【昭和にタイムスリップ】伝説の味園ユニバースがハロウィンの夜に復活!『昭和恋物語 ザ・キャバレー』レポート

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ミナミの大型レジャービル・味園ユニバースビルの地下1階にて10月31日(火)『昭和恋物語 ザ・キャバレー』が開催された。本イベントのプロデュース・演出を手がけたのは俳優、タレント、歌手、ピアノ調律師とマルチに活躍するブラザートム。かつて昭和の夜を華やかに彩ったキャバレーがハロウィンの夜に復活を遂げた。

1000人の客を飲み込む大空間を使ったキャバレーでは、40名近いホステス役の女性が各テーブルに着席し、観客たちとお酒を飲みながら歓談する光景が見られた。ホステスは“トム”という通貨(チップ)を客からもらうのだが、215枚という驚異的な数のチップを受け取った女性も。


この日のために神奈川から日帰りでやって来たという男性は「昭和をテーマにした空間や昭和歌謡が好きで、チケットサイトを見ていたら偶然このイベントを見つけました。味園ユニバースにも一度来てみたかった。」と目を輝かせながら話した。
突如、アフロヘアのブラザートムとスーツに身を包んだ男性陣が現れ、各席に挨拶に回っていたのだが、スーツ姿の男性たちは、吉本興業所属のお笑い芸人・佐藤太一郎と吉本興業の芸人と役者たちだ
彼らはフロアボーイ役として、女性たちをダンスホールにエスコートし、レイナクインテッドの奏でる音楽に合わせてチークダンスを繰り広げた。男性のみがダンスホールに上がり、曲に合わせてステップを踏むシーンや、お客さんとホステスが思い思いにチークダンスを踊る場面も。これも昭和のキャバレーならではの光景で、演出の一つとして大いに盛り上がった。


続いてステージに登場したのは、昭和レトロな赤いワンピースに身を包んだ大西ユカリ。昭和歌謡曲のほか、自身の最新アルバム『LaiLa』に収録された『LaiLa』をソウルフルに力強く歌い上げた。かつて味園ユニバースのステージにも立ったという和田アキ子の大ヒット曲『あの鐘を鳴らすのはあなた』では、観客も一緒に熱唱。大西の伸びやかな歌声とともに、昭和の夜にタイムスリップした。



次に登場したブラザートムのステージでは、会場のボルテージも最高潮に達した。バブルガム・ブラザーズ『WON’T BE LONG』では会場が一つになっての大合唱。ダンスフロアには多くの観客が集い、彼の歌い声に酔いしれた。


そしてラストを飾ったのは“クボタとシノブ”。ブラザートムがクボタで、大西ユカリがシノブで“クボタとシノブ”と名づけたデュオ。30年来の旧知の仲という2人の念願の共演がこの日実現!2人の奏でる唯一無二のハーモニーが、更なる盛り上がりを見せた。

大盛況のうちに幕を閉じた今年の大阪ハロウィンは、まさに“新感覚のエンターテイメント”。観客たちが演者となって、それぞれがハロウィンの思い出を胸に刻んだ。
1955年に誕生した味園のキャバレー「ユニバース」は2011年に営業を終了。あれから12年の時を経て『昭和恋物語ザ・キャバレー』という名の一夜限りのユニバースが復活したが、1年後の2024年10月31日には開催がすでに決定している。
来年はどんな“おもろいエンタメ”が展開されるのだろうか、期待が膨らむ。

公式サイト https://www.the-cabaret.jp/

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撮影:木田光重

取材・文:ごとうまき