【木村達成インタビュー】大阪では初のコンサート「大阪で30代への第一歩を踏み出す!」

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ミュージカルや舞台作品、映画、ドラマと幅広いジャンルで活躍する俳優・木村達成。自身が30歳を迎える節目の今年に『木村達成コンサート-Alphabet Knee Attack Vol.2-』が12月8日(金)に大阪(松下IMPホール)、12月20日・21日(水・木)に東京(ヒューリックホール東京)で開催される。昨年のデビュー10周年記念コンサートに続き2回目となる本公演、12月8日の大阪公演当日は、自身の誕生日でもある。そんなメモリアルなコンサートに先立ち、木村さんにコンサートへの意気込みや今の思いを語っていただきました。

走り続けた20代

──前回のコンサートを振り返っていかがですか?

木村
一人では心細かった中、ゲストで出演してくださった先輩やファンの方、沢山の方が来てくださり支えてくださり成功させることができました。役を背負ってない分、清々しく歌えましたが、ソロで約15曲も歌うとこんなにも体力がいるんだと、新たな発見もありました。またこうして30歳を節目にコンサートをさせていただくことに縁を感じますし、成功させたいですね。 

──曲の選定の基準は?
木村
自分の中でイメージを描きながら……自分が歌いたい曲、お客さまが歌って欲しいような曲をすり合わせながら選んでいます 
──今分かる範囲でのセットリストや構成を教えてください。
 
木村
今のところ、女性が歌っている曲が多いですね。キーは音楽監督のクラーキーさんと考えてアレンジしたり、そのまま歌うかもしれません……。ミュージカルの曲はもちろん、過去に私が出ていた作品の曲、これまでに挑戦したことのない役の歌も歌う予定ですが、当日になってみないとわからない部分もあります。例えば、カラオケやスナックへ行った時だって自分のコンディションによって歌いたい曲って変わるじゃないですか。コンサートだって、もしかしたら本番当日にガラリと変わる可能性もある。ライブ感のあるコンサートになると思うので、ご期待下さい! 
──大阪公演の日に30歳のお誕生日を迎えられますが、30歳の節目に公演をするってどんな感じですか?また20代を振り返っていかがですか?
木村
走り続けた20代でしたね。“休みの日には何したいですか?”と聞かれたら、ビーチ沿いでビール飲んでゆっくりしたいって言ってましたが、結局できませんでした(笑)。30歳の自分の誕生日に自分のコンサートをするって、小っ恥ずかしい部分もあるのですが……。29歳の誕生日にするのと30歳の誕生日にするのはまた違った感覚ですよね。 
──大阪、関西のお客さまの印象は?
 
木村
集中して観てくださっている印象があります。関西の方は笑いに厳しいというイメージを持っていましたが、実際はよく笑ってくださいます。また、私の父が大阪出身ということもあり、大阪は馴染みのある土地。記念すべき日に大阪でコンサートをすることにも意味があるし、特別な感じがします。 

芸能生活11年を迎えていることは奇跡に近い!!

── 歌は独学で学ばれたのでしょうか?
 
木村
定期的にボーカルレッスンを受けていたわけではないのですが、作品に関わって下さる音楽監督や歌唱指導の方とのレッスンの積み重ねにより、今があると思っています。まだまだ研鑽が必要ですが……基本的に自分は物事を継続して続けることがとっても苦手なんです。芸能生活が11年ということが奇跡に近いくらい。きっと毎回向き合う作品が変わることで、新たな景色が見えるからこうして続いているのでしょうね。 
──いろんな作品に関わることで歌うことも好きになっておられるのですね。
木村
日々のコンディションによって歌も変化するので、面白いですよね。歌に関してもまだ道半ば、常に新しい発見もあって、進化していかなければならないと思っています。ただ、ある程度慢心してしまったら、歌も嫌いになるのかもしれません。もちろんお芝居も歌も慢心することはないと信じていますが。 
── コンサートを行う上で心がけていることは?
 
木村
あまり練習しすぎないように、完成しすぎないようにしています。コンサートに向けて安心が欲しいからと練習しすぎて歌えるようになったところで、自分の中ではつまらないものになっているんじゃないのかなって思うんです。コンサートのセットリストが大幅に変わることはありませんが、大阪公演と東京公演ではまた違った内容になるかもしれませんね。 
 
── 今回は何かの役を演じる木村さんではない木村さんが舞台に。期待していますね!
 
木村
今回は大阪からスタートします。大阪のお客さまにも思う存分楽しんでいただけるよう、盛り上げていきます!大阪公演の日は僕の誕生日。30歳という着実な一歩を大阪の土地で踏み出したいです。 

取材・文・撮影:ごとうまき