【インタビュー】新浜レオンが語る「唯一無二」への挑戦 ~新時代の幕開けさらなる上昇気流へ~

アーティスト

2025年大晦日、NHK紅白歌合戦。白組のトップバッターとして、弾けるような笑顔と圧倒的なエネルギーで日本中の度肝を抜いた一人の青年がいた。新浜レオン、29歳。令和の演歌・歌謡界に突如として現れたこの新星は、今や「ジャンルの壁」という古く高い扉を、持ち前の快活さと泥臭いまでの努力で次々とこじ開けている。 誰もが「今、最も勢いのある歌手」と口を揃えるが、当の本人は至って冷静だ。「一歩一歩の積み重ね、それだけなんです」――。 

2026年、新曲『言い訳ナイナー』がNHK「みんなのうた」に選出され、4月15日には1st EP「New Beginning」のリリースが決定。さらには、全国9都市を巡るセカンドツアーを控える今、その輝きの奥に秘められた信念と、彼が目指す「唯一無二」の景色を紐解く。 

紅白の景色と「演歌歌謡」の未来

――この1年半、まさに上昇気流に乗って猛烈な勢いで活躍されています。紅白やレコ大といった大舞台を経験し、ご自身の成長をどう感じていますか?

新浜
ありがとうございます。早いものでデビューしてもうすぐ丸7年になりますが、特別一気に何かが変わったという感覚はないんです。本当に一日一日の積み重ねで。特にこの関西方面も、コロナ禍の苦しい時期からコツコツと足を運んできました。デビュー2年目でコロナに入り、何もできないもどかしさもありましたが、「いつか道が開ける」と信じて配信やその時できることを全力でやってきました。その先に、紅白やレコ大という素晴らしいステージがあったと思っています。だからこそ、これから何年経っても、この「泥臭く一歩ずつ」という姿勢は変えたくないですね。

――2年連続の紅白出場。特に昨年は白組トップバッターという大役でしたが、ステージから見えた景色はいかがでしたか?

新浜
 2年前に初めて出させていただいた時は、ただ目標を達成することに必死で、実はその先の景色を想像する余裕もなかったんです。でも、いざ現実としてあの場所に立った時、ふと隣を見れば福山雅治さんがいて、MISIAさんがいて……。その光景を冷静に見た時、「僕はここで、この方々と本気で戦っていきたい」と魂が震えました。

新浜
僕は演歌歌謡というジャンルでデビューしましたし、この世界が大好きです。でも現実には「演歌歌謡=古い、昭和」というイメージの壁に直面することも多いです。「この番組は演歌の方はちょっと……」と断られる悔しい経験もまだあります。だからこそ、ジャンルの枠を飛び越えた「唯一無二の新浜レオン」になりたい。その情熱は今、最高潮に達しています。

――アニメ『名探偵コナン』の主題歌『Fun! Fun! Fun!』などは、まさにその壁を壊すきっかけになったのではないですか。

新浜
本当にそうですね! お子さんたちの反応が劇的に変わりました。以前は「お母さんの付き添い」で来ていた子が、今は「僕がファンだから、お母さんを連れてきた!」と言ってくれる。MVでは少年探偵団と一緒に踊り、レコ大のステージでも子どもたちと一緒にパフォーマンスをしました。このファンの「逆転現象」は、昨年の大きな手応えであり、最高に幸せな瞬間でした。

 新曲『言い訳ナイナー』と「言い訳しない」生き方

――2026年2月からは、NHK「みんなのうた」で新曲『言い訳ナイナー』が放送されます。大人から子供までが聴く歴史ある番組ですね。

【配信サイト】https://niihamaleon.lnk.to/iiwakenaina

新浜
僕自身、子どもの頃からずっと見ていた番組なので、お話をいただいた時は「まさか!」という驚きと喜びでいっぱいでした。この曲は、大人も子どもも、誰の心の中にもある「ついつい言い訳したくなる気持ち」をコミカルに歌った一曲です。僕も経験があるからこそ、すごく共感できる歌詞なんです。

――新浜さんご自身も、言い訳したくなるような瞬間はありますか?

新浜
実は、過去の二つの大きな失敗から「言い訳はしない」と心に決めて生きているんです。一つは小4の時。野球中に隣の家の置物を割ってしまって、友達と逃げたんですよ。でも家の人に見られていて、両親が頭を下げる姿を見て子ども心にすごく悲しくて……。「逃げちゃダメだ」と痛感しました。

もう一つは高校の野球部時代。先輩に言われて挨拶をサボって隠れていたら、コーチに「お前は自分の意思はないのか!」と猛烈に怒られた。それ以来、悪くても失敗しても、まずは「すみませんでした」と正直に言うことを自分のテーマにしています。……まあ、夜中にどうしても食べたくなっちゃうラーメンの言い訳だけは、自分にしちゃうんですけどね(笑)。

――楽曲の聴きどころを教えてください。

新浜
イントロなしで「ナイナイナイ……!」といきなり始まる、すごくキャッチーな曲です。勉強しなきゃいけないのは分かってる、親の小言も愛だって分かってる、でもできない……!という、あの独特の気持ちをポジティブに描いています。自然と笑顔になれる楽曲なので、ぜひ家族で口ずさんでほしいです。

 野球部、アルバイト、挫折……すべてが「今」に繋がっている

――新浜さんの原動力はどこにあるのでしょうか。小学生の頃はどんなお子さんでしたか?

新浜
 今と全く変わらないですね。暇さえあれば外で野球をして、学級委員や応援団長をしていたタイプ。根はシャイなんですけど、とにかく「人を笑顔にしたい、喜ばせたい」という気持ちが強かった。それが今は歌手という形に変わっただけで、根っこにあるエネルギーは野球少年だった頃のままです。

――甲子園を目指した野球部時代の経験が、今の歌手活動にどう活きていますか?

新浜
 礼儀、体力、そして「最後は人柄だ」という考え方は、すべて野球から学びました。高校時代、練習の前に必ず通学路を掃除してからグラウンドに入っていたんです。「野球をやる前に、人として当たり前のことをやる」。歌手である前に一人の人間としてどうあるべきか。今でもボランティアやビーチクリーン活動を続けているのは、その頃の教えが血肉になっているからです。

――大学時代には驚くほどたくさんのアルバイトも経験されたとか。

新浜
4年間限定と決めて、すき家、東京ドーム、アパレルのアバクロ(Abercrombie & Fitch)、色々やりました! アバクロでは銀座店でゴリゴリに筋トレしながら働いていました(笑)。「大学卒業までにデビューできなければ、社会人になる」という母との約束があったので、今しかできない経験を全部したかった。

実は、アバクロでの服の畳み方がロケ先で役立ったり、キッチンのバイト経験が番組の料理コーナーで生かされたり……。プロ野球選手になれず、挫折も経験しましたが、一見無駄に見える全ての経験が、今の僕を作っているんだと確信しています。

全9都市ツアー!大阪への熱い思い

――そして全9都市を巡るコンサートツアーが始まります。大阪は6月に「サンケイホールブリーゼ」での開催ですね。

新浜
 昨年、全会場sold outで終えることができたのは大きな自信になりました。大阪のお客様は本当に熱いですし、反応が正直! 良いものは全身で盛り上げてくれるし、微妙な時はストレートに伝わってくる。だからこそ、僕も全力の熱さで応えたい。「演歌歌謡とは思えないライブ」を目指しています。

――具体的にはどのようなステージになりますか?

新浜
郷ひろみさんのような、誰もが惹きつけられる圧倒的なエンターテインメントを目指しています。演歌・歌謡のコンサートですが、僕は皆さんに立って、一緒に踊ってほしいんです。アレンジもロック調だったり、バンドメンバーも僕より年下の世代で構成したり。「演歌・歌謡」の枠を壊し、子どもから大人まで、初めてライブに来る人でも「あぁ、楽しかった!」と笑顔で帰れるような、唯一無二のステージを約束します。振り付けもぜひ覚えてきてください!

 ジャンルの壁をぶち破る、その先へ

――カンテレ『旬感LIVE とれたてっ!』のロケでも、関西の街を駆け回っていますね。

新浜
アポなしロケなので、最初は「何やってる人?」と言われることもありましたが、最近は「あ!膝で滑る人や!」とか「レオンちゃん!」と声をかけてもらえることが増えて、本当に嬉しいです。この間も「レモンちゃん!」って間違われましたけど(笑)、そういう大阪特有の距離の近さが大好きです。

――最後に、今後の目標とファンの皆様へのメッセージをお願いします。

新浜
今年はコンサートツアーの完走はもちろん、もっともっと知名度を上げていきたい。大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』などでの俳優活動も、歌の表現力に相乗効果をもたらしてくれています。最近ではSNSを通じて、K-POPグループ「NCT WISH」のシオンさんと似ていると言われました。誕生日も身長も一緒という奇跡のような繋がりで、先日はコンサートに行かせていただきました。知らない世代にも「新浜レオン」という名前を、そして「演歌歌謡の魅力」を届けていきたい。重い扉を一歩ずつ、皆さんと一緒に開けていきたいです。これからも応援よろしくお願いします!

リリース情報

2026年4月15日(水)リリース

1st EP「New Beginning」

「LOVE しない?」

作詞:こっちのけんと 作曲:こっちのけんと/野口大志 編曲:野口大志

「言い訳ナイナー」

作詞:S-H-Y 作曲:後藤康二(ck510) 編曲:後藤康二(ck510)

ツアー情報

新浜レオン コンサートツアー2026

【大阪公演】6月5日(金) サンケイホールブリーゼ 開場17:30 / 開演18:00

問)サウンドクリエーター 06-6357-4400

大阪公演他、全国9都市にて実施!

チケット情報:https://niihamaleon.com/special/concert-tour-2026/

新浜レオン Information

HP:https://niihamaleon.com/

X:https://x.com/niihamaLEON

YpuTube:https://www.youtube.com/channel/UCRwyUA8UgwSw8Fk_IAlBYAQ

Instagram:https://www.instagram.com/leon_niihama

TikTok:https://www.tiktok.com/@leon_niihama_official

【編集後記】インタビュー中、彼の「最後は人柄ですから」という言葉が印象的だった。驚いたのは、レオンさんがスタッフ一人ひとりの目を見て、丁寧にお礼を言いながら飲み物を手に取る姿だ。 その立ち居振る舞いには、高校球児のような爽やかさと、大勢の部員を率いてきたキャプテンとしての責任感が同居していた。 

「演歌は古いと言われる壁を壊したい」と語る瞳には、強い光が宿っている。 異色の経歴を持つ彼だからこそ、既存のルールに縛られない「新しい演歌の形」が作れるのだろう。 

取材が終わる間際、「小倉のホテルで紅白出場を聞いた時の、あの焼きうどんの味は一生忘れません」と笑った彼。 次はどんな「美味しい報告」を届けてくれるのか。新浜レオンは上昇気流に乗って、さらに高いところへと昇っていく。

インタビュー・文・撮影:ごとうまき