“歌の宅配便”寺本圭佑の新曲「ほおずり」が2024年4月に発売され、母親の死をテーマにした心震わす作品に多くの人が共感し、反響を呼んでいる。関西プレスに初登場となる寺本圭佑さんにインタビュー。来年で歌手生活15年を迎える寺本さんに本作の誕生秘話や現在の思いを語っていただきました。
“死”をテーマにした“実話三部作”の誕生秘話
──今作も鮫島琉星先生作詞、小田純平先生による作曲で、発売してから反響が大きいとのこと。この曲についての思いを教えて教えてください。
── え、どうしてですか?
── ドラマや映画になりそうな壮大な物語ですよね。
聴けば聴くほどクセになる“スルメソング”
── 鮫島先生からはどんなアドバイスがありましたか?
── この曲はイントロもインパクトがあって、最後は霊柩車の音で終わるのが印象的。霊柩車は実際の音が使用されています。こういった部分にもリアリティーを追求しておられるのですね。
── 前々作の「望郷本線」は父の死について描かれ、「折鶴夜曲~おりづるやきょく~」は妻の死を、そして今作は母の死……。リアルで誰もが経験することを描いているからこそ、心に響くのでしょうね。全て“死”がテーマとなっていますが、何か意味があるのでしょうか?
── “死”というテーマは深くて、人によっては重く捉えられると思います。だけど、誰しもが経験する事。歌にもどんどん深みが増していますね。
── カップリング曲「ラピスラズリをあなたと」についても教えてください。
歌は伝わるように歌わないといけない
── 「望郷本線」以降、歌い方に変化が表れたとのことですが、ご自身では意識されていますか?
──ある意味「望郷本線」が転機になったのですね。
15周年はライブツアーが目標
── 歌手デビューして14年。元々は会社員でそこから歌手に転身。ユニークな経歴をお持ちですね。
── 来年4月でデビュー15周年になりますが、振り返ってのお気持ちは?
インタビュー・文・撮影:ごとうまき