聴く人の魂を揺さぶり、今も変わらない深みのある声は、時に哀愁を誘い、勇気を与え、希望を抱かせてくれる。2022年にはデビュー50周年を迎え、2023年2月には映画『湯道』で銀幕デビューを果たすなど、果敢に挑戦し、絶えず進化を続ける演歌の女王・天童よしみさん。そんな彼女に今回2回目となるロングインタビューを行った。2023年5月24日に発売された新曲『星見酒』のこと、コンサートのこと、そして天性の歌声を維持するための秘訣などを聞いた。前回よりも更に深く、天童さんの魅力に迫りたい。
天童よしみが届ける「おつかれさま」
── 今作のテーマは″酒″。前作『帰郷』に続き、作詞を松尾潔さん、作曲を本間昭光さんが手掛けられました。これまでとはまた違った雰囲気の曲調ですね。
──この歌にはどのようなメッセージが込められているのでしょうか?
──同じ酒をテーマにした曲でも、カップリング曲の『おんな酒じかん』は、男うたの『星見酒』とは対照的ですね。
故郷・八尾が繋いだ縁。
──今回のレコーディングはいかがでしたか?
──お二人は同じ八尾出身とのことで、より盛り上がるのでしょうね。
── 8月4日(金)には「天童よしみコンサート2023〜あなたの大切な街へ、50年の感謝を届けたい〜」がプリズムホールで開催されます。地元・八尾でのコンサートには格別な思いがあるのではないでしょうか?
歌に更に真剣に向き合うようになったこの5年
──天童さんの歌声、声量は若い頃からほとんどお変わりありません。コンサートで歌声を聴いたお客さまも、その声量に驚かれる方が多いとか。それだけしっかり喉を労っておられるのですね。
──さらにこれからツアーも始まるとのこと。体力作りや健康維持も大切ですよね。
── 24時間、声と歌のことを考えていると言っても過言ではないですね。
── 45周年が一つの転機でもあったとのこと。きっかけは何だったのでしょうか?
歌は心。天童よしみが大切にしているもの。
──幅広い世代に愛される天童さん。天童さんの愛されキャラは唯一無二ではないでしょうか。
──デビュー51年目の今年は、『湯道』で映画デビューをされるなど、さまざまな事にチャレンジされています。今後に向けて抱いている夢や、天童さんの信条を教えてください。
天童よしみ 公式サイト (yoshimi-tendo.com)
インタビュー・文・撮影/ごとうまき