鈴木愛理、約20年ぶりのミュージカル出演「パワフルな楽曲とともに、皆さんにパワーを届けたい」

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ミュージカル『SIX』日本キャスト版公演が、2025年3月7日(金)〜16日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演される。
本作品は、16世紀の英国の暴君ヘンリー8世に振り回された元王妃6人が、自身の壮絶な人生を音楽にのせて、“誰が一番悲惨な目にあったのか”を競うために歌い踊る80分間ノンストップのミュージカル。前恋人との密会を疑われて斬首された5人目の妃キャサリン・ハワードを演じる、歌手で女優の鈴木愛理が(豊原江理佳とWキャスト)取材会に出席。意気込みを語った。

鈴木が演じるキャサリン・ハワードは過去に辛い恋愛をし、真実の愛を求め続けた女性で、6人の中でも年齢が若い。「ハワードはヤンチャで元気な印象がありますが、深い傷を負っていて、繊細な子です。最も楽しみにしているのは、出演者の中で最長の7分間のソロナンバー“All You Wanna Do”。繊細な感情を表現したいです」と、目を輝かせた。

ミュージカル出演は小学4年生の時以来で、今回オーディションを経て役を掴んだ。「ほぼ初めてと言っていいほど、ミュージカルに出演するのは久しぶりで、不安しかないです(笑)。ですが、自分が成長できる機会。ワクワクしていて、毎日サウンドトラックを聴いています」と、ニッコリ。『SIX』をYouTubeで初めて観た時、なんだこれは!!と、衝撃を受けたという。「私が歌うソロナンバーが1番好きで、まさかその歌を歌う役にオーディションで選ばれるなんて……!歌でハワードを元気に、幸せにしてあげたい」と、意気込んだ。舞台に向け、体力作りのためにジムにも通い始めたという。

また、出演が決まってから、プライベートでロンドンの『SIX』劇場に足を運んだという鈴木。現地の空気を体感することで、作品に対する思いも強くなったと話す。「現地での6人のパワーが凄い!一人一人、ヘンリー8世に対する思いが歌に詰まっていました。パワフルな楽曲とともに、皆さんにパワーを届けたいです!」と、笑顔を見せた。

取材・文・撮影:ごとうまき