ホリエモンの知られざる一面とは?大阪講演会の裏側を大公開!

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『堀江貴文講演会 in 大阪』は3月4日(金)エル・おおさか(大阪府立労働センター)にて開催される。大阪の講演会ではゲストに田端信太郎氏を迎え、さらに講演後には「堀江貴文と食べるプレミアム寿司会」という面白い企画が目白押し(いつでも視聴可能なオンラインチケットも発売中)。YouTubeやTwitterなどでも手軽に著名人の話を聞き、考えに触れることができる昨今だからこそ、生で聴ける講演会はその場の空気感や温度感と人々の熱狂を肌で感じられる“特別感”がある。今回、大阪講演を運営・主催する清水崇宏さんにインタビュー。講演会を敢行する背景には清水さんの強い情熱と心の叫びがあった。

清水崇宏 1989年生まれ福岡県出身。20代の頃から経営者としての手腕を発揮。これまでにも幅広いジャンルの事業を数多く手がけ、現在も様々な事業に携わる。

コロナ禍での大阪での運営・集客に大苦戦

清水さんはこれまでに堀江貴文氏の講演会を二度主催している。2019 年の福岡開催では、チケットは順風満帆だったという。しかし本講演は予想以上に集客に苦戦していると、苦笑いを浮かべながら語ってくれた。
清水さん
福岡での講演は僕の地元でもあるので協力者も多く集まり大きく黒字化できました。今回は地盤がないのが大きな要因かな、拡散がうまくいかない。ITリテラシーの高い人ほどオフラインイベントには足を運ばない傾向があるように感じていて、だったら別の角度からアプローチしようと、新聞などに広告を出しての集客も考えています。
一方で講演の宣伝を行う中でもコロナ禍ならではの苦悩が。講演会開催に対する世間からの容赦ないコメントも寄せられていると言う。
清水さん
SNSなどにも広告を出しているんですが、怒りのリアクション付くんです。こんな時期に開催って何を考えてるのですか?」というDMが幾つも寄せられたり。自分たちとしては社会のためにがんばっていることが、人によっては僕が非常識で悪人に映るんだなと。人間って難しいな~という哲学的な悩みに発展する(笑)

一筋縄ではいかないリアルイベントの運営、分断した人々の価値観を実感させるエピソードだ。いまだ収束の兆しが見えない新型コロナは私たちの生活や人生設計さえも脅かす。本講演で語られるテーマはコロナ禍の未来と私たちはどのような未来を生きるのかーー。最初の緊急事態宣言から一貫した主張を世間に訴えている堀江氏が全てを我々に語ってくれるというが、その本質をついた鋭い言葉には時にハッとさせられ、自身を顧みるきっかけともなる。

「いまの社会って、窮屈じゃないですか?」

自身の事業もコロナによって100パーセント減
清水さんは経営者として幾つもの事業を手掛けているが、やはりコロナの影響を大きく被ったという。ウォーターサバゲーというイベント事業は2020年,2021年の全件の受注と今年も大型商業施設でのイベントが軒並みキャンセル、売り上げも二年連続100パーセント減となった。映像制作や配信の事業もオンラインの需要はあるものの制作現場は一時期激減。さらにディズニーランド近くのインバウンド向けのカフェは去年断腸の思いで店を畳んだ。もう、踏んだり蹴ったりだ。 
清水さん
事業で苦しい思いをしている人ももちろんですが、僕が訴えたいのはそこではないんです。コロナ禍が始まり二年、遊びにも行けない、飲みにも行けない、子ども達の部活や学校行事が制限されたりとあらゆる文化的な生活が送れていない。友達と遊びに行こうものなら後ろ指を刺されて、マスクしてないとキレられたりと、僕は、この窮屈な社会が続き、自由を制限されても仕方がないという風潮が容認されつつあることが問題だと思っています。この講演会で少しでも人々の意識が変わればと。
ーー東京在住で福岡県出身の清水さん、そもそもなぜ大阪の講演会の主催を?
太古の昔からウィルスと常に共存してきた私たち人類。今回のオミクロン株も蔓延し弱毒化することによって集団免疫を獲得し、風邪の一種となっていくのではないか。堀江氏も再三このメッセージをSNSなどで発信している。そして不安を煽る行き過ぎたマスメディアの報道によって、多くの国民が過剰にコロナを恐れて制限だらけの世の中にこのままでいいのか?『こんな状況だからこそ開催する意義がある』と清水さんは話す。
清水さん
僕の意見をマスコミで主張できるわけではないし、堀江さんでさえTwitterなど自身のメディアで発信する他ない。世の中の風潮を一気に変えることはできないけれど、自分の近くや、その延⻑線上で講演を聴いてくれる人々に届けられたら、周りの人々も変わっていくのではないかと。東京ではオンラインサロンなどの活動も活発で、情報も多く、僕のような考えを持っている人も少なくはない。一方で地方は東京に比べるとこういった情報を耳にする人が少ないと思ったんです。であれば次は大阪だ。そしてこの考えが関西圏に拡がってくれたならーー。大阪に希望を感じています。

堀江氏は″判断基準”。イメージとはかけ離れた公共心とは

15歳のころから堀江氏から大きく影響を受けていると話す清水さん、改めて清水さんにとって堀江氏はどんな存在かと訊ねた。一呼吸おいて言葉を選びながら語られた内容からは、世間が抱くイメージとはかけ離れた人物像が見えてきた。
清水さん
一言で表すと“判断基準”かなって。堀江さんは公共心が高くて常にフラットなんです。例えば東日本大震災のとき、ろくに寝ずに行方不明者や孤立者、災害の情報をRTしつづけた。HIUでも、とにかく人の背中を押し、昨日までの自分より一歩進むことを評価してくれる。その影響もあってか、いつの間にか僕の信条は‟昨日の自分よりいい人間に”という言葉になっていた。だけど時々心折れそうな時や、堕落しそうな時がある。そんな時に「あの人だったらこうするだろうな」と、踏みとどまれることがあるんです。このプロジェクトも、HIUで出会った心強い大阪のメンバー達の存在に支えられています。バックボーンが異なるにも関わらず、マインドや方向性、前提知識が揃っているので、とても仕事がやりやすい。以前からよくご飯を食べに行ったりと親交が深かったので、彼らは絶対的な僕の味方だという安心感もあります。

行動がすべて。知識や経験はそれに紐付いてくるもの

また清水さんは各地方に住むHIUメンバーの影響で、経験や行動量が圧倒的に増えたと話す。

清水さん
昔から国内外の旅行に頻繁に出かけたり、色んなビジネスに挑戦したりとアクティブな方でした。しかし、特定の友人や一人での行動が多く、全てが能動的だったんです。それがHIUの場合、各地方に様々な生き方をしている人がいるので、毎日のように全国各地でイベントが行われ、誘いも頻繁に来る。誰かが主体となり企画したイベントに、誘われ受動的に参加する。とても新鮮な経験でしたし、自分の興味の範囲外の物事に触れられるので、人間の幅が広がります。億劫だな、と思ってもやったことがないこと、行ったことがない街であれば参加するようにしています。たとえ退屈だったとしても、”自分に合わない”という経験値を得ていることになるし、それについての知識もつく。行ってみて楽しければ最高なのは言うまでもありませんしね(笑)

今回の講演会はHIUのメンバーが運営を行なっている。また本講演の協賛企業 株式会社リンクスの代表取締役の毛利英昭氏も清水さんとはHIU仲間であり同じ北九州市出身、清水さんの講演会にかける熱意に深く共感し、大阪講演のスポンサーを引き受けた。
本来の堀江氏の講演会は本人が面白い企画だと思わないと引き受けないし、彼を呼ぶのに100万から200万は費用がかかる。今回47都道府県講演会の運営をHIU会員限定に託した理由として、‟彼らにビジネスの実践の場としての一歩目を踏み出して欲しい”という堀江氏の強い思いがあると言う。47都道府県によって運営のやり方も多種多様、それぞれが仲間と共に試行錯誤しながら奔走し、その一歩を踏み出しているのだ。現状に嘆いて愚痴をこぼしたって何も変わらないのだと、私たちも果敢に挑む清水さんたちのように一歩踏み出す勇気と心意気が必要なのかもしれない。

大阪講演チケット・概要

日時:2022年3月4日(金) 18:15 ~ 19:45
場所:エル・おおさか(大阪府立労働センター)にて開催(オンラインでも視聴可)

料金一般自由席:3,300円、最前列付近S席:8,800円、最前列SS席:10,000円、

   オンライン視聴チケット:2,200円、堀江貴文に直接質問できるチケット:15,000円、

ゲスト:田端信太郎(堀江貴文登壇前)
スペシャルイベント:【限定10名】堀江貴文と食べる高級鮨会(講演会には最前列2名様ご招待):150,000円

取材・文/ごとうまき