5月23日(土)から公開のドキュメンタリー映画『遊歩 ノーボーダー』。本作は、日本におけるピアカウンセリングのパイオニアであり、障がい者運動やフェミニズムの第一線で声をあげ続けてきた安積遊歩(あさか・ゆうほ)さんの軌跡と現在を追った作品です。
大ヒットドキュメンタリー『どうすればよかったか?』のプロデューサーを務めた淺野由美子さんの初監督作であり、前作で並走した藤野知明さんが撮影・編集・プロデューサーとして再びタッグを組み、二人三脚で完成させました。
車椅子で境界線(ボーダー)をぐんぐんと越えていく遊歩さんの圧倒的なパワーの源、そして彼女と響き合う家族や介助者たちの姿から、これからの時代を生きる私たちが受け取るべきメッセージとは――。お二人にじっくりとお話を伺いました。
独自の魅力を放つ「安積遊歩」との、偶然から始まった運命的な出会い
――淺野監督は今回が初監督作品となりますね。これまではプロデューサーとして藤野さんと組まれてきましたが、今回お二人の役割や撮影の体制はどのようなものだったのでしょうか。

――これまでの作品とは視点に変化はありましたか?

――淺野監督は、もともとフェミニズムなどをテーマに撮りたいというお考えがあったのでしょうか。遊歩さんとの出会いを振り返っていただけますか。

――まさにビビッと直感するものがあったのですね。

――遊歩さんの反応はいかがでしたか?

行動で未来を切り開く生き方
――本作を撮る中で、「障がい」に対する価値観にも変化はありましたか?

――生きづらさを抱える今の社会において、女性としてのシンパシーもあったのでしょうか。

自己肯定感の根底にある「家族の愛」と、受け継がれる次世代への希望
――作中で特に印象に残っている言葉やシーンがあれば教えてください。


――妹の愛子さんや、娘の宇宙(うみ)さんも登場し、作品に多面性と厚みをもたらしていますね。

――娘の宇宙さんの存在も、これからの未来を感じさせる象徴的なシーンでした。

凝り固まった心をほぐす、魂の「マッサージ」のような映画体験を!
――現代社会はルッキズムや自己責任論、孤独や孤立など、若い世代を含めて多くの人が生きづらさを抱えています。そんな今だからこそ、本作が果たす役割は大きいのではないでしょうか。
女性が若さや美しさの基準(ルッキズム)に縛られ、20代を過ぎたら価値が下がるかのような異常な風潮も含めて、本作がそうした世間の固定観念や抑圧を優しく「解きほぐす」ものになってほしい。遊歩さん自身がパワフルに動き回り、どんどん他人の懐に飛び込んでいくお節介さや人間的魅力に触れることで、観客の皆さんの心に風穴が開けばいいなと思っています。
――最後にお二人からメッセージをお願いします。


『遊歩 ノーボーダー』
5月23日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次公開
インタビュー・文・撮影:ごとうまき






