【インタビュー】“アクロバット歌謡”で旋風を巻き起こす一卵性三つ子・佐藤三兄弟!メジャーデビューシングル『DAISUKI』に込めた想いと素顔に迫る

インタビュー

一卵性三つ子ならではの息のぴったり合った「シンクロアクロバット」で、SNS総フォロワー数320万人を誇る佐藤三兄弟(長男:綾人、次男:颯人、三男:嘉人)。2026年8月5日(水)、シングル『DAISUKI』で待望のメジャーデビューを果たしました。歌謡曲と本格アクロバットを融合させた新ジャンル“アクロバット歌謡”で新たな魅力を放つ3人に、楽曲の見どころやレコーディング裏話、三つ子ならではの「シンクロエピソード」、それぞれの素顔までたっぷりと伺いました。

銭湯ライブから神田明神ホール、そしてメジャーデビューへ

──まずは8月5日のメジャーデビュー、おめでとうございます。今の心境はいかがですか?

綾人
ありがとうございます!決まった瞬間は「まさか僕たちがメジャーデビューできるなんて」という驚きと嬉しさでいっぱいでした。同時に、初めて挑戦する領域だったので3人とも不安や緊張もあったんです。でも、リリースイベントを重ねる中でファンの方々と一緒に盛り上がり、だんだん実感が湧いてきて、自信を持って迎えることができました。

颯人
3人で頑張ってきたことが報われたな、と感じています。大学4年生のときに僕が「TikTokをやろう!」と2人を誘ったのが、すべての始まりでした。最初は渋っていた2人を説得した甲斐がありました(笑)。

嘉人
TikTokから約6年、人に恵まれてここまで来ることができました。デビュー前は「自分たちの本当の軸って何だろう」と悩む時期もあったんです。でも“アクロバット歌謡”というジャンルに出会えて、進むべき道がバシッと決まりました。アーティストとしてもっと磨いていこうという決意が固まった大きなきっかけです。

──きっかけとなった川越の温泉施設(スーパー銭湯)でのライブから、わずか5ヶ月で神田明神ホールでのワンマンライブが即完売。すごいスピード感ですよね。

綾人
温泉施設で昭和歌謡のカバーを披露し始めたら、自分たちのパフォーマンス(新体操)と歌謡曲の相性がすごく良かったんです。それをレーベルの方に見つけていただいて、一気に道が開けました。

28年間ずっと一緒! 非効率(?)で愛おしい三つ子日常あるある

──新体操の名門・青森大学出身で、幼少期からずっと一緒の3人ですが、今も3人暮らしをされているんですよね?

颯人
そうなんです。小学校から大学まで同じ男子寮で、上京してからもずっと一緒。28年間、一度も離れたことがないんです(笑)。

──28年間! 三つ子ならではの珍しい「シンクロエピソード」はありますか?

嘉人
いまも3人暮らしをしているのですが、一緒に暮らしていると日用品が増えるじゃないですか。洗剤とか調味料とか。「喧嘩にならないようにそれぞれ買って使おうね」というルールにしているんですけど、3人とも全く同じブランドの同じ商品を覚えて買ってきちゃうんです。

綾人
スーパーには色んな種類の醤油があるのに、買ってくる醤油が完璧に一致する(笑)。洗剤も柔軟剤もケチャップも、同じものが3つずつ並んでいて。「すごく非効率だな〜」と思いながら毎日眺めています。味覚や感覚が同じだからなんでしょうね。

──幼少期の頃、ご両親は大変だったのではないでしょうか?

颯人
父は、お風呂に入れるのが本当に大変だったと言っていました。服を脱ぐと区別がつかなくなるので、順番を忘れたら誰を洗ったかわからなくなる(笑)。腕や足の裏に油性ペンで「1」「2」「3」と番号を書かれてお風呂に入れられていました。

綾人
もしかしてどこかのタイミングで入れ替わっているかもしれないです(笑)。

嘉人
母は「エンドレスおむつ替え」が大変だったと言っていました(笑)。1人替えて、2人目替えて、3人目替えて……とやっていたら、もう最初の子が替えるタイミングになっているという。地元(宮城県白石市)では同じ顔3つなので目立ちすぎて、市の広報誌の表紙になったり、街の人からお菓子をもらったりして、温かく見守られて育ちました。

似ているようで全然違う! 役割は三者三様

──同じ顔の3人ですが、それぞれの性格やグループ内での役割を教えてください。

颯人
長男の綾人は、とにかく一番明るくて社交的! 佐藤三兄弟のムードメーカーです。表現力もリスペクトしています。自分の見せ方を一番理解していて、模範的。

嘉人
大変な現場の時も、綾人がいつもパッと明るくしてくれます。次男の颯人は、真面目でストイックなリーダー。パフォーマンスを作るときもアイデアマンで、「こうしよう」と言って、引っ張ってくれる頼もしい存在です。三兄弟の軸を作ってくれています。

綾人
三男の嘉人は、おっとりした愛されキャラでおしゃれ番長! 上2人の兄を穏やかに見守っているような優しさがあります。美的センスが一番あって、同じ顔の僕と颯人の私服までプロデュースしてくれるんです。声も顔もイケメンで、モテ術を知っている。そして歌のピッチも抜群に安定しています!

── 「好きな女性のタイプ」「苦手な女性のタイプ」は?

綾人
僕は、笑顔が素敵で一緒にいて元気になる、可愛らしい人がタイプです。お互いを尊重できる関係がいいです。一方で自己主張が強すぎる人はちょっと苦手です。

颯人
僕は中身が大人っぽく、寛大な女性がタイプ。「ありがとう」「ごめんなさい」を素直に言える人が素敵だなと思うので、その当たり前ができない人は苦手です。

嘉人
僕は、気取らずにラーメン屋さんのカウンターで一緒にラーメンを食べてくれるような、ラフで気さくな人が好きです!女性の食事のマナーは見てしまいます。

ハンドマイクで宙を舞う!? メジャーデビュー曲『DAISUKI』の見どころ

──8月5日発売のメジャーデビューシングル『DAISUKI』とカップリング曲『キミに幸あれ!』について。レコーディングはいかがでしたか?

綾人
同じ声質のようで、歌ってみると歌い方や声のニュアンスが3人それぞれ違うのが発見でした! CDには「綾人バージョン」「颯人バージョン」「嘉人バージョン」「佐藤三兄弟バージョン」が、それぞれ収録されています。ぜひ声の違いを聴き分けて楽しんでほしいです。

颯人
『DAISUKI』はサビのインパクトを大切にしました。「大好き」と普通に歌うのではなく、濁点をつけるくらいの熱量で大げさに歌う意識をしています。3人の声が重なったときのハーモニーの綺麗さも聴きどころです。

──“アクロバット歌謡”ならではのパフォーマンス面での見どころは?

嘉人
今回の楽曲では、サビ前にバック宙が入ったり、間奏で楽曲史上初の「ひねり技(空中での一回転ひねり)」を取り入れています! ヘッドセットではなく「ハンドマイクを持ってひねり技」をするアーティストは、世界を見てもなかなかいないのじゃないかなと思います(笑)。

綾人
新体操時代に手具(道具)を持って技をしていた感覚が生きているんです。でも激しくジャンプしながら歌うのは本当に過酷で……ランニングしながら発声するトレーニングをして、身体を叩き込みました!

──MVは東京の観光スポットで撮影されたとか。

嘉人
早朝から浅草の雷門前や都庁前など、東京の観光名所で撮影しました。炎天下でのシンクロアクロバット撮影だったので「お前がズレてる!」と喧嘩になりかけたんですけど(笑)。その汗と情熱が詰まった、最高に派手な映像に仕上がっています!

──カップリングの『キミに幸あれ!』はいかがですか?

颯人
こちらはあえてアクロバットを入れず、爽やかなステップとポーズで皆さんと一緒に笑顔になれる楽曲です。いつか武道館のような大きなステージでワンマンライブをやるとき、全曲アクロバットだと体が持たないので(笑)、一緒に手をつないで楽しめる曲も作りました。

── 一卵性三つ子だからこそ息の合ったパフォーマンスができる反面、アクロバットや演技構成を作り上げる上での「三つ子ならではの難しさ」は?

颯人
パフォーマンスの技術そのものというよりは、構成を作るときの「意見のぶつかり合い」が本当に大変です。兄弟だからこそ、お互いに気を使わずに言いたいことをそのままストレートに言い合ってしまうんです。

嘉人
基本的には多数決(2対1)で決めることも多いんですけど、3人とも妥協したくなくて「3人全員が心から“いい!”と思えるものを作りたい」というこだわりがある分、一つの意見に絞るまでにすごく時間がかかって、話し合いだけで練習時間が終わってしまうことも(笑)。

綾人
全員が新体操の個人選手として切磋琢磨してきた経験があるので、技やパフォーマンスに対する独自の美学やゆずれない主張がそれぞれにあるんです。でも、それだけ本気でぶつかり合えるからこそ、最終的には妥協のない最高のパフォーマンスに仕上げられるんだと思っています。

「大好き」なもの、そしてこれからの大きな夢

──タイトル『DAISUKI』にちなんで、今みなさんが“大好きでたまらないもの”を教えてください!

綾人
僕は弟たち(颯人・嘉人)です! 毎日一緒に仕事をして支え合っていく中で、メジャーデビューを迎えてさらに愛が深まりました!

颯人
(笑)。僕は「香水」です。心配性なので、カバンにいつも5種類くらい香水を入れて持ち歩いています。重いんですけど、気分でつけ替えるのが大好きなんです。

嘉人
僕は「きゅうりの塩漬け」! 自家製を作って冷蔵庫に常備しています。夏場はお口がさっぱりして最高なんです。

──タイの観光大使、そして地元・宮城県白石市の観光大使としても活躍されていますが、今後の展望について教えてください。

嘉人
SNSをきっかけに、タイをはじめ海外の方にもたくさん応援していただいています。地元・白石市でも春祭りで歌わせていただき、温かいパワーをもらいました。僕たちのパフォーマンスを通して、もっと地域の魅力を世界に発信していきたいです。

綾人
いつも応援してくださるファンの皆さん、本当にありがとうございます! デビュー後も『DAISUKI』のMVもたくさん見て欲しいです。佐藤三兄弟の大きな目標は「NHK紅白歌合戦」に出場すること! 3人で力を合わせて突き進んでいきますので、これからも熱い応援をよろしくお願いします!

インタビュー・文・撮影:ごとうまき