【この女たち、控えめに言って強すぎる】痛快バイオレンスアクションムービー『ガンパウダー・ミルクシェイク』

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映画

犯罪組織に立ち向かう女たちの死闘を描いたバイオレンスアクションが3月18日から全国劇場で公開中。待望のカレン・ギラン主演作品。タランティーノ好きは要チェック!

あらすじ

クライム・シティはネオンきらめく街。暗殺組織に所属する凄腕の殺し屋サムは、ターゲットの男の一人息子を殺したことから、組織を追われ、命を狙われてしまう。同時に自身が殺した男の娘 エミリーを守りながら、次々と送り込まれる刺客たちを蹴散らし、夜の街を乱闘する。八方ふさがりになったサムはかつて殺し屋でサムの母の仲間であった3人の女たちが仕切る図書館に飛び込むのだが・・・。

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サムが時折思い出すのは、15年前に姿を消したサムの母親の事。母と一緒に飲んだ「ミルクシェイク」と本作のタイトルが関係している。凡庸っちゃ凡庸。目新しい展開などは期待せずに鑑賞したほうが良い。しかし冒頭に述べたようにタランティーノ作品は好きな人にはピタッとカギと鍵穴のようにハマるはず。キレッキレなアクションとちょっぴりグロさに加えて母娘愛やエミリーとの友情、元殺し屋たちとの見事なチームプレイに痺れる、高鳴る、のめり込む!

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レビュー

正直、このようなジャンルが筆者はあまり好みではなく、今回も期待せずに鑑賞(血が飛び散るものや、生々しいグロいのが本当に苦手で)。それが、意外や意外、かなりのめり込み、興奮しっぱなし。暗殺組織に所属する凄腕の殺し屋サム、元殺し屋の先輩女性たち、彼女たちのキレッキレの死闘シーンにはビクビクしながらもアドレナリン放出!いやぁ、カッコ良過ぎでしょ、女たち。
メンバーはお決まりの多人種で構成され、女性活躍、ジェンダー平等上等!女なめんなよ!って静かに中指立てている感じに溜まらなく痺れる。

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元殺し屋たちが仕切る図書館はファンタジックで仕掛けもたっぷり(こんな図書館あるなら怖いもの見たさで行ってみたい!)。そして何といっても自分が殺した男の娘“8歳9ヶ月”のエミリーとの出会いと絆に胸が熱くなる。サム自身の幼少期と重ね合わせたのだろうかーー。

サムが着ていたカタカナのTシャツ、エミリーが来ていた「北海道」と書かれたTシャツ、日本に関係する小道具やアニメから日本へのリスペクトが感じられた。細やかな演出にも目が離せない!

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ガンパウダー・ミルクシェイク

監督:ナボット・パプシャド
製作:アンドリュー・ローナ アレックス・ハインマン
脚本:ナボット・パプシャド エフード・ラフスキ
キャスト:カレン・ギラン、レナ・ヘディ、カーラ・グギーノ、クロエ・コールマン,
ミシェル・ヨー
原題:Gunpowder Milkshake
製作:2021年製作/114分/PG12/フランス・ドイツ・アメリカ合作
配給:キノフィルムズ

文/ごとうまき