【インタビュー】ツチヤカレンのスタートとなる1枚が完成!「今後もありのままの自分を出していく」

アーティスト

シンガーソングライターであり、ドラマーでもあるツチヤカレンの1stデジタルフルアルバム『HORN CREAM』が2024年2月14日にリリースされた。メジャーデビュー曲「オキナワ」や「メーデー」「活字アレルギー」「never be lonely」などのデジタルシングル、自身がドラムを叩いた「ナイトハイウェイに乗って」など魅力的な全11曲が収録されている。今回、リモートでツチヤさんにインタビュー!!それぞれの楽曲の制作秘話やツチヤカレンの“これまで”と“いま”を伺いました!

24年間のツチヤカレンが表現された1枚に!

── 「HORN CREAM」を発売してからの心境、どんな人にこの歌を届けたいですか?

ツチヤ
2021年からシンガーソングライターとして活動していますが、一番の目標がアルバムを出すことだったので、やっと実現できたことに喜びを噛み締めています。私のスタートとなる1枚となりました!歌詞に関しては同世代の女性の思いを意識して書いたので、そういった人たちに届くと嬉しいです。

── ツチヤさんの描く、人間らしい心情が好きです。「一生人生」は、今作の中でも特にジーンと胸に響きます。この曲にはツチヤさんが一番伝えたいこと、発見や教訓が詰め込まれているとのことですが……。

ツチヤ
私はバンドのドラマーとして18歳から音楽を始めました。ちょうどその時期に人間関係で悩んだり、悲しい別れなどを経験して、人を信じるのが怖くて塞ぎ込んだ時期も……。だけどそれを乗り越えた先には明るい未来が待っている。そういった気持ちをこの歌に込めました。心に沁みる曲を作りたいと思ったので、メロディーは歌うというより語るように作りました。

── 「マボロシブルー」はアレンジプロデューサーとコード進行を決めて、メロディーと歌詞をつけていったとのことですが。

ツチヤ
これまでとは唯一違った方法で制作しました。テーマがない中からコード進行を決めて、メロディーを作って、歌詞をはめる。文字数の制限などもあって苦労しました。ですがこのアルバム制作をきっかけに、キャッチーさを意識するように。最近はメロディーから先に作ることも多くなりました。これまではアコギ一本とボイスメモで作曲してアレンジしてもらっていましたが、この経験で、より音楽作りの幅が広がった気がします。

── 「尺繋ぎボーイフレンド」も歌詞が痛快ですよね。短編映画にできそう。主にツチヤさんの実体験に基づいて書いていることが多いのでしょうか?

ツチヤ
もちろん過去にクズ男に悩まされたこともありました(笑)。私自身や友人の経験をなるべくわかりやすくしていく作業をしています。ただ、エピソードが具体的すぎると共感されないこともあるので、なるべく女子の“あるある”なエピソードを書くようにしています。仲の良い友人と恋バナをした時の友人の言葉を借りることも多いです。

ありのままの自分を音楽で表現したい

── 「堕落もHOLD ME TIGHT」の歌詞にも共感しまくりです。ツチヤさんは、人が普段思っているけど口にできないこと、言いにくいことを歌に乗せて代弁してくれている…。

ツチヤ
そこは私も意識して書くようにしています。私も以前は見栄を張ってしまうところがありましたが、最近はありのままの自分を音楽で見せていこうと思うようになりました。いつでも自然体でいられるような人に憧れます。

── 「ナイトハイウェイに乗って」はツチヤさん自身がドラムを叩いているとのこと。

ツチヤ
ミュージシャンの一員として参加できてとても楽しかったです。メジャー前の楽曲では何曲かドラムを叩いているのですが、ギターよりもドラムの方が自信があって(笑)。今回もいい感じに肩の力を抜いてレコーディングに臨めました。運転免許は持っているのですが、車は持っていないので、いつかjeepに乗るのが夢です。

── 元祖・ツチヤカレンの表現を良い意味で壊したのが「メーデー」ですね。“素”がテーマに。

ツチヤ
これまでは優しく気持ちに寄り添うような楽曲が多かったのですが、一番最初にチクっとした表現を用いたのがこの曲。私の心の底にある本音を書き起こした楽曲です。

──「never be lonely」はブルーノマーズのコンサートで感化されたとのことですが、この意味は“決して孤独ではない”という意味ですね。

ツチヤ
大好きなブルーノマーズのツアーへ行って、帰って速攻作った一曲です。英語も分からない私ですがとっても楽しくて。メロディー先行で、孤独を感じている人に寄り添うように作りました。

人間観察が歌詞のヒントに

── どんな時に歌詞が浮かびますか?

ツチヤ
電車や歩いている時に思い浮かんだらスマホのメモに書き留めています。人間観察も好きなので、日常の何気ない瞬間が歌詞になっていることも。あとはツチヤカレンっぽさを出すように、友達と話しているような語り口調で書くように意識しています。

── 曲作りのこだわりやマイルールは?

ツチヤ
やりたい時にやる!がマイルール。やらなきゃ!という意識を持っていると空回りしちゃうので、やる気が起きない時は、お酒を飲みに行ったりリフレッシュしています。その分やる気になったらとことんやるので、気付けば朝になっているんですよね(笑)。私は夜行性なので、夜に作曲をすることが多く、気づいたら朝日が昇っていたなんてことも日常茶飯事。夜行性の人に共感してもらえそうな「よるなだけ」は、眠れない時期に書いた曲です。

最初に好きになったのはAKB48

── ツチヤさんは音楽一家の中で育ったとのことですが、歌手を目指したのはいつからですか?

ツチヤ
母はヘビーメタルとロック好き。父はブルースが好きで、四つ上の兄もギターをしています。一番最初に好きになったのはAKB48。小学生の時にバラエティーで見て、あの可愛さに衝撃を受けました。中学生くらいからバンドをしていた兄の影響でロックにも興味を持つようになりました。

── ギターを本格的に始めたのはいつからですか?

ツチヤ
 2020年です。バンドをやめてから本格的に始めました。とはいえ、以前から兄やバンドのメンバーから教えてもらっていたのもあってすぐに習得できました。

── 2020年8月にバンドを脱退し、そこから半年間全く音楽をしなかったとのこと。この半年間はどんな日々でしたか?

ツチヤ
最初は音楽漬けの毎日から解放されて自由を謳歌しながら働いていました。だけど少しずつ、心にぽっかり穴が空いたような喪失感が襲ってきて……。またドラムを叩きたくなって、ギターも始めました。だけどその期間は無駄ではなかったし、自分のモチベーションを変えてくれました。

ツチヤ
私、ずっとバスケをしていて元々は体育会系なんです。中学の時はバスケ部のキャプテンをしていたし、ついつい頑張りすぎちゃう部分もあって。音楽をしなかった半年間があったおかげで、緩く、楽しく、ポジティブに音楽に向き合えています。

── メジャーデビューしてもうすぐ一年。どんな期間でしたか?

ツチヤ
いい調整期間だったなと思っています。というのも、最初はもの凄いプレッシャーを感じていました。なんでもネガティブな方向に捉えることもありましたし。ですが約一年かけて自分の内側としっかり対峙することができ、最近ではなんでもポジティブに取り組めるようになりました。今後はフェスにも出たいし、楽曲提供もしてみたい。二年目以降はもっと前進していくので見守ってください。

ライブ情報

5/31(金)@渋谷LOFT HEAVEN
なんもせずメジャー1年迎えちゃったのでとりあえずワンマンやります!」
開場 19:00 開演:19:30
前売:¥4,000-(後輩CBあり)
チケット発売中

▼チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/tsuchiya-karen/
▼ローソンチケット
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▼イープラス
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インタビュー・文:ごとうまき