10月20日(木)に大阪・新歌舞伎座で開幕した「五木ひろし劇場」。今月30日(日)まで上演される。本記事では10月22日(土)昼の部のステージをレポート。
本公演は、一部に「不滅のメロディ昭和の五大作曲家を歌う」と題し、五木が二日間ずつ昭和の五大作曲家に扮して、弟子を演じるゲストの歌手と一緒に歌う。第二部「五木ひろしプレゼンツ ゲストオンステージ」では、ゲストの歌手たちの歌をたっぷりと堪能できるステージに。第三部「五木ひろしビッグショー」では、五木の華やかな舞台と歌に酔いしれる、超豪華な三部構成で展開される。
ゲストには、朝花美穂、辰巳ゆうと、新浜レオン、ベイビーブーが出演。五木ひろし演じる五大作曲家の弟子にそれぞれが扮して演じる(市川由紀乃は体調不良のため休演、25日より出演) 。
第一部「不滅のメロディ昭和の五大作曲家を歌う」は、不定期で続く舞台「歌う!SHOW学校」の進化系。これまでも若手歌手を生徒に迎え、五木が名曲にまつわる歴史や歌い方をユーモラスに伝えながら人気を博し、NHKでも2018年まで放送された。今回も、日本を代表する作曲家の先生たちの名曲を継承し、そして挑戦もしたいとの思いで五木自らが企画した。
五木が扮する五大作曲家は、遠藤実、吉田正、船村徹、服部良一、古賀政男。実際に五木と縁があり、彼が敬愛する作曲家だ。五木がピアノで作曲家たちの数々の名曲を弾き、若手歌手に歌唱指導をするのだが、その中には作曲家や歌手たちの特徴や秘話がたっぷりと盛り込まれている。作曲家たちの人柄や名曲、さらには名文句や教えを知り尽くした五木だからこそできる舞台だ。本番中はアドリブも多い。ゲストたちは五木に無茶振りをされるのだが、五木×ゲストの掛け合いが実に面白い。時にはお腹を抱えて笑うほど。五木も早替りして作曲家の弟子だった歌手たちに変身する場面も見どころの一つ。そして第一部の後半は、若手歌手が集結し、華やかなバッグバンドとともに名曲を披露。指揮棒を振るのは五木。ゲストそれぞれが歌手の特徴を真似て歌う場面も痛快だ。
第二部のステージでは、ゲストそれぞれがデビュー曲、新曲を披露。第二部のラストでは五木ひろしのヒット曲「よこはま・たそがれ」「VIVA・LA・VIDA!〜生きてるっていいね!〜」を全員で披露。これぞ夢の共演!パワフルで重厚なステージとなった。
そして第三部の「五木ひろしビッグショー」は昭和から令和を駆け抜けてきた五木の代表曲のオンパレード。「夜明けのブルース」「暖簾」「日本に生まれてよかった」など。曲目も曲数もとても充実した内容となっている。あっと驚く仕掛けや、演出にも目が離せない。新歌舞伎座ならではの舞台装置をふんだんに駆使した超豪華なステージに酔いしれることだろう。五木ひろしと豪華ゲストたちの夢の共演、出演者たちが魂込めて届ける「五木ひろし劇場」は大阪・新歌舞伎座にて10月30日(日)まで。
公演概要・チケット
五木ひろし劇場 | |
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公演期間 | 2022年10月20日(木)~30日(日) |
料金 | (税込) S席(1・2階) 11,000円 A席(3階) 6,000円 特別席(2階最前列) 13,000円 |
チケット:五木ひろし劇場 ○一般発売 | 新歌舞伎座ネットチケット[音楽 演歌・邦楽のチケット購入・予約] (pia.jp)
電話:新歌舞伎座テレホン予約センター:06-7730-2222(午前10時~午後4時)
取材・文/ごとうまき