俺が還暦?ブラボー!というキャッチフレーズが印象的なアラ還シンガー・坂本つとむ。2021年11月にリリースされた『LOSTプロポーズ』は2022年1月の有線放送問い合わせチャートで1位を獲得しロングセラーに。そんな坂本つとむの55歳からの5年間の集大成となるアルバム『人生上等!』が2023年1月18日に発売された。本記事ではアルバムの制作秘話や、今年1月に還暦を迎えた坂本の人生の軌跡を辿っていく。彼の歩んできた人生そのものがロックンロール!!そんな彼の“身上書”は還暦世代だけではなく、若い世代にも勇気と希望を与えてくれるはず。
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ビートルズとキャロルに憧れ、ロックンロールにのめり込んだ10代!
——10代はロックンロールを中心に名古屋を拠点に活動され、20歳で上京。31歳でメジャーデビューされましたね。“坂本つとむができるまで”を教えてください。
上京後は生活していくために、ライブハウスを1日4〜5軒を回って活動していたことも。ある時六本木のハウスバンドで歌っていたところ、事務所からスカウトをされ、20代半ばで芸能界デビュー。デビューしてからは、モノマネ王座決定戦などにも出演していたことも。様々な活動をしながらも、自分のオリジナルライブは必ず行っていたという坂本。そこにはメジャーデビューして歌手として食べていくんだ、という強い信念があったからだという。こうした努力が実り、31歳でメジャーデビューを果たした。
2人の子のシングルファザーとなり、生活が激変。
——30代でメジャーデビュー、どんな30代でしたか?
——家族を養うために年間400本のライブを!?凄まじい数です。
新たに手にした第二の人生の切符。世界が広がる。
苦節乗り越え、ようやく2人の子どもが成人。自分の音楽をもう一度したい。ここから、新たな坂本つとむとしてのスタートを切った。
——そこで、新たな坂本つとむが誕生したんですね。
——“鷹の選択”とはどのようなことですか?
『LOSTプロポーズ』との出会いが人生のターニングポイントに。
これまでロックンロール一筋だった坂本が55歳にして音楽の新境地へ!及川眠子先生、三井誠先生、森正明先生をはじめとする作家陣が手がけた楽曲を歌うように。当初は音楽配信のみを行っていたが、音楽評論家・富澤誠一氏が絶賛した楽曲が『LOSTプロポーズ(2021年11月リリース)』。この曲が坂本の転機となった。
アルバム『人生上等!』誕生秘話
——2023年1月18日にリリースされた『人生上等!』は、新しく生まれ変わる鷹の選択をした坂本つとむの5年間が詰まった作品なんですね。
——それが『人生上等!〜O世代の身上書〜』ですね。坂本さんの人生と重なる歌でもあり、始まりのコーラスの部分も素敵です。
——他にも魅力的な曲が沢山収録されていますね。
——音楽のジャンルも豊富、聴き応えがありますね。
——アルバム『人生上等!』を引っ提げて、今後も全国でライブを。ライブもこれまでとはまた違った雰囲気になりますね。
辛い出来事だって、今になると全部楽しい思い出
——アラ還世代へメッセージを!!
——1月24日に還暦を迎えられ、改めて60年の人生を振り返ってどんな気持ちですか?