【いよいよ明後日！】九代目春風亭柳枝　真打昇進襲名披露公演！

9月19日（日)九代目春風亭柳枝がかつて修行を積んだ思い出の地「清澄白河」にある深川江戸資料館小劇場にて真打昇進襲名披露公演を開催する。

幾度なく発令される緊急事態宣言によって襲名披露パーティなどが延期になったりしている中、本公演は無事開催ができそうだ。

2021年3月、春風亭正太郎が真打昇進し、同時に九代目春風亭柳枝を襲名したことで話題を呼んだ。

落語に詳しくない方にはピンとこないかもしれないが春風亭柳枝といえば大名跡だ。

人情噺「子別れ」の中に出てくる「亀吉」は初代春風亭柳枝（江戸時代末期）の子供の頃の名前から持ってきたという説があるほど、落語界への影響が大きい人物である。

俳句が得意な二代目柳枝、柳派の頭取を務めた三代目、「落語睦会」を作った四代目、清掃業を営む家に生まれた六代目（五代目の柳亭左楽に遠慮をして五代を名乗らず、六代目春風亭柳枝を襲名）、「エヘヘの柳枝」の異名を持つ七代目、そして自宅に稽古場を作り熱心に指導にも取り組んでいたという八代目柳枝が53歳でこの世を去ってからの62年ぶりに大名跡が復活。令和の落語界を担う九代目柳枝、襲名と同時に真打昇進というのもまた珍しいことだそう。

本公演は柳枝とともに春風亭一朝、柳家権太楼、柳枝の師匠である春風亭正朝、春風亭一朝の弟子で二ツ目の春風亭一花と豪華な出演者が興行を盛り上げる。