【夢は大阪城ホールに立つ!】2月22日メジャーデビュー!!注目の関西出身4人組「THE FRANK VOX」 ロングインタビュー

THE FRANK VOX
アーティスト

2VocalのRYO(リョウ)、YASU(ヤス)、2MCのSNG(シュンゴ)、RYO-TA(リョウタ)の関西出身の4人組「THE FRANK VOX(フランクボックス)」が2023年2月22日にメジャーファーストミニアルバム「VOX BOX」をリリースする。現在メジャーデビューを目前に、イベントで全国行脚する4人をインタビュー。フランクボックス(略してフラボ)とは何者?メンバー4人って一体どんな人?彼らの魅力を深掘りしました。フラボについて沢山知ってもらえる記事となっています。

4人の あゆみ

これまでストリートライブを中心に活動し、キャッチーなメロディーと時代を代弁するようなメッセージソングを届けてきたフラボ。彼らの最初の出会いは7年前に遡る。4人の出会いはボーカル&ダンススクール。結成当時は楽器も弾けず曲も作れなかったというが、そこから曲作りに挑戦したり、自分達を知ってもらうためにストリートライブなどをして基盤を作り上げてきたとRYO-TAは回顧する。

RYO-TA
スクールではボーカル、ゴスペルやダンス、お芝居など幅広く学ばせていただきました。当初はソロやグループで活動したいといったそれぞれ違った夢や思いがあったりと、僕たち4人の音楽のルーツは全く違うんです。僕は子どもの頃からJ-POPばかり聴いて育ってきたので、スクールに入った時に洋楽を聴くようになりました。

アニメ・漫画が好きなRYO-TA。異世界系、転生モノが大好きで、「アニメのキャラクターを自分の経験に置き換えて書いています。」と、アニメから着想を得るなど、曲作りにも活かされている。

SNG
「高校までサッカーをしていましたが、子どもの頃から歌うことが好きで、部室でも常に音楽を聴いていましたね。大学で大阪に出てきてから音楽のプロを目指す道があると知り、スクールに通うように。そこで音楽で生きていこうと決心しました。僕は出身が兵庫県豊岡市なんですが、高校生の頃に先輩と豊岡の海辺でフリースタイルの音楽をしていました。これが今の僕の原点かもしれません。

目で見たものを、光の形を映像に残すのが好き」と話すSNGは『ワタリドリ』『たぶん』のMVの構成、ロケーション、絵コンテを担当している。

RYO
20歳の時に単身でニューヨークに行って本場のゴスペルを聴いたり、ボーカルレッスンを受けたこともあり、ブラックミュージック、R &B、ゴスペルが僕の音楽のルーツとなっています。僕は母がピアノの先生をしていたこともあり、ピアノも母に教えてもらいました。物心ついた時から音楽が生活の中に。ジャズ、サックス、洋楽…、親から受けた影響も大きいです。

プロサッカー選手を目指していたというRYO、趣味はお酒と機材集め。かなり飲める口だという。

YASU
僕は、小学校の頃から歌手を志していました。中学校の時には毎日カラオケに通うほど歌が好きでした。あと歌と同じくらい野球観戦も中学校の頃から好きだった。甲子園球場には毎年行って、阪神タイガースを応援しています。だけど僕はずっとテニスをしていて、野球をしたことがないんですよ。歌ももっとうまくなりたいけれど、野球もうまくなりたい(笑)。

野球観戦の他にも、100個近くサングラスを集めたりと、幅広い趣味を持つYASU。

メンバーに聞く、個性豊かな4人の魅力

ーースクールで出会った4人、初めて出会った時の印象、そして今はどのように変化しましたか?

RYO-TAについて

YASU
RYO-TAから充電器を借りて、そのまま持って帰ってしまったんですよね(笑)。それが最初の出会い。RYO-TAは、真面目な人という印象があった。でも話すと明るくて優しい、めっちゃポジティブ。一緒にいると前向きになれる。

RYO
最初の印象は痛い奴(笑)、当時のスクールでは作品のオーディションがあって、オーディション開始前に、先生が座る席にRYO-TAが座っていて、ヒヤヒヤしたことがあった。だけど、RYO-TAがいることで僕たちグループの男臭さが緩和されている。

SNG
RYO-TAがいるから僕ら4人の姿が明るく映る。そしてリーダーとして最適な人。グループの話し合いもまとめてくれて頼り甲斐もあるし、尊敬もしています。

YASUについて

RYO-TA
当時、YASUは見た目がヤンキーだったこともあり、尖っていた。ちょっと恐かった(笑)、今では180度性格が変わって優しく丸くなった。今はめちゃくちゃ可愛い(笑)。

RYO
YASUとはスクールの体験レッスンでの出会いが最初。‟仲良くなれそう”というポジティブな印象を受けました。だけどスクール時代は、声が対照的で無い物ねだりもあったのか、YASUだけには歌で負けたくないと、誰よりもライバル視していた部分も。それが今では歌において、誰よりも信頼している存在なんです。ハーモニーが重なった時の心地よさ、阿吽の呼吸は唯一無二です。

SNG
YASU君とはグループの中で一番喧嘩をしています。僕たちは似ているからかもしれません。だけど、この喧嘩はお互い分かり合うのに必要だったのかもしれませんね。今では互いに考えていることとかもわかるし、もう、大好き(笑)。

RYOについて

RYO-TA
最初の印象は、ブースに呼び出されて“一曲歌って″と言われたんです。見た目もゴリゴリに恐かったし、あ、今でも!?(笑)。RYOの感想が“ファルセット綺麗やな”と。僕とは性格も考え方も対照的。僕が直感的思考なら、RYOは論理的思考。最終的にRYOが纏めてくれるから安心して案を出せるし、一番信頼しています。

YASU
EXILEさん好きですか?って聞いたのが第一声。です。ヒゲはやして、ピンクのTシャツにダボダボのジーンズ、最初は恐い印象でした(笑)。RYOの歌声には聞き惚れましたね。僕も最初はRYOに闘志を燃やしていたけれど、今では互いに補い合えるような関係、リスペクトしています。

SNG
サッカー部の先輩って感じでした。初め、僕の話す但馬弁をいじられたんですが(笑)。RYO君は“漢”ですよね。筋が通っているし、天狗にならずに、間違ったことにはきちんと叱ってくれる。RYOくんがいるからこのグループに入ろうと思いました。制作面では、僕が下絵を描く作業をして、RYOくんが形をはっきりとしてくれる役割です。

SNGについて

RYO-TA
一言でいうと未確認生物(笑)。何考えているのか分からず理解できませんでした。だけどSNGって一番アーティスティックで独創的。彼がいないとフランクボックスというアーティストというものは薄れるのではないのかなと。

YASU
SNGのことは分からないからこそ、ぶつかり合った。今では、しょうもないことでも笑い合える関係。楽しいし居心地がいい。想像力豊かなSNGをリスペクトしていますね。

RYO
最初会った時のサッカー部の後輩という印象から、今では弟のような存在に変わりました。切っても切れないような家族のような存在。そんな気持ちをSNGに抱いています。

1st mini Album「VOX BOX」には等身大の7曲が詰まっている

ミニアルバム「VOX BOX」はタイトル通り、彼らの “声”が詰まったギフトボックスのよう。7曲それぞれに思い入れがあるというが、中でも「キーケース」は普段の制作スタイルとは真逆の形で作られ、RYOがアレンジを手がけた。アルバムでのレコーディング、ディレクションなどもRYOが手がけている。

RYO
『キーケース』は、SNGが思いついた”好きでした”というフレーズに先にメロディ、歌詞をつけて、トラックを作っていきました。打ち込みを何年もかけて勉強してきた中で、初めて自分のアレンジで世に出させていただけるのも思い入れがあります。

SNG
僕は『たぶん』の制作がフランクボックスにとって良いきっかけになったなと。この曲はminiアルバムリリースに先駆け、セカンドシングルとしてリリースし、多くのラジオ局で2月のパワープレイに選んでいただきました。制作に関しては、僕がデモを作り、RYO-TAがバースを手がけました。『たぶん』は僕たちの絆を描いた作品でもあります。本当の愛、大切な物は近くにあればあるほど気づかない。SNSが普及している今、SNSでの繋がりだけではなく、近くにいる家族や仲間、恋人を大切にしてほしい、といった思いが込められています。

RYO-TA
『もういっかい』は僕たちの等身大の曲であり、心の叫びだから、その思いを音楽でも表せたらと、ギリギリのキーの高さで作りました。夢を諦めてしまう時もあるけれど、たとえ諦めてしまっても、もう一度挑戦すればいい、といった思いが込められています。

YASU
これまでに作ってきた曲の中で一番なかった歌詞、曲調の『ダイキライ』が印象的。恋愛ソングに聴こえますが、文章にすると愚痴ソングです(笑)。カラオケでも歌ってほしいですね。楽しくストレス発散してもらえれば嬉しいです。

目指せ!大阪城ホール!!4人それぞれの思いとは!?

ーーメジャーデビューの日が間近に迫っていますが、今の心境は?

RYO-TA
気の引き締まる思いです。ストリートライブからスタートした僕たちは、予定に穴が空いていることがどれだけ怖いかを痛感しています。こうしてスケジュールが埋まり、多くの方が関わってくださっていることに感謝してます。これまでの経験を次に繋げて、僕たちの目標とする大阪城ホールの舞台に繋がると信じて…。ただ、がむしゃらに最善を尽くそうという気持ちに燃えています。

YASU
メジャーデビューという嬉しい反面、頑張らないと!と意気込んでいますが、プレッシャーばかりが強すぎても純粋に音楽を楽しむ気持ちが薄れてしまう。応援してくださる皆さま、スタッフさんとも楽しみながら、みんなと音楽の輪を広げて歩んでいきたいです。

RYO
気が引き締まる思いです。僕はメジャーシーンで活動する意味を自問自答する時がありました。やはりメジャーデビューは簡単なものではありません。こうして沢山の人が関わってくださるし、自分達だけでは何もできないことを痛感しています。だからこそ、絶対に成功しないといけない!強い覚悟を持って挑みます。

SNG
言葉では表現できないほどの沢山の思いが、僕たちフランクボックスの中に乗っていると思っています。これを当たり前だと思わずに、常に感謝の気持ちを忘れずに、ライブ一つ一つに自分達の思いを届けたい。そしてその先に大阪城ホール。皆さまの思いと自分たちの思いと掛け算して、大きな可能性を作ります!

3月5日(日)からは大阪・心斎橋LiveHousePangeaでの公演を皮切りに「THE FRANK VOX BOX TOUR 2023」がスタート。愛知、東京、岐阜、神戸の5会場で、生の歌声を届ける。現在ツアーに向けて、新たに曲作りを行っているが、リリースイベントでの出会いによって、メンバーたちの作曲マインドも最高潮に。ライブで披露される新たな曲にも期待が膨らむ。彼らの新たな門出、これからの活躍を応援したい。『ワタリドリ』のように、羽ばたけこの大空へ ——!!

インタビュー・文・撮影/ごとうまき