まで約15分間、微動だにせず待機していたそう。
続いて、ジャグリングやファイヤーパフォーマンス、カラーコーンジャグリングなど、全国から集まったパフォーマーが紹介された。
バルーンアートで笑いを届ける蓮華は、緑の風船3本を三つ編みにしてドラゴンを完成させ、会場から手拍子を浴びた。
安村の”脱ぎます”宣言に会場爆笑
センターステージでは12時から、とにかく明るい安村、市川こいくち、ウエスPのユニット「THE TOKYO IDIOTS」が無料のコメディショーを行った。韓国・釜山国際コメディフェスティバルで、海外招待作品の最優秀賞にあたる「笑いの海賞」を受賞した実力派ユニットです。意気込みを聞かれた安村が「気合が入ってるんで脱ぎます」と宣言すると、NONSTYLEの石田が「大阪府と大阪市とやってるんで、絶対に履いておいてください」と必死に制止した。
心斎橋PARCO SPACE14では、NON STYLE・石田明が手がけるノンバーバル作品「CHALLENGE」が16時と19時の2回公演を行います。エディンバラやアデレードでも上演してきた作品で、石田は「ダンスあり、ラブストーリーあり、曲芸もあり」とアピールした。11日12時半からは「SKIT COMEDY SHOW」も上演される。

シルク・ドゥ・ソレイユのオーディションとも連携
本フェスと連携して、シルク・ドゥ・ソレイユのオーディションも行われました。クラウン部門は今回が日本初開催で、約120名の応募から選ばれた22名が挑んだ。
審査は、常設公演すべてのキャスティングを統括するチャーリー・バローズ氏が担当している。
オーディションは通常ラスベガスやモントリオールで行われるため、キャスティングチームが来日して直接審査するのは異例のこと。
サーカスアクト部門に挑戦したカンテレの柏原怜奈アナウンサーは、「会場であることを忘れるほど、ほかの人の演技に見入った。拍手し合う温かいオーディションでした」と振り返り、バトンの投げ技も披露した。
2027年夏には大阪でのシルク・ドゥ・ソレイユ公演も予定されている。今回の挑戦者がその舞台に立つ日が来るかもしれない。
セレモニーの最後には、出演者全員でのフォトセッションが行われ、なんばの街は笑顔に包まれた。無料で楽しめるプログラムも多数ある。
取材・文・撮影:ごとうまき