魔法の風が大阪に吹く!ミュージカル『メリー・ポピンズ』大阪公演開幕!!

ミュージカル

初夏の風とともに、あの「完璧すぎる」家庭教師が大阪へ。2026年5月21日、梅田芸術劇場メインホールにてミュージカル『メリー・ポピンズ』大阪公演がいよいよ開幕する。
開幕に先立ち、メリー・ポピンズ役を演じる濱田めぐみ、笹本玲奈、朝夏まなとの3名による囲み取材が行われた。東京での約2ヶ月にわたる公演を経て、「より深まった状態で大阪に上陸した」と語る彼女たちの言葉からは、作品への確固たる自信と、大阪の観客へ魔法を届けることへの高揚感が溢れていた。

三者三様のメリーが語る「自分軸」と「メッセージ」

本作の魅力について問われると、3人はそれぞれの視点でメリーというキャラクターを分析した。
前回公演から続投する濱田めぐみは、「彼女が持ってくるメッセージ、特に子どもの心を忘れてしまった大人たちに響くものがある」と、作品が持つ普遍的な癒やしの力を強調。一方、同じく続投の笹本玲奈は、客席からの「歓声」に触れ、「お客様も出演者の一人として作品と一つになれる。ハッピーな気持ちで劇場を後にできる、まるでテーマパークのような多幸感」が魅力だと笑顔を見せた。

今回初参加となる朝夏まなとは、「メリーの自分軸がしっかりしているところ、そしてひょうひょうとしているところが魅力的」と語る。彼女自身、かつて一観客として憧れた作品の舞台に立っている喜びを噛み締めながら、宝塚歌劇団でのトップスター経験を感じさせる凛とした佇まいでメリーという役に向き合っている。

「マニアックな違い」と「大阪ならではの迫力」

大阪公演ならではの見どころについて、笹本からは「マニアックなファンの方しか気づかないかもしれないけれど……」と前置きした上で、フライングの「軌道」が東京公演とはわずかに異なるというサプライズな告白も。演じている側も「こう来たか!」と楽しみながら飛んでいるというエピソードは、ライブエンターテインメントならではの醍醐味だろう。

また、劇場の形状の違いにも注目が集まった。奥行きのある東京の劇場に対し、梅田芸術劇場は横に広い構造だ。朝夏は「一体感がすごい。よりワイドに、よりダイナミックに。ビッグナンバーのテクニックも深まっており、より一層大きなエネルギーを感じていただけるはず」と、大阪公演のスケールアップに期待を込めた。

互いを称え合う「キャッチコピー」とチームワーク

トリプルキャストとして切磋琢磨してきた3人は、互いを独特のキャッチコピーで表現し、会場を沸かせた。

笹本玲奈 =「ラブリー・メリー」(濱田談)
「目が合うと、いろんなところに連れて行かれるような感覚になる、心を持っていかれるメリー」

濱田めぐみ =「日本メリー・ポピンズ協会の会長」(笹本・朝夏談)
「まさにスーパー・パーフェクト。太陽のようなポジティブなエネルギーで、厳しくも温かく導いてくれる母のような存在」

朝夏まなと 「朝顔のようなスターメリー」(濱田談)
「階段を降りてくるとき、見えない羽が見える。妖精のようでありながら、時折見せるふんわりとした可愛らしさが、周りの自立を促すメリー」

アイデアを出し合って作り上げたという。それぞれの得意分野を共有し、協力し合うことで「誰が演じても最高のメリー・ポピンズ」が完成した。

取材の締めくくりに、朝夏は「1月からずっとこの作品のことだけを考えてきた。今見ないと、次いつ会えるかわからない。迷っている方はぜひ劇場へ」と呼びかけた。
濱田も「大人の方にもグサグサと刺さる作品。自分自身と向き合い、わだかまりがホッと癒えるような時間を過ごしてほしい」と、現代を生きるすべての人へのメッセージを贈った。

2026年の大阪公演は、合計でわずか24回。3人のメリーがそれぞれの個性を輝かせ、灰色の空をカラフルに変えていく。魔法の言葉「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」とともに、最高のハッピーを体験しに劇場へ足を運んでみてはいかがだろうか


【公演情報】
ミュージカル『メリー・ポピンズ』大阪公演
会場:梅田芸術劇場メインホール
公式サイト:https://marypoppins2026.jp/

取材・文:ごとうまき