不朽の名作「東京ラブストーリー」がコロナ禍前の現代を舞台にミュージカル化!主演・濱田龍臣『24時間愛しますよ!』

濱田龍臣
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あの「東京ラブストーリー」がミュージカル化!世界初演!!
ミュージカル「東京ラブストーリー」が大阪梅田芸術劇場にて12月23日から25日まで上演される。1991年に日本を席巻し、今もなお絶大なる人気を誇る漫画「東京ラブストーリー」。原作のバブル時代から、舞台を2018年〜2019年に変えて、東京の街で懸命に生きる男女4人の群像劇となっている。
2チーム制によるダブルキャストで織りなす新たな「東京ラブストーリー」。
今作は主人公の永尾完治、赤名リカ、三上健一、関口さとみの4役が「空キャスト」と「海キャスト」の2チーム制によるダブルキャストを取り入れている。世代も個性も全く異なるチームが同じ脚本を演じることで生まれる新たな化学反応が楽しみだ。
空キャストには、柿澤勇人、笹本玲奈、廣瀬友祐、夢咲ねね。海キャストには濱田龍臣、唯月ふうか、増子敦貴(GENIC)熊谷彩春が出演。演出を豊田めぐみ、音楽を本年度トニー賞 ベストスコア賞ノミネートのジェイソン・ハラウンドの全編書き下ろしとなる。
今回は永尾完治を務める海キャストで主演の濱田龍臣を取材。大阪公演に向けての意気込みを語ってもらった。
——主演が決まった時の心境や、今の気持ちは?
濱田
原作漫画も、ドラマも見たことはないのですが、不朽の名作ですので名前は知っていました。聞いた時は“ミュージカルになるんだ!!”と驚きました。両親がドラマをリアルタイムで見ていた世代なので、自慢すると驚いていましたね。
さらに濱田は本作の主演をつとめるにあたってプレッシャーも大きいと言う。
濱田
「東京ラブストーリー」をリアルタイムで見ていた方々からの期待や不安もあるかと思います。さらに初演ミュージカルということで、ゼロから作り上げていくことに加えて、僕はミュージカルの経験も浅いので、プレッシャーが重くのしかかっています。完治という役をもっと理解して、良い作品にしていきたいです。
——完治に対する印象や、自分と似た部分は?
濱田
完治は一生懸命にぶつかっていく不器用な男性。そして優柔不断で振り回されやすい人。東京という場所で天真爛漫なリカという女性と出会ったことによって、いろんなことを乗り越えていきます。対して、僕はそんなに不器用な人間ではないと自負しています(笑)。さらに会社員という仕事も僕にとって、とても新鮮ですね。
大人な雰囲気で描かれる空キャスト、フレッシュさを感じてもらえる海キャスト、同じ脚本でも違った雰囲気を楽しめる。
——2チーム制によるダブルキャスト、空キャストと海キャストはどのような違いがありますか?
濱田
海キャストは、原作の完治たちの年齢とも近く、等身大の姿だと思います。登場人物たちが真正面からぶつかり悩んでいく「東京ラブストーリー」らしさを感じてもらえるのではないかと。一方の空キャストは、原作の年齢よりも少し上。大人の成熟した恋愛模様を描いています。落ち着いた、深みのある部分を見ていただけるかなと思います。
——演出の豊田めぐみさんについて
濱田
豊田さんは、役者発信で出てくるものを大切にしてくださっています。稽古は空も海も一緒にしていますが、同じセリフでも、表現方法が異なります。さらにこれから、どこを変えようとか、ここは同じにしたほうが良いか…など、いろいろと模索しながら稽古を行っています。
——現在BSフジで、ドラマ「東京ラブストーリー」が再放送されていますが、ご覧になっていますか?
濱田
あえて見ないようにしていますね。というのも、時代背景も2018年に移っているので、全く新しい「東京ラブストーリー」になっているから…。もちろん根底は同じストーリーですが。
ミュージカル「東京ラブストーリー」は、当時のドラマで使用されていた公衆電話がスマホに変わり、2018年らしいアイテムも登場する。
また、ジェイソン・ハウランドが手がける音楽もキャッチーなメロディー、つい口ずさんでしまうような曲が多い。
——Wキャストの柿澤勇人さんについて
濱田
Wキャストで出演するのが初めての経験、とても新鮮です。柿澤さんとは一緒に稽古をしているので、お互いのを見ながら勉強させていただいています。柿澤さんのお芝居を見て学び、どんどん盗んでいますね。とはいえ、同じ完治を演じるにしても、同じ部分と違った部分も必要なので、そのバランスが難しいです。
——東京を舞台にした作品、そしてラブストーリーに対して、どのように感じていらっしゃいますか?
濱田
子どもの頃から東京で仕事をしてきた僕にとって、上京してきた人たちが見た景色を知れてとても新鮮でした。東京に対する憧れや、みんな必死で努力している部分など、とても素敵だと感じています。そして東京は頑張っている人たちで出来上がっている街なんだな、と実感しています。恋愛が中心になっている作品は初めてです。“こういった恋いいな”、とか思いながら、一視聴者として楽しんでいます。大阪公演はクリスマス真っ只中。是非、足を運んでもらえたら嬉しいです。
希望を持って東京で暮らす男女4人の恋が、どのように交差していくのか…。2018年を舞台にしたミュージカル「東京ラブストーリー」大阪公演は、2022年12月23日(金)〜25日(日)梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。ちょうどクリスマスと重なるが、見終わった頃には、きっと温かい気持ちになっているはず。最高のクリスマスプレゼントになるだろう。

公演概要・チケット

ミュージカル「東京ラブストーリー」