ハッピーオーラ全開のミュージカル「モダン・ミリー」が待望の再演！朝夏まなと「お金より愛！愛が全てです！！」

ミュージカル『モダン・ミリー』が8月3日(土)、4日(日)と大阪・新歌舞伎座で上演される。1920年代のニューヨークを舞台に、愛するキャラクターたちによって繰り広げられるハッピーオーラ全開のブロードウェイミュージカルが、2年の時を経て帰ってきた。前回に続きミリー役を演じる朝夏まなとさんに、再演に向けての思いや意気込みを語っていただきました。

── 2020年コロナ禍による上演中止を経て、2022年に上演されましたが、当時のお気持ちや、稽古場の雰囲気を教えてください。

2020年の時は劇場でセットが組まれた状態の中、上演中止となって、皆で再会することを願って解散しました。この経験があったから舞台は当たり前じゃない、一回一回の公演をより大切にするようになりましたし、空間を共有する喜びも強く感じるようになりました。2022年の上演時は、皆で一生懸命タップを練習した記憶があります。今回はキャストが少し変わりましたが、キャラクターが皆濃くて、おしゃべり好き。お稽古場も終始笑いに包まれています。

── 本作は朝夏さんにとっても大好きな作品とのことですが、具体的にどんなところがお好きですか？

ダンスが沢山あるところで、タップダンスもたっぷりとお見せできるところでしょうか。それに私はこのようなコメディー作品が大好き。お客さまの笑い声に包まれる瞬間が最高に幸せなんです。特に関西の方はコメディーに対して厳しいイメージがあったのですが、前回も沢山笑っていただき、手応えを感じました。笑いって真剣にやらないと起きないので、今回も狙わずに、真剣に向き合って盛り上げます！

── 2年の時を経て、ミリー役への思いや解釈はどのように変化しましたか？

素直でチャーミング、バイタリティー溢れる女性という印象を受けました。今回は前回とは筋書きや流れも変わりますので、自分の中でミリーへの印象も変化し、深まると思っています。

── ミリーと自身が重なる部分、逆に共感できない部分は？

ミリーとは似ているところがありますね。「素直だね」って人から言われるので、その部分とか、地方から都会に出て人生を切り開いていく姿も若い頃の自分と重なります。一方で、違う部分はミリーは天然で人を信じやすいけど、私は結構用心深いからそこは似てないかも……。2年前のインタビューでも、“お金より愛”と応えましたが、いまもその思いは変わっていませんよ！愛が全てです。

── 共演者の皆さんに期待するところは？

ミリーに影響を与えるジミー役の田代万里生さんとは、お芝居では初共演。初めて台詞を交わすのでとっても楽しみです。ねねちゃん（夢咲ねね）とは一度共演したものの、ほとんど関わりのない役柄だったので、今回とっても楽しみです。田代さんもねねちゃんも、ホンワカで天然な方なので私の突っ込みスキルが上がりそうです（笑）。

── 作品を楽しみにしてくださってる方や、初めてご覧になる方へ本作の魅力や見どころをお願いします！

これだけ明るく、ハッピーオーラが全開なミュージカルって珍しいと思います。ハッピーでコメディーな中にもエモーショナルさもあって、グッとくる部分も。きっと誰もが通ってきた道が描かれているから共感していただけるのではないでしょうか。笑いあり、涙あり、迫力あるタップシーンと華やかなダンスと耳に残るメロディー……。古き良きブロードウェイミュージカルの魅力が全て詰まった作品です！

── 最後に大阪公演を楽しみにしてくださっている皆さんにメッセージをお願いします。

前回とはキャストも変わって、台本も流れも変わったので同じようでいて、同じじゃないので、前回ご覧になった方も楽しんでいただける作品となっています。初めての方はこれを機にミュージカルを好きになってもらって、ハッピーになってもらえたら嬉しいです。劇場でお待ちしていますね！