笑福亭べ瓶と桂三度のべべサンドが毎回ゲストをサンドウィッチするという2人会、今回は真打昇進したばかりの春風亭柳枝を上方2人がサンドする!8月8日(日)北とぴあ つつじホール(東京)にて開催予定だ。
前回はべべサンドの2人を取材した(前回の記事)。そこから見えてきたのは互いにリスペクトし合う‟強い絆”だった。そんな相性抜群な2人の2人会、面白くないわけがない!
今年の3月に発表された「令和2年度 花形演芸大賞」で銀賞を受賞した笑福亭べ瓶さんの実力は言わずもがな、彼のエネルギッシュかつ表現豊かな噺には定評があり、中でも彼の披露する人情噺には大きく心が揺さぶられる。“落語会に舞い降りたギフト”桂三度さんのトリッキーで精緻な創作落語やトークはいつ聞いても安定感抜群、今席ではトリを担うという。そして2人のトークにも大いに期待してほしい。なんてったって“前世は女学生”と称する2人なんだから。2人のトークの巧さと心地よさは瞠目に値するといっても良いほどに、延々と聞いていられる。
そんな上方2人のべべサンドにゲストの魅力が加わることにより新たなエンタメが誕生する。さて、今回は春風亭柳枝をサンドするというが、どんな会になるのだろうか。べ瓶さんは自分が柳枝師匠と三度さんにサンドされるのではないかと語っているがーー。
ゲストの春風亭柳枝は2006年に春風亭正朝に入門、2009年に二ツ目に昇進し、2021年3月には念願の真打昇進と同時に「九代目春風亭柳枝」を襲名、江戸時代に端を発する大看板が62年ぶりに復活したことで話題を呼んだ。
8月21日には帝国ホテルにて真打昇進披露パーティを開催予定。緊急事態宣言により一度延期になったというが、今回も東京では4回目の緊急事態宣言が発令中、しかしこれまでとは感染状況なども変化しているため、ホテル側と相談をしながら万全の対策で行う予定とのことだ。
本寸法の古典落語を追求する落語家春風亭柳枝とべべサンドの2人が織りなす落語会、柳枝さんは「“これぞ江戸落語!”というような噺をしたい」と意気込んでいる。江戸落語と上方落語、そして彼らの爆笑トークで究極のエンタメを感じてほしい。
べべサンド公演概要
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