【胸アツ!この夏最高のギフト!!】山内惠介「惠音楽会2022〜歌のまごころ、あなたに届け!〜」初日公演レポート

撮影: 中井祐輔
アーティスト

いま、大阪・新歌舞伎座が山内惠介一色に染まり、熱風を巻き起こしている!
山内惠介「惠音楽会2022〜歌のまごころ、あなたに届け!〜」が7月13日(水)に初日を迎え、会場一階席から三階席まで多くの観客で埋め尽くされた。本公演は18日(月・祝)まで上演、昼の部「紅版」、夜の部「白版」と全部で9公演行われ、曲目を一部変更して楽しんでもらえる内容に。筆者も思わず虜になった山内惠介の“まごころ”がたっぷり詰まった初日公演「紅版」をレポート!(公演に向けてのインタビュー記事はコチラ

第一部、かっこよさと艶っぽさが一層際立つ着流し姿で登場した山内に、会場は沸き立つ。幾つもの色とりどりのペンライトとオリジナルうちわ(来場者全員に配られる)が客席を舞う。
『一年振りの新歌舞伎座に帰ってきました!デビュー22年目、今年39歳、“サンキュー”の気持ちを歌に乗せて、みんなに届けます!』と喜びの声をあげる山内。ステージを彩る「惠介バンド」とともに繰り広げられる渾身のステージは圧巻!の一言だ。

曽根崎を舞台にした「恋の手本」から始まり、山内の故郷を歌った「君の酒」、第二の故郷北海道を歌った「釧路空港」など、山内の持ち歌のほか、大阪を舞台にしたご当地ソングも披露。福岡出身の山内が歌う大阪の歌は実に味わい深い。歌われる曲は昼の部、夜の部によって曲目が一部変わるが、今回は夜の部に予定されていた曲「大阪すずめ」を観客の反応に合わせて特別に披露。臨機応変に対応する山内のサービス精神の良さも人気の秘訣だ。できるだけ多くの観客に声をかけ、楽しませようとする姿勢、MCで見せるユーモラスさと茶目っ気に魅了される。
また7月13日に発売された「誰に愛されても」の「花盤」「酒盤」に収録されたカップリング曲「花火」「酒語り」も披露、着流し姿で歌う「誰に愛されても」は新鮮だ。山内は『今年も紅白に8年連続で出場したい。レコード大賞、日本作詩大賞も狙います!』と、年末の賞レースに向けての意気込みも語った。

第二部では、第一部の雰囲気とは一変、大きな船に乗った山内が三波春夫の長編歌謡浪曲「豪商一代 紀伊屋文左衛門」を届けた。この後登場する山内の事務所の後輩で、作曲家・水森英夫門下生の山西アカリの出身地・和歌山と重ねて、「紀伊屋文左衛門」を選曲したという。山西アカリは2022年6月29日に発売された「拝啓 みかんの里」を披露。『誰もが憧れるステージに立つことができて、ほんまに嬉しいです!』と元気いっぱいに話す。

撮影: 中井祐輔

その後も山内のヒット曲や思い出の曲でステージは繰り広げられる。通算9枚目のシングル「恋する街角」では、観客の手拍子とペンライトで客席は一層盛り上がりを見せ、大きな一体感に包まれた。コロナ禍で変化した応援の形、声は出さなくても十分盛り上がる。

山内は『歌手になって、続けてきて本当に良かった。辛い時もあったけど、その経験が自分の心を強くしてくれました。今、亡き人も、歌の中に生き続けている…。また明日からも頑張って歌います!』と、声を震わせながら、観客に感謝の気持ちを伝えた。彼の“まごころ”、ステージに真摯に向き合う誠実さが心に響く――。
山内惠介の魅力とは…?歌唱力、表現力、ルックスは言うまでもないが、やはり圧倒的なカリスマ性と高い人間力だと思う。

山内惠介30代最後の夏、全身全霊で届けるステージ「惠音楽会2022〜歌のまごころ、あなたに届け!〜」は、この夏、最高のギフトになるだろう。新歌舞伎座にて、18日まで上演中!ぜひ劇場に“いらっしゃ〜い”。

チケット・概要

山内惠介 惠音楽会2022
~歌のまごころ、あなたに届け!~
公演期間 2022年7月13日(水)~18日(月・祝)
料金 (税込)
1階席 10,000円
2階席 6,000円
3階席 3,500円
特別席 11,000円

チケット山内惠介 惠音楽会2022 ○一般発売 | 新歌舞伎座ネットチケット[音楽 演歌・邦楽のチケット購入・予約] (pia.jp)

電話:06-7730-2222(午前10:00~午後4:00)

文/ごとうまき