【歴史に残る最高傑作】見よ、これがスパイダーマンの集大成!!『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』

(C)2021 CTMG. (C) & TM 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
エンタメ

「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム 」が1月7日から大大大ヒット公開中だ。いやぁ、新年早々、とんでもない作品が公開された。これぞ歴史に残る大傑作と言えよう。スパイダーマンシリーズの集大成に大輪の花を咲かせてひときわ輝いている。本作は「スパイダーマン ホームカミング」「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」に続く、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)と合流した主演トム・ホランドによる「スパイダーマン」の最終章となる。MCUと合流したため本作ではベネディクト・カンバーバッチが演じるドクター・ストレンジが登場し、時空が歪む“マルチバース”(多元宇宙論)が生み出されている。結果過去2シリーズに登場したヴィラン(悪党)たち(グリーン・ゴブリン、ドクター・オクトパス、サンドマン、エレクトロ、リザート等)が復活しスパイダーマンに襲い掛かる。まるで同窓会というよりお祭りのような雰囲気が漂うストーリー展開にマーベル、スパイダーマンファンにとっては涙するほど、眩暈がするほど。もう~、堪らんでしょう。

(C)2021 CTMG. (C) & TM 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

事前情報は極力入れずに見て!ネタバレ絶対見ちゃダメ!

ド派手なアクションシーンは健在だ。CGもかなり描き込み素晴らしく、ドキドキさせるシーンも豊富だ。‟マーベルらしさ満載”で観客をこれでもかというほどに魅了する。映画の批評を書いている筆者がここで言うのも変だが、あれこれ情報など入れずに頭を空っぽにして劇場に見に行ってほしい。非の打ち所がないほどの出来栄え、これぞスパイダーマンの真骨頂だと。

(C)2021 CTMG. (C) & TM 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

「大いなる力には、大いなる責任が伴う」

本作の骨格「大いなる力には、大いなる責任が伴う」が隅々に描かれている。そう、いつの時代も普遍的なテーマ‟ヒーローは孤独に耐えなくてはならない”と示されているのだ。ハラハラドキドキなシーンでは息をのみ、ユーモラスなシーンでは笑い声をあげ、シリアスなシーンでは涙を流すーー。こうして観客たちが一体となり物語の行方を見守る。素晴らしい時間だった。

(C)2021 CTMG. (C) & TM 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

(C)2021 CTMG. (C) & TM 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

吹き替え版も悪くない。だけど字幕で、できるなら最高の設備が整った劇場で鑑賞したい

ちなみに筆者は我が子たち(小学生2人と未就学児の6歳)を連れて家族総勢で鑑賞。普段は絶対に字幕でしか見ないが、今回は吹き替え版一択。すみません、自分の中では不完全燃焼感が拭えません。やっぱり字幕で、そしてDolby CinemaかIMAXでリベンジしようと・・・。しかしながら約2時間半という長尺であるのに子どもたちが全く退屈せずに、むしろあっという間にスクリーンに惹きこみ夢中にさせる巧みな脚本と構成には瞠目する。スパイダーマンの本質である恋愛、友情に重要なセリフを散りばめながら、全キャラクターを愛しみマーベル映画ならではの‟マルチバース”を活かして描かれた本作、あれこれ書きたいことは山ほどあるけれど、うっかりネタバレしそうなので今回はここまで。早くこの興奮を、至高の一本を味わってほしい。

(C)2021 CTMG. (C) & TM 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム

監督:ジョン・ワッツ
脚本:クリス・マッケンナ エリック・ソマーズ
製作:ケビン・ファイギ エイミー・パスカル
キャスト:トム・ホランド、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジェイコブ・バタロン、ウィレム・デフォー、アルフレッド・モリーナ、ジェイミー・フォックス
原題:Spider-Man: No Way Home
製作:2021年製作/149分/G/アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

文/ごとうまき