トラブルメーカー演じる菅生新樹「私生活では、あまり空気を読まないタイプです」

インタビュー

 塩野瑛久が主演を務めるぼくの人格シェアハウス』が3月17日(日)深夜0時30分~1時29分までカンテレで放送される。本作は、“トラブル回避”をモットーに働く主人公・相田雄介(塩野瑛久)が、トラブルメーカーの後輩・大城守(菅生新樹)と出会い、あらゆる非常事態に見舞われながらも、相田の脳内で暮らす3人の人格とともに自分の働き方、生き方を見つめ直していく、ちょっと変わった自問自答系ヒューマンコメディドラマ。

3月14日(木)の「よ〜いドン!」に初の生出演終了後の菅生新樹さんが取材会に出席。本作の見どころや役について語っていただきました。

── 今回演じる大城役はキーマンとのことですが、台本を読んだ時の感想は?

菅生
今回台本を読んで自分の役が重要だということを実感しました。だからこそ、大城のキャラクターや人間性をどのように表現しようか悩みましたし、監督やプロデューサーさんと相談しながら演じました。これまでと違った役なので楽しかったです。

── トラブルメーカーの役を演じる上で難しかったところは?

菅生
コメディタッチなドラマですが、今の若者像をリアルに演じるべきかどうか……。例えば自分の中に情熱はあるけれどそれを外には見せないキャラクターか、あるいはもっと明るくおちゃらけにするのかなど、役作りにおいて細かい部分が難しかったです。

── 大城を演じていて共感できるところ、理解できないところはありましたか?

菅生
僕も自分からアクションを起こすタイプなので、もしかしてトラブルメーカーなのかもしれません(笑)。自分の中で普通と思っていることが他人からすると普通じゃなかったりもする場合もありますし。大城のことを理解できない部分はありました。他の人と全く違った行動をしたり、突発的な発言をする大城に対して内心“すごいな”と感心したことも。思ったことを素直に口にするところは大城の良くも悪くもあるところだと思います。

── 菅生さんは思ったことを素直に口にするタイプですか?

菅生
仕事場では考えながら発言をしますが、友人やマネージャーさんには思っていることを素直に伝えます。私生活ではあまり空気を読まないタイプかもしれません(笑)。

── 撮影現場はどんな雰囲気でしたか?

菅生
塩野くんには僕から積極的に話しかけにいき、部長役の永野さんとはずっとふざけ合っていました。撮影期間は短かったのですが、塩野くんと永野さんと3人でずっと笑いながら、会話も弾んでとても楽しかったです。

── 菅生さんの世代の人はどんな人が多いと感じていますか?

菅生
高校生の頃からInstagramやXをはじめとするSNSが流行っていたので、わからないことはすぐに調べるし、人に聞く。一方で試行錯誤することが少ない世代なのかもしれません。他の世代の方は分かりませんが、同世代の周りの友人を見ても、上司や先輩に対しても、思ったことをきちんと伝える人が多いように思います。

── 今後挑戦したい役や作品はありますか?

菅生
主演はもちろんしたいです。あとは、これまで教室の中に先生一人、男女の生徒が大勢いるような“学園もの”が一度もなくて……。20代の間に制服を着て、青春ものもやってみたいなと思っています。刑事役など、専門職も今後やってみたい。僕は大阪出身なので、自然な関西弁で話すような作品にも出てみたい。関西弁だとアドリブなども沢山出せそうなので。

── 本作の見どころをお願いします。

菅生
トラブル回避をモットーに働く主人公・相田と、僕が演じるトラブルメーカーの後輩・大城の二人の掛け合いが見どころの一つです。相田の脳内にいる3人の空気感やテンポ感もとてもよく、あっという間に1時間が経ってしまうような作品です。効果音などの細かい部分にも注目してください!ドラマの世界観を楽しんでいただけると嬉しいです。

番組情報

【タイトル】『ぼくの人格シェアハウス』

【出演】塩野瑛久 菅生新樹 桜井玲香 星乃夢奈 溜口佑太朗(ラブレターズ) 時任勇気 ほか

【放送枠】3月17日(日) 深夜0時30分~1時29分 関西ローカル

【主題歌】KADOMACHI「大迷走」(murffin Lab./murffin discs)

取材・文・撮影:ごとうまき